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「そのままで良い」と思えてから1年。私にとっての「変化」が変わった。

2019年3月21日、
「そのまま」という曲を歌った。

この「そのまま」には

何も変わらないのではなくて、
変化を受け入れること。
その上で、
変わらないもの、変わりたくないものを
自分の手で守ること。

そんな意味を込めた。

これは約一年前、この曲について書いたnote。
今、改めて読み返してみる。

あれから一年。
何が変わっただろうか。何が変わらなかっただろうか。

考え方。周りの人との関係。日々過ごす環境。

大きなことも、小さなことも
私の中には沢山の変化があった。

人の話をよく聞くようになった。
悲しい時、怒りが湧いた時、その感情がどこから来ているのかを考えるようになった。
相手のために何ができるかを考えるようになった。

今まで自分のことばかり考えていたことが分かった。

分かるものが増えて、分からないものは更に増えた。

変化はふとした時に気が付く。

例えば友達と話していて、
「昔の自分ならこう返しただろうか。」と頭に浮かんだ時。

戻りたいわけでは決してないけれど、
少しの懐かしさと、少しの悲しさに胸が詰まる。

それはきっと、進んでいるという証なのだろうか。

一人部屋にいると 追いつけなくなる世界

「そのまま」を作る前のあの頃、私は常に焦っていた。

何かやらなきゃ。どこか変わらなきゃ。

でも、何をやらなきゃいけないのか、
どう変われば良いのか分からなかった。
何を試しても、頑張っても、満たされなかった。

「変化」に追いかけられていた。

今の私には分かる。

本当は、「変わりたくない」「認めてほしい」という想いを抱きしめていた。

抱きしめながら、背中を向けて逃げるように走っていた。

走っても走っても 背中を向けていたから
どこにも辿りつかなかった。

重ねて溶けてゆく 小さな物語

今は、追いかけられていない。

前を見て、踏み締めながら、「変化」と一緒に歩いている。

それは、

一生懸命頭と手を動かして働く。
家に帰ってテレビを見る。
友達と電話で話す。
好きな人と一緒にご飯を食べる。

ふと、自分の過去の言動を思い返して、反省する。
傷つけたかもしれない人に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
心の中で沢山謝る。

どんな自分になりたいか考える。
悩む。苦しくなったら、本を読む。
小説を読んで、映画を見て、自分の現実を見つめ直す。
音楽を聴いて、音楽をして、心を感じる。

そんな毎日。

辛いことも沢山あった。一昨年と同じくらいかそれ以上に泣いた。

でも、確かに、寄り掛からず、
静かに、自分の足で踏み締めて進んだ一年。

大切な人に、「あなたは強いね。」と言われた。
カウンセラーさんに「ぶれずに一貫しているように感じる。」と言われた。

伝えたい気持ちを 丁寧に送る愛

そして、一年以上経ってしまったけれど、私の夢が一つ叶った。
それは、自分で作った曲を完成させること。
私の大切が詰まった4分19秒。

編曲してくれた友達。
ギターを弾いてくれた友達。
ジャケットを書いてくれた友達。
そして、最初から最後まで誠実に真摯に向き合ってくれたエンジニアさん。

本当にありがとう。
大好きで大切な人達が最大限に力を貸してくれたから
一人でこの曲を作った時を考えると想像もできないくらい、良い曲ができました。

また一つ分かったことは、皆で何かを一緒に作り上げていくことは本当に楽しいということ。本当に、ずっと楽しかった。

完成した曲を聴いてみると、一年前とは少し違う気持ちで聞こえる。

cotreeでもらった大きな優しさを胸に、

「変化」と一緒に歩いたから。


(これからの一年は、なりたい自分に向かって「変化」と一緒にスキップできるくらいになりたいな)


最後に

最後に、私が悩んでいた時の光となった、
とてもかっこよくて愛に溢れたあの人がくれた言葉を、書き留めておきます。

でもね、人生は素敵に満ち溢れています。
僕がそうであったように、日々何気なく過ごしている日常に、それは埋まっています。それを大切に、ちょっとずつ自分に重ねて、溶かしていきましょう。
重ねたものは、崩れさる。溶けたものは形を変えていける。そんなものを見つけていけたら、良いんじゃ無いかと思います。

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