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君たちは…wiki mania

#君たちはどう生きるか

解禁初日に思い立って見にいきました。

ストーリーは以下。

裕福な家庭に生まれ育つマヒト。

戦時中、病気がちの母上は病院で療養していたが、空爆なのか?爆破だったのか?病院の火事に遭遇してしまった。マヒトは、その母上を助けられることができず、心にわだかまりを抱えて少年期を過ごしていま。

戦争中に東京を離れ、疎開先で新しい母ナツコと出会うことになる。ただ、その母上とは上手く向き合うことができなかった。その母上は、実の妹だった。

そんな疎開先の新天地。
鬱蒼とした森の中の水辺に、ひっそりと棲むアオサギ。マヒトを見ては反応する。

マヒトの探究心をくすぐるかのように、徐々にマヒトにイタズラを仕掛けてくる。マヒトも向き合うものの、マヒトはアオサギを退治しようとヤケになる。マヒトは、アオサギの弱点である羽の一部を切り取って、弓矢を自身で創作。アオサギを討ち取るミッションを企てた。

その一歩が、新しい彼の心に秘めていた扉を開いていくことになる。

新天地の学校ではいじめに遭い、自身でいじめられた子たちとは別に、自分の頭に大きな傷をつくり自宅に帰り、家政婦さんたちに介抱されつつ、じき不登校となったマヒト。

療養中の自宅には、森の中にひっそりとそびえ立つ不思議な塔があった。その塔については、ナツコの祖父にあたる人が建てたもので、家政婦として働く人も真実を知らぬ方も大半で、ごく僅かな人だけが知る秘めた塔だった。

ある日、つわりがひどく病床に伏せていたナツコが森の中に歩く姿を、マヒトが自室から目撃。

どんどんと秘密の塔に引き込まれていくマヒトは、義母を助けるという表立っての感情と、アオサギが棲む塔の中への興味が入り混じる。

亡くした母を断ち切る思いを抱きつつも、やがて噂で聞いた塔に潜む主人が気になり、塔へと誘われていく。

そこでは天敵だったアオサギと対峙することになる。

自身の弓矢を放って、見事アオサギの嘴に命中。アオサギはみるみるうちに弱っていく。

どうも嘴に空いた穴を埋めないことには、アオサギではいられなくなるらしい。

その嘴の穴を埋めたのが、マヒトだった。

そして、マヒトはアオサギと融和し、パートナーとして協力していくととなり、塔の中に秘めたわだかまりをともに紐解いていく。

火事で助けられなかった母への懺悔と、新しい環境で向き合う人たちの交流を交わすことで、次第に出来事一つ一つに向きあい、自身と対峙していく姿が見ものです。

マヒトの心にいる邪念がアオサギを
塔に潜む主人は、マヒトが目指す心のありよう?

監督の心象は読み取ったところで、どうしようもないけれども、向き合う心の立ち回り方をこの映画で感銘を受けました。



主な配役

マヒト 

戦中に育つ小学校高学年くらいか。幼少期、戦中、病院で療養していた母は火事に被災。父の新しい妻に会うため、東京から離れた疎開先に住むことになる。新天地でも寡黙で心閉ざし、不登校に。


アオサギ
新天地の自宅にひっそりと住むアオサギ。どうもアオサギの皮を被った怪物。常にマヒトの不穏な感情を揺さぶり、マヒトを塔へと誘う。

ナツコさん 継母。マヒトへよ愛情は厚く一方通行。すでに弟を身ごもっており、マヒトと向き合おうとするも、複雑な胸中は映画の場面後半に露になってくる。

父上 マヒトの父上。軍需工場の代表者。妻を早くに亡くし、新しい妻をナツコに迎える。どうも前妻はナツコの姉のよう。

母さん マヒト幼少期の戦中、病院火災に遭う。

桐子さん 新しい家の家政婦。

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