【アニメ】スキップとローファー 感想

原作を丁寧にアニメ化した作品。
観終わったあとに『これはアニメオリジナルかな?』と気になる箇所を原作で読み返すと『原作にあるじゃん!』ってなる。書き文字のセリフも全て拾って、小さな一コマも無駄にしないアニメ化でした。

オープニングアニメは原作本の表紙を参考に作られたと思います。山田が腕を前に出しているポーズは七巻表紙の美津未ですよね。曲サビ部分の美津未と志摩のダンスはとても可愛らしく素敵です。美津未より志摩の方がステップを上手く踏んでいる描写がとても良いのですが、美津未がコケてしまう演出は曲のタイミングにも合っていてちょっと大袈裟かな。
美津未がダンス中、照れなくてコケなくて笑わない別バージョンがあったら面白いですね。

第二話で美津未が幼馴染の文乃と電話をするのですが、そのやり取りの親友同志の演技がとても良かった。私の中で漫画の田舎にいる親友は主人公の過去、または土台くらいの役割りなのだと思い込んでおりました。しかし文乃は現在進行形で美津未に影響を与えている存在であると気がつきました。漫画を読んだだけでは理解しなかった事がアニメでやっとこ気がつきました。

ついでに兼近先輩は声がついてより一層魅力的に見えたキャラです。

ちょっと気になったのは、カラオケルームのタンバリン山田の描写です。原作だともう少しタンバリンが上手なんじゃないかと思ってました。原作でタンバリンを叩く山田の顔が最初見えない。あれはタンバリンを上手く叩く動きに注目させる為だと思った、、、けど凄くどうでもいい事でした。すみません。

最後に変な事書きましたが、とにかく良い所がいっぱいのアニメ作品ですよ。オススメです。

追記
タンバリン山田の描写について。第二話を観返すと解釈は一緒じゃないかと考えをあらためました。動画枚数が少ないのでそう見えただけかも。
江頭ミカ役の寺崎裕香さんは、NHK「ワラッチャオ!」の2代目お姉さん(2015-2017)の印象が強かったので、スキローを観た時に『こんな声も出せるんだ!さすが声優さん!』ってなりました。
ナオ役の斎賀みつきさんがトランスジェンダー女性の声にはまっていてとても良かった。ナオが驚いたときにイケメンボイス(ナオの地声)になる演技は声が光る感じです。

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