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「理事からの直接的なフィードバックが血肉になった」ファストドクター: 萩原茂明様(Product Leaders Training体験談)


日本CPO協会では、Product Leadersの育成を目的としたProduct Leaders TrainingのPilotを開催しました。
このトレーニングプログラムに参加されたファストドクター株式会社のプロダクトマネージャーである萩原様にインタビューした内容をお送りします。
このトレーニングを通じて得た洞察と実践的な学び、これからのキャリアにどのように影響を与えるかについてお話しいただきました。

現場での挑戦: 一億人のかかりつけ機能への挑戦


ーー現在の仕事での役割・ミッションを教えてください。

私は、急速に成長している医療プラットフォームを提供するヘルステック企業「ファストドクター」で働いております。我々は「一億人のかかりつけ機能を担う」というビジョンを掲げています。
私は、toC向けのファストドクターアプリのプロダクトマネージャーを務めています。
このビジョンを達成するために、非連続な事業成長を遂げることが私のミッションです。

トレーニング参加への動機: シニアとしての視点とネットワーク形成


ーーなぜトレーニングに参加しようと思ったのですか?

自己の能力と知見を拡張したいと考えていたところ、お誘いを受けたことが1番大きいですね。プロダクトマネージャーに留まらず、Product Leaderとしての視野を広げる必要性を感じていました。
さらに、活躍する素晴らしい理事の方々と繋がりを持ちたいという思いから、参加を決めました。
これら2つが私の主な参加動機です。

ーー参加する前に、どのような学びや気づきを期待していましたか?

これまでプロダクトマネージャーとしては独学で行っていた部分が多く、先駆者の元で学んだわけではありませんでした。独学でやってきたプロダクトマネージャーとして、何が不足しているかを明らかにしたいと思っていました。
また、プロダクトマネージャーまでを対象とした書籍は多くありますが、Product Leaderに進むと参考となる書籍が無く、自学だけではProduct Leaderに期待される視野や戦略を身につけるのが難しいと感じ、このトレーニングへの参加を決めました。

トレーニング体験: 理論と実践の融合


トレーニングはDay1とDay2に分けて実施されました。Day1では理事からの講義、Day2では参加者同士のチームを組んでのCase Studyに取り組みました。それぞれのトレーニングでの体験について伺いました。

Day1の体験について

ーーSession1は「PM Managerに求められるもの」というテーマの講義でした。特に印象に残った点はありますか?

主に2つの点が印象的でした。
まず「結果責任が大きい」という気づきです。より高度な専門性を発揮する事もありますが、チームとして最大の成果を出す事がより求められるんだ、という事をバシっと言って頂き、本当にそうだなと思うと共に、より「結果を出す」という点での期待の大きさに気づきました。
次に、「プロダクトビジョンの策定」を大きく取り上げて頂き、非常に学びが大きいと感じました。経営ビジョンからプロダクトビジョンを作る視点が私にはまだ足りなかったと感じる事があったので、Product Leaderのレイヤーでしっかり持っておく能力だなと思いました。

session1 PM Managerに求められるもの
pilot day1はオンランで。本番ではオフライン開催!



ーーSession2は「【講義】戦略に魂を吹き込む」がテーマの講義でした。特に印象に残った点はありますか?

プロダクトとビジネスの連携が1番の学びになりました。具体的な連携方法のパターン分けがされていて、「あ〜こんな事あったな」と自分の経験からも腹落ちできました。
業種や成長フェーズごとのベストプラクティスが体系的に学べ、将来的に他のプロダクトやフェーズへの移行時に応用できるな、と感じました。

ーーSession3は「【議論】組織と運営」がテーマの講義でした。特に印象に残った点はありますか?

このセッションからは二つのポイントが印象的でした。
1つ目は、プロダクト組織の構築方法です。自社がまさに組織が拡大し過渡期を迎えているタイミングで、ファンクション型やGM型といった様々な組織モデルを学ぶことができ、それを組織作りの参考にしようと思いました。
2つ目は、仕組み作りです。成長途中の組織においては、仕組みが作りきれていないケースはよくあるかなと思います。
「いま出来ていない仕組みって何だっけ」という点をチェックリストのように振り返ることができると感じました。

ーーDay1を通じての感想を教えてください。

とても重厚な内容でした。各セッション毎のチャットルームなどで率直な話も聞けて、生々しい話も聞くことができました。
ただ、セッション内容がとても濃厚だったので、セッションの間にもう少し消化するための時間があると嬉しかったですね。

Day2の体験について

ーーDay2ではチーム毎に具体的なケース企業を用いての「戦略・戦術・組織・仕組み」の作成と発表を行いました。どのような点が特に印象に残りましたか?

Day1の講義内容を基に、Case企業についてCase Studyに取り組みました。
我々のチームのアプローチとしては要点を絞り込んで戦略・戦術を練り上げました。
発表はDay2の当日に行われたのですが、発表後の理事の方々からのフィードバックが非常に有意義でした。
Case企業の現状や、競争優位性、特徴などに基づいてどのように考察すべきか、鋭く適切なフィードバックを直接いただき、非常に学びになり胸に刺さりました。
Case Studyでの具体的な事例を通じて、理論だけでなく実際の現場での応用方法を理解するのに役立ちました。実体験に基づく洞察は、深い理解につながり効果的でした。
また、Day2の後の懇親会では、理事や他の参加者との直接的な交流が可能で、多くの貴重な意見や考えを共有することができました。

Day2の様子
オフラインでの開催

実践への反映: ビジョン・チーム運営に活かす


ーー トレーニングを通じて得られたスキル・知識は具体的にどのように自身の業務に活かせそうですか?

このトレーニングで学んだ事が具体的な行動変容に結びついています。
得られた知見は、現在の組織において、出来ている事・課題となっている事が一通りマッピングされ、個人としてもチームとしても改善が進んでいます。
体系的に構築された講義内容と、直接的なフィードバックを頂く事ができ、ただの知識だけではなく実践に活かす事が出来て期待を超える体験でした。

オススメの参加者: Leaderを目指す人・独学でプロダクトマネジメント実践してきた人


ーーどのような人にオススメのトレーニングだと思いますか?
特に独学でプロダクトマネージャーとしてキャリアを積んできた人や、組織の拡大フェーズにある企業のProduct Leaderに最適だと思います。
社内で壁打ちできる人がいない方だと、教科書通りで進めても一定の所で壁に当たると思います。Case Studyを通じて理事の方々から直接フィードバックをいただく事により血肉となる事が多かったですね。理事の方々やProduct Leaderと繋がりを持つことができ、様々な気づきを持ち帰る事ができると思います。


インタビューありがとうございました!
CPO協会では、日本国内でプロダクト開発に関わるCPOやVPoP、プロダクトマネージャーなどProduct Leadersを対象にした「Product Leaders Training」を開催します。

◼️申込方法

「Product Leaders Training」紹介ページの専用フォームからお申し込みください。
URL:
https://unexpected-riddle-62e.notion.site/Product-Leaders-Training-9b1925fe316240f28a8a0b76400c2afb

(申込期間:2023年11月7日〜2023年12月27日)

※応募多数の場合は、申込期間終了前に締め切る場合がございます。

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