見出し画像

目に見えて変化している私たちの産業、家事代行

最近は特に顕著だと思う。
恐らく、令和5年度補正予算事業「家事支援サービス福利厚生実証事業」が始まり、この家事代行という支援に対し、国の助成を一部受けられる人たちが増えたことが大きく影響しているのだと思うのだけれど

この産業が今までにない盛り上がりというか、熱量というか、これまでコツコツと自分たちの規模感で事業展開されてきた同業他社の皆さんが、世の中の追い風を感じ、花火を打ち上げ始めているのがきっと今のタイミング。

毎日「家事代行」「家事支援」なるワードをチェックしていると(ここ数ヶ月間でニュース量も相当増えた)、国や行政、各地方自治体がどのような取り組みを行なっているか、同業他社の皆さんがどのような施策をうち、どことコラボし、どのようにPRしているか、よく見える。そしてひとえに「家事代行」と言っても、それぞれの会社が持つ強みが全く違う。そうなると事業戦略も当然変わってくるので、毎日のニュースをチェックするのも楽しみでありながら「私たちも頑張ろう」「負けていられない(というより、早く追いつきたい)」と、励みをいただく。

私は全国家事代行サービス協会に所属していることもあり、各社さんのニュースを確認すると「協会の集まりでご挨拶させていただいたあの会社さん、こんなご活躍されているんだ」とか「〇〇さんがこの前仰っていたことがついに発表されたなぁ」とか「ここの会社さん、次お会いした時にお聞きしてみよう」とか、そんな風にニュースの奥にいる当事者の皆さんのことを考える。
そうして、各社の先輩方へ対し尊敬を募らせる。

協会に入ってますますよく分かったことだけど、私たち「家事代行」は、とてもポジティブな事業者が集まる素晴らしい産業だ。
どの企業さんも皆あたたかくて、馴れ合いではないが仲が良い。

特に印象深いのが、昨年の8月に行われた協会主催の「全国家事代行サービスアワード2023」だ。理事会・事務局が運営を担い、日頃からこの産業を第一線で支えてくださるスタッフの皆さんを労い表彰するという、素晴らしい時間が生まれた。

あの日のあの空間の温かさ、会社の垣根を超えた交流、笑顔、本当に皆さんが心優しく、日々志高くしてこの仕事に対して大切に取り組まれていることが強く印象に残った、本当に素晴らしいひとときだった。
何よりも本当に愛に溢れて素晴らしいと感じたことが、各社の社長さんや部長さんが自らの手で「いつも頑張ってくれるスタッフにスポットライトを当てて、労いたい」と、この会を実現させたことにあると思う。

この日を受けて私は心から、たどり着いた生業がこの家事代行で良かったと感じたし、素晴らしい先輩方に囲まれて、私は本当に強運で恵まれていると思った。

全国から優秀賞を受賞されたスタッフさんが勢揃い✨
私たちNPO法人そるなも
古畑が優秀賞をいただきました✨


さて。話を戻すと
そんな家事代行産業だけど、今、国の補正事業を受けて業界内にもこれまでに無い変革の時代が訪れているのだろう。この追い風の中、立ち止まっていられないと思うし、この変革をきっかけに、今まで出会えなかった同業他社の皆さんと出会うきっかけも生まれ、これからますますこの産業は変化していくんじゃ無いかと思っている。協会としても、NPO法人そるなとしても、どのようにこれから変化していくのか、我ながら自分たちの1年後3年後5年後が楽しみで仕方がない。

NPOの話で言えば、どのように自社の強みを見出し、誰に対してどのような「家庭支援のための家事代行」を運営していくか、設立3期目にしてようやく進むべき道のりがはっきりと見えだした。だから、今も先輩方がこの時代の追い風に乗り悠々と前進される中で、必死に日々船を創り、体力をつけている。1年後3年後5年後、私たちもこの追い風を乗りこなせるように。

しかしながら、どのように変化したとしても、この業界の人たちが持つ心の温かさや、思いやり、協力の体制は忘れずに持っておきたいと思う。またもし仮に、誰かが時代の変化と共に忘れてしまったとしても、私はこの先輩たちが今まで築き上げてきた、家事代行サービスという産業の一番最初のかたちを忘れずに行きたいとも。先輩方の想いをしっかりと引き継いで、そうして未来へと繋げる存在になりたいと。今日も強く、そう思った。

仕事をしていると、不意にこの業界への愛が溢れる事があるのだけれど
今日も噴火してしまいそうだったので、このnoteに書き留めておいたのでしたとさ。

おしまい。


ここから先は

36字 / 1画像

この記事が参加している募集

なりたい自分

with ヒューマンホールディングス

サポートいただけるととっても嬉しいです! ますます家事代行NPOとnote更新頑張れます。