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日本とオーストラリアの文化が交差する、長野・野沢温泉村🇯🇵が大好きになった話

「休暇が取れるなら絶対海外に行きたい。国内旅行は興味ない。」

コロナが起こるまで、ずっとそう思ってた。自然とか山とか海とか、やることないし。

登山なんて何が面白いんだろう?走ることしか興味がなかった私にとって、傾斜のある地形をただ歩いて登っていくのは、時間の無駄だと思った。
そんな私がコロナ禍以降に一番訪れた場所は―――山だった。

夏には登山、冬にはスノボ。気づいたら山のアクティビティをする人になっていた。特に長野の山にはたくさん出かけた。周囲の人からも、「週末だから絶対白馬か野沢温泉にいると思ってましたよ。」とLINEが来たり。

今季のスノボで訪れた野沢温泉村は、私の求めていた癒やしとセンスで溢れていて最高に居心地がよかった。思い出を振り返りながら、みごとに和洋折衷でクールな野沢温泉村の魅力を紹介します。



スキー場、温泉、ローカル感、オーストラリア、おやきetc…

野沢温泉で思いつくワードを挙げてみた。
さらに個人的な推しワードも加えるなら、ヨガ、ヴィーガン。
ここには私が大好きな和洋折衷とサステナブルが溢れている。

Shizen Cafeの朝ヨガ

野沢温泉スキー場

野沢温泉には白馬みたいにたくさんのスキー場はなく一つだけだけど、野沢温泉スキー場は大きくて気持ちのいい最高のゲレンデ。温泉街から歩いてゲレンデに行けるのは本当に楽。ホテル・民宿からのアクセスの良さもあってか、家族連れもとても多い。
静まり返ったゴンドラから見下ろす白銀の世界には毎回見惚れてしまう。

菜奈 🌗Nana on Instagram: "白馬から戻って3日後に、 初めての野沢温泉🏂 完全女子だけのスノボ旅行&新幹線も初。 でも寝坊して指定した時間の新幹線には乗れなかったけど😂 いつも白馬ばかり行ってたけど、 野沢温泉のローカルな雰囲気にとっても癒された✨ 雪のコンディションも最高で、 初日の真っ白な世界にずっと感動しっぱなしだった❄️ 自然の天然の美しさが与えてくれる感動に、感謝しかない🥹 ここ数年、出会った時から、数々のアクティビティや アウトドアでの生活を共に過ごして来た友達。 2人用の小さなテントに寝袋二つ敷いて、 いつも寄り添って寝泊まりして来たから、 うちでも私のベッドで一緒に寝ても 全く違和感がないね🤣 (そしておやすみ〜って言ってから5秒くらいでスースー寝始めるのがとっても羨ましい…笑) たくさん悩んで葛藤しながらも、一つ一つ決断をして、 自分が進みたい人生を選択していこうと頑張ってる彼女に いいエネルギーや刺激をもらってる⚡️ ポジティブでいいエネルギーを持ちながら前向きに進む努力を やめなければ、いつか自分にしかない能力と融合して、 自分らしい人生を歩めるんだと私は思う。 常に意識はしているつもりだけど、 改めて、自分が付き合う人たちとは いいエネルギー循環が出来る人間関係だけを 構築したいと思った。 居心地がいいだけの、不健康な関係は良くない。 また明日から一週間、頭をスッキリとリセットして、 いいエネルギーだけに囲まれて頑張る😊 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ #サステナブル#ライフスタイル#ウェルビーイング#マインドフルネス#マインドセット #lifestyle#wellbeing#mindfulness#sustainability#ロードバイク女子#スポーツ女子#cyclinggirl#ボルダリング女子#cyclist #sports#activelifestyle#stayactive#sportygirl#sporty#snowboarding#japan#burton#スノーボード#スノボ#スノボ女子#nozawaonsen#nagano#長野#野沢温泉" 14 likes, 6 comments - nana_sustainablelife on February 26, 2 www.instagram.com
この景色が本当に美しい
スノボといえば片手にビール(え?)

オーストラリア人がオーナーのオシャレなクラフトビール屋さんがあったり、ゆっくりと飲んだり食べたりしてゲレンデを満喫できるのが魅力。どこのお店も、客層の半分は外国人という印象。
日本にいながら外国のゲレンデにいるみたい。

スノボしながらクラフトビール休憩
雪山のこの白い世界が好き

温泉

野沢温泉の泉質は私にとても合うみたい。温泉は大好きなので、自分に合う泉質は大体分かっているけど、野沢温泉の泉質は初めて入った時から、かなりしっくり来た。肌当たりがこっくりした感じ。場所によっては肌荒れしてしまう硫黄成分強めの温泉とかもあったりするけど、野沢温泉の泉質は肌をつるっつるにしてくれた。お隣にいた地元の年配女性の肌がとても美しかったのも納得。

