【アニメ】「好きな子がめがねを忘れた」音響・編集についての雑記

どうも面白さが伝わってこなくて原因を言語化できなかったアニメ作品なのですが、何話か観返してみるとどうも原因はCG多用や変わったアングルだけではなく、視聴しづらくしているものがあるのではないかと思いいたりました。

まずは音響について主にBGMの使い方です。下記の図で説明いたします。
物語の始まりからオチ直前までBGMが入り、オチ直前でBGMをカットアウトしてオチを演出します。小村くんがモノローグツッコミが終わったところでBGM(同じ曲)がフェードインしてきます。

「好きめが」BGMの使い方

この演出自体はとくに珍しいものではありませんが、何度も同じ演出を繰り返すのは飽きてしまいます。またフリと締めの印象が薄くなるので下記の図のようにフリが始まったらBGMを落とし締めは別の曲を使用した方がよいかと思います。

BGMの使用案

そして小村くんのモノローグで心情が事細かに説明されるので、視聴者は映像から登場人物の思いを推し量る必要がありません。ゆえに登場人物への感情移入を妨げているのではと思います。

編集については短く説明します。小村くんのモノローグで直ぐに校舎外観、校舎内の映像になります。これも珍しい編集ではありませんが、物語に関係が無い映像を挿入しているようにも見えます。
挿入するにしても小村くんの目や手のアップなど映像だけでも心情を表わせる編集はあると思います。

最後に映像で気になるところ。教室内にパーティクル飛ばし過ぎて私は気が散ってしまいます。これはやりすぎよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?