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「信頼」がプロフェッショナルなチームづくりに繋がる ‐Cocone V Advent Calendar 2023 #17‐

こんにちは。cocone v note編集部の飯田です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第17回目のインタビューはCCP事業本部 UX/UIデザイン室 室長 張 珍玉(ジャン ジンオク)さんにインタビューを行いました。

様々な職種の方と関わることが多いUX/UIデザイン室。昨年より徐々にメンバーが増え、組織が「チーム」から「室」へと変わりました。
現場経験の少ないメンバーがより活躍するために張さんが行った「UX/UIのプロフェッショナル集団」になるための挑戦をお伝えします。
張さんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


目指したのは、メンバー一人ひとりが「UX/UIのプロフェッショナル」になること

飯田)「CCP事業本部 UX/UIデザイン室」の活動について教えてください。

張)UXUIデザイン室は、『ピュアニスタ』をはじめとするCCP事業をメインに、各プロジェクトの全体のグラフィックデザイン、UX/UIデザインを担当しています。
1つのプロジェクトにつき2人で担当しており、メンバーひとりひとりのやりたいことをヒアリングして、それぞれに合ったプロジェクトに割り振っています。

その中でも私自身の役割は、スケジュール管理、クオリティチェック、デザインの方向性チェックなど、メンバーと現場が円滑に業務を行えるように全体を管理しています。
もちろん企画とのミーティングも全て参加しています。

飯田)今年の組織全体として振り返ってみていかがでしょうか。

張)一言で表すなら、メンバーが「UX/UIのプロフェッショナルになる」過程をつくれた1年でした。

実はUX/UIデザイン室の体制となってまだ1年経っていません。
担当するプロジェクトが増えていったと同時に、現場経験の少ないメンバーが増えてきたこともあり、まずはいくつものプロジェクトを経験している私がまとめ役となることで、他のメンバーのスキルの底上げも図れるのではと考え、UX/UIの組織を作ることとなりました。

メンバーを見ていて感じたのは、まだ経験の少ないメンバーが1人でプロジェクトに入って活躍するのはなかなか難しいということです。私も一人だったときがあるのでここは苦戦した経験があります。
様々な根拠や裏付けを、元に制作したものを自信をもって「これだ!」と共有しても、すんなりと意見を受け入れられないこともあるんです。
そのたびに、まだプロフェッショナルとして認められていないのかな、と落ち込むこともありました。

そこで自分のデザイナーとしてのスキルに加えて必要となってくるのが、UX/UIデザイナーとしての「信頼」だと思います。
私は部署間の繋がりが持てるよう、業務外の時間を活用して、ランチを一緒に食べたり、部署の垣根を超えたイベントを開催したりしました。
UX/UIデザイナーは、企画や開発を中心にたくさんやり取りをします。
はじめましての状態だと、なかなか話しかけづらいこともあり、仕事もスムーズに進まないことも多いです。
こういったカジュアルな場を設けて、前もって親睦を深めておくと、ある程度お互いを知った上で仕事ができ、おのずと信頼が出来上がっていくので非常に進めやすいです。

以前はこういったことも私主導に行っていたのですが、今はそんな姿をみたメンバーが、自ら率先して交流を深めていたりと、やりたいという意志を持って動いている姿を見ると嬉しく感じます。
今はメンバーが皆自分から席を離れて直接プロジェクト関係者とすり合わせをしている時間が多いです。その姿を見るたびに、徐々に各チームでの信頼関係が築きあがっているな、と感じます。

このような小さなことから築き上げた信頼があってこそ、強くて頼りにされるチームになると思いますし、「UX/UIのプロフェッショナル集団」に所属しているだけで、必然的に信頼度が上がるよう、チームとしての地位を徐々に確立させていっています。

『ピュアニスタ』の期間限定での新機能「ツーショットセッション」のUI画面

メンバーの成長=リーダーの成長に繋がった一年

飯田)今年の活動を通して、嬉しかったことを教えてください。

張)一番はメンバーの成長が見えることがうれしいですね。まるで親みたいな気持ちになります。(笑)

今年は特に、私が出張等で長期的に不在になることが多く、初めはみんな不安だったと思います。
ですが、回数を重ねるごとにそれぞれのやり方を掴みだしたのか、ある程度自分たちでプロジェクトを回せるようになっています。
今では自身がリードしてミーティングを組んだり、直接担当者へすり合わせをしに行ったりと、よく能動的に動き回っている姿を見ます。そういう姿勢から、プロジェクトのサポートとして入れたメンバーが、メインでリードできるレベルで大活躍しているのが目に見えて分かったり、直接担当者より賞賛の声をもらうと胸がいっぱいになります。
もちろん、この賞賛はメンバー本人にも共有するべきことなので、1on1を通じて必ず、メンバーへ直接伝えるように心掛けています。

メンバーが担当した『ピュアニスタ』3周年のバナー

飯田)まるで自分ごとのようにメンバーの成長が嬉しいのは、リーダーならではのやりがいですね。反対に辛かったことはありますか?

張)私が様々なプロジェクトを持っていて時間的余裕がなく、メンバーのケアを丁寧にできなかったことです。もっとケアできるのにできないもどかしさがありました。
自分自身ミーティングが多かったことや、プロジェクトによっては席を事業部側に変えたメンバーもいたことで、「張さんが近くにいないことが多いので確認が取りづらい」と感じることもあったようです。

なので、最近では週毎に座席を変えながら、メンバー全員をケアできるように工夫しています。これがチームの心理的安全性に繋がっているようです。
一般的に、上司がいないと伸び伸びと仕事ができる、と感じる人が多いかと思いますが、どうやらうちのチームの場合はその逆のようです。(笑)
今後もより良い方法を考え、メンバーのケアにも最善を尽くせるように改善していく予定です。

張さんが選ぶ今年の漢字一文字は...

飯田)張さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

張)今年の漢字一文字は「繋」です。

プロジェクト内で、各部署を繋ぐ役目という意味と、お客さまとサービスを繋ぐ役目、という2つの意味を込めています。

様々な「繋がり」を大切にしているチームを表す漢字としてぴったりだと思い選びました。

サービスは出して終わりではない。クオリティアップに貢献する組織を目指して

張)来年、新規タイトルが3つリリースされます。
組織としてはまず無事にその3つをリリースすること、そしてリリース後、お客さまの反応を見てサービスをいち早く反映させる、クオリティアップのできる組織にしていきたいと思います。

リリース前のサービスはもちろん自信をもって作りますが「この方向で大丈夫なはず」という仮説でしかありません。
ですが、リリースした後はお客さまの声が返ってくるので、リアルな結果が分かります。
サービスは出して終わりではなく、リリース後が大事です。
その後どのようにサービスを改善していくか、そしてスピーディーに対応できるかの積み重ねていけるかが、私たちUX/UIデザイン室のミッションだと思います。

また、個人としては今までやっていた通りに、よりメンバーが成長できるよう、チーム全体がプロフェッショナルとしてより強くなるようにサポートしていきたいと思います。

あともう一つお伝えできるとしたら、仕事とプライベートのバランスを大事にしてほしいなと思います。
仕事をするときはきちんと職場で仕事を、休む時はきちんと帰って休む。それぞれメリハリをつけることで、バランスが保てると実感しています。健康第一をベースに、来年もUX/UIのプロフェッショナルチームとして頑張っていきたいと思います。


次回予告

お楽しみに🎄


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