13箇所もある外湯。こんなに泉質のいい温泉がすべて無料だなんて信じられない…。野沢に住んでる人が本当に本当に羨ましい。

13の外湯の一つ、秋葉の湯。源泉かけ流しですよ、間違いない

インバウンドや海外移住者で溢れていても存在を消さないローカル感

私が野沢温泉を好きな理由は、白馬と違って地元の人たちの暮らしぶりが見えるから。白馬も好きだけど、あまりローカルな雰囲気はなく、地元以外の人たちで溢れている感じ。野沢はローカルな生活感と観光客のバランスがいい。日本の古き良きが消えてない。だから好き。

温泉街の雰囲気が大好き

どこへ行ってもオーストラリア人に出会う街

日本なのに日本じゃない。どこへ行っても英語が飛び交う。白馬もそうだけど、オーストラリア人経営のお店がたくさんあって、超オシャレでカッコいい。私はコロナ禍にスノボを再開したので、あの海外旅行が出来なかった時期、久しぶりの白馬で驚いた。「なんだ、白馬と野沢に来れば海外疑似体験できるじゃん!」って衝撃のアハ体験。

前季のスノボで始めて訪れたメキシコ料理屋さん【Juntos】は何を食べてもすべてが美味しくて本当に感動した。味もメニューも東京では味わえないような、外国のメキシカンを味わえる。今季のスノボでも再訪した。

オーストラリア人経営のメキシコ料理屋さん【Juntos】


友達が野沢温泉のベジタリアンカフェ【Shizen Cafe】で働いていたおかげで、美味しいヴィーガン/ベジタリアン料理を食べることができた。このお店もオーストラリア人が経営しているお店で、古民家を改装した自然を感じるオシャレなカフェ。ワーホリで来ている外国人たちが各々の得意分野のワークショップを開催したり、ヨガを教えたりと、アートなエネルギーが集まっている。

古民家とは思えないオシャレさ【Shizen Cafe】
観葉植物たちがいっぱい

この癒やしの空間で食べたヴィーガン/ベジタリアン料理が美味しすぎて…東京に戻ってからも美味しいサワードウパンを売ってるお店を必死にググったりした。こんなに彩りが良くて美味しくて食べ応えもある料理が毎日食べられたら、全然ヴィーガンになれるな、とすら思った。

1日目、2日目と2日連続で食べたShizen Cafeのランチ

※冬季営業のみ

何種類もあるおやき

朝食前の腹ごしらえ

温泉街では朝からおやきが売られていた。定番の野沢菜、しいたけ、かぼちゃなどなどいろいろな種類のおやきがあって、どれにしようか迷う。この時は欲張って(いや、朝食の前…)、しいたけとアップルシナモンの2種類に。アップルシナモンって…反則。その後、朝食でエッグベネディクトを食べる。

ホテルに併設されている【Harding's】で朝食

近くの牧場の生乳でつくられたジェラート(激ウマ)

おやき→エッグベネディクト→ヴィーガンランチとどこの育ち盛りだ?っていう勢いで食べ歩き、ジェラートまで食べてしまった。ピスタチオ、ブルーベリ、ゴールデンピーチと3種をチョイス(食べ過ぎ)。

食い倒れるまで食べる勢い


お土産屋さんで売られていた手作りバナナクリームが美味しそうでさらに食べた

野沢温泉の絶妙な和洋折衷なバランス感

野沢温泉村のお店はセンスあるお店が本当に多い。Shizen Cafeのように古民家を現代調にアレンジして西洋テイストが入っていたり、とにかく和洋折衷なバランス感がカッコいい。DIYな空間も多くて、私の好みドストライク。

こんなカッコいい空間で卓球もマリカーも遊べるBar

スキー場の目の前には、元々柔道の道場だったボルダリングジム【Dojo】がある。取り壊さずに道場の雰囲気をそのままに改装されたボルダリングジムがオシャレすぎる。こんなカッコいいボルダリングジム、東京にはない。

全て形の違うイスたちが織りなすそのセンス
窓から見えるパノラマの雪景色が美しかった

観光客とワーホリで働く外国人たちがつくりだしている野沢温泉の雰囲気はとても流動的で、それがちょっと切なくもあり、“今ここ”を感じさせる。そこで出会う人たちが一時的にその時間をシェアしているので、来季に行ったからといって同じ人たちがいる訳ではない。

コロナ前は海外旅行にしか興味がなかった私が、気づけば、こんなに魅力ある日本の場所にたどり着いていた。

まだ出会っていないだけで、しっくりと来るものや場所ってきっと無限にある。興味のない山に登ってみたら、案外登れてしまい、頂上からの景色や達成感が好きになった。そんな風に始まった山とのつながりが、こうやって自分が居心地がいいと思える場所へ導いてくれた。

これを書いている今はまだ5月だけど、また今年の冬も野沢温泉でスノボをして、美味しいご飯を食べて、温まる外湯に寄ってから民宿に戻って寝るんだろうなと想像してみるとすでに待ち遠しくなる。

自分も仲間も世の中も常に変わっていくものだから、一緒にいるうちに、それがそこにあるうちに、楽しまなくちゃ。

Nana.

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