アイデアを出すために、自分が今どれくらいバカか観察する。

とあるインタビューの準備のヒアリングで、1日をどういう風に仕事をしているのかを聞かれた。

基本となるのは、自分がいまどれくらいバカになっているかを観察すること。私は早朝が一番頭がいいので、そこでアイデアを出している。会社にでるとコミュニケーションが始まるので、脳は言葉を話すためのテキストモードになって、情報量処理が落ちている、つまりバカになってる。

こういう状態ではアイデアはでてこないので、日中は基本、朝にメモ帳に書いたアイデアの殴りがきをプレゼン、会議用に清書するのと、アイデアを実現するための調整をずっとしている。

夕方以降時間があまったら、直近の企画に関連する資料を読み込んで、寝る。寝ると情報が整理されるので、朝にそれをもとにアイデアを考える。夢からさめたばかりの脳はイメージ駆動なので、最も性能がいい。

イメージはテキストの何十倍、何百倍の情報が含まれるので、イメージを駆動してはじめてひらめきやアイデアはでてくる。テキスト脳でいくら考えてもアイデアはでるわけがなくて、単にそれは情報処理量が少ないバカモードだから。

イメージ駆動だと人とはなすことはできないので、脳をバカモード、テキスト脳にシフトダウンしてコミュニケーションする。このように自分の状態を観察して、それぞれのスピードにあわせた仕事をしている。

おそらく多くのクリエイターや経営者はそうしていると思う。

いまの自分がバカモードなら、大きく期待してはいけない。バカだからひらめきなんてでてくるわけないのだから、アイデアがでないと悩んでも時間のむだだ。そこはすっぱり諦めたほうがいい。

読んでくれてありがとう!