【アニメ】とにかく気になる2 自動車と空

「借りぐらしのアリエッティ」家の前にベンツが止まっていてアイドリングして、エンジン音も聞こえます。画面に小さく描かれた車体が小刻みに震えていました。自動車はエンジンがかかっていても止まっていても見ただけではわからないはずだよなぁって。「千と千尋の神隠し」のアウディはアイドリング時に車体が振動している表現は無いです。どうでもいいのですが、とにかく気になる。

アニメに登場する自動車は3DCGが当たり前になったので、今となっては気にすることが無くなりしましたが、アニメ「めぞん一刻」で主人公の前を横切る自動車の奥行きをキチンと動画で描かれたカットがありました。当時タイヤを回して横に引くだけが当たり前だったので感動しました。

もうひとつ。
アニメの背景は建物と空を一枚に描く事が普通なので、現実と見え方が異なることがあります。
例えば、歩く人物を画面中心に配置し背景を動かすと建物と一緒に空の雲が遠ざかります。現実は雲は遠くにあるので変化が少なく近くの建物は変化が多くなります。これはコンポジットする時に面倒なので仕方ないです。アニメ「推しの子」七話で空と木とあかねを現実と同じ様に見せたのでおお!ってなりました。

あと、
ずいぶん昔に会社の先輩から「背景が紙に描いた絵で人物がセル画で質感が違い過ぎるのになんで大丈夫なの?」とか、頭文字D(1998)を観て「CGがプレステみたいだけど人物との違和感とかアニメ好きな人は平気なの?」とかとか聞かれました。人によって気になる事って違いますね。

走ってきて膝に手を置いてハアハア息を切らす演出は作画の無駄遣いに見えて、いつも気になる。けど「リコリス・リコイル」第五話のミズキは気にならなかった。

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