短い文章 エイプリルフールとクィアベイティングについて

 今年のエイプリルフール、アイドルグループ乃木坂46のメンバーがエイプリルフールのネタとして、メンバー同士の同性婚をテーマとした画像をSNSに投稿していた。

 この件は、普段よりジェンダー・セクシュアリティー関連の話題への関心の高い人々、あるいは今回の件でクィアベイティングという言葉を知った人々の中で話題となり、賛否両論が湧き上がっている。

 諸々の意見の中には、同性婚へのハードルの高いこの国で、このような投稿をするのは当事者への侮辱だとするもの。同性婚をネタとして扱うことへの嫌悪感と世間への憂慮。あるいは、投稿をした彼女ら自身がレズビアンであり、非日常的な解放として例の投稿に至ったのではないかといった見方もあるようだ。

 私としてもセクシャルマイノリティーをネタとして扱う風潮はいかがなものかと思うのだが、そんなことでは表現が不自由だという声もあり(注釈抜きにして、一方的に嘲笑する意見には賛同できない)、打開に至る名案を想像することができない。もしくは、どこかで適切な折り合いのようなものをつけるしかないのかもしれない。

 引き続き、事の顛末を追いながら、自分でもどうすればジェンダーの多様性が障害無く表現される社会となるのか考えて行きたい。

#ジェンダー  #LGBT #日記 #思ったこと #クィアベイティング

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?