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市場の目玉・デリフトの最適移籍先はどこ?

躍進アヤックスの主将マタイス・デリフト(19)の身辺は相変わらず騒がしい。
ここに来て、各紙報道の移籍先はバルセロナ、パリ・サンジェルマン(PSG)、リバプールに絞られてきた感がある。
19歳にして名門アヤックスの主将を務める超逸材の“最適な行き先”はどこなのだろうか。

「バルセロナはやめておいた方がいい」と断言するのは世界的ロリコンのC氏だ。
「同じタイプのCBにはすでにクレマン・ラングレとサミュエル・ウンティティが