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【アニメ】デキる猫は今日も憂鬱 感想 最終追記 23/10/5

大好きな漫画がアニメ化することは嬉しいことです... 最終話(13話)まで視聴した感想を書き連ねます。

車、電車、街並みにCGが多用されておりアニメ制作会社GoHandsが得意としていることがうかがえます。キャラクターもよく動いており作画の質も高いのですが、映像美は面白さに直結しないことをこの作品からも感じます。

まず諭吉のデザインが原作とは違ってややもっさりしている。頭が小さく頭頂部が丸い、顔は連載初期のイメージに近い。体毛は短毛のイメージがある原作と違って少し長毛のように表現されている。ヒゲはピンと真っすぐではなくやや垂れている。長いから垂れるの当然だし身体が大きいから声が低いのも仕方がないが、ここは正しいより諭吉らしさを優先してほしかったかな。エンディグアニメの諭吉は原作寄りでとても良いです。その他のキャラクターデザインは可愛く原作のイメージ通りかと思います。

一番気になるのは音楽です。正直合わない。曲が悪いのかと思っておりましたが同じGoHands制作で同じ音響監督の「好きな子がめがねを忘れた」を視聴していて気がついたのですが、もしや劇伴の使い方が私には合わないのではないかと思いました。ここから音入れる?この曲でいいの?ずっと入れたまま?...なんというか、足し算はするけど引き算はしないかんじでしようか。

エンディングクレジットのフォントの大きさと比べてオープニングクレジットのフォントがかなり大きいですね。「好きな子がめがねを忘れた」もそうですが少し珍しく感じます。

第一話 冒頭の朝の映像が暖色系なので時間がわからなくなり混乱します。車がカクカク走って見えるのはアマプラがいけないのかな?ゆりが幸来にお昼を食べないか聞いた時に、他の人間がほとんど仕事をしていた。会話中直ぐに外観を差し込む事が多い、ちょっと多すぎ。猫ちぐらカット前のベランダカットは唐突に見える。

第二話 冒頭の諭吉モノローグはアニオリかと思いますが、私は諭吉が幸来を大切に思っていると解釈していたのでちょっと残念。第三話の冒頭諭吉モノローグも同様。

第三話 後半はテロップにナレーションが被らないので良かった

第四話 水族館の水槽が撮影素材の張り込みかな?CGかな?処理が綺麗です。UMYU-Seaのイベントシーンはもう少し長く観たかった。あれ?幸来以外のキャラデザはほぼ原作と同じじゃないかな。幸来だけちょっと遠いかも。

第五話 優芽の誕生日会パートでは尺が埋まらなかったので、飲み会帰宅パートをくっつけたのかな。原作の進行に合わせているのかも知れませんが、すこしとっ散らかる印象が残りました。

あまり諭吉に喋らせない方がいいかなと。安元洋貴さんが強すぎて2022年春アニメ「恋は世界征服のあとで」カルバリンベア(cv:安元洋貴さん)と空目しちゃうから。

第六話 原作マンガっぽくお話が進行します。観やすいのですがテンポがもう少しあがると良かったかな。各コーナーあたまのマンション外観は見飽きた。宅配便の自動車が道路右に寄せて止めているので「乗り込める?」って思いました。横顔の諭吉は原作っぽくて良い感じです。福山潤さんは父親役が多くなりましたね。

第七話 幸来はお箸を右手、ベッドは奥で寝るかと思うのですが原作も逆なのかな。冒頭の公園のシーンは背景がボケたり、ボケてなかったりまちまち。

第八話 Aパート終わりとBパート頭の映像が繰り返しなので初見驚きました(※アマプラで視聴)実写ドラマのBD&DVDだとCMつなぎ部分再MAをして不自然さを無くすのですがアニメ作品でそれを見たことがありません。「デキ猫」はアイキャッチが入らないので不自然さが際立ちます。この話は回想シーンがとても多く省エネ感。子猫諭吉がナレで「吾輩は~」と安元洋貴さんが喋るのはちょっとね。アニメ「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」では子猫の時は杉田智和さんではなく大橋彩香さんだった。まあ仕方ない。

第九話 BGMがとにかく気になって、、、例えば「延々と同じ遊びを~」のナレ終わりでBGMを終わらせるのが定石かと思うし、隣のおばちゃんが「大丈夫だったかしら」からBGMがインしますが早すぎる。諭吉後頭部アップあとの寝姿引き画あたりからではないかと。もうセリフと効果音だけでもいい。

第十話 諭吉の顔コロコロや幸来の服を頭に巻い寝るところとかとても良いです。諭吉の幸来の想いの強さが解ります。しかし、猫飼いとしては諭吉(cv: 安元洋貴さん)のゴロゴロはチョット違うなーって思いました。気になったところは頭から8分47秒、観光バスの車内、尾代が「冗談半分だったんですけどー」→山→幸来、切り抜きを出す、幸来モノローグ→幸来と尾代のカット。たぶん山から回想シーンなのですが分かりにくい!!山→幸来が切り抜きを出す で別シーンが始まったように見えました。

第十一話 冒頭はアニオリかな…このネタは擦り過ぎてはいないかと。冒頭はバンクが多く総集編が始まったのかと思いました。OP後の本編は原作通りの進行です。ゆりと理央の会話シーンですが、和室のふすまと壁紙がキンキラしています。畳が細長いー。今は和室が珍しいから背景を描くかたは知らないのかもしれません。

第十二話 バンク多い、回想シーン長い… スーパー店内の諭吉と店長のカットが2回目にも吹き出しがフェードインしてくると画戻りしてると錯覚してしまう。
この回の後半は諭吉がなぜ家事をするようになったのか、延いては諭吉の身体が大きい理由づけを表現しています。この切り口は良いと思いますが、チョット回想と説明がくどい。《デキ猫》は30分番組ではなく「上野さんは不器用」のように15分番組で制作されたほうが間延び感が無くて良かったかのかもと思います。

第十三話 前半は原作の四巻くらいまでを消化、後半は子猫諭吉が幸来を笑顔にするためご飯(おにぎり)を作ることを決意します。

全十三話を観続けましたが、終わり方としては良い流れだったと感じます。ラストカットがマンション外観でタイトルフェードイン。諭吉と幸来のツーショットで終わったらよかったなと・・・


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