見出し画像

古今集巻第十七 雑歌上 887番

題しらず
よみ人しらず
いにしへの野中の清水ぬるけれどもとの心をしるひとぞくむ

古への野中の清水温けれど元の心を知る人ぞ汲む

昔は冷たく澄んでいた野中の清水は、今は温くなっているけれども、昔の心を知る人は訪れて汲んでいく

以前は高名であったが今は忘れられている人でも、今もその徳を慕って懐かしく思う人が訪れるものだ、という意味かと思います。

#古今集 , #雑歌上 , #清水

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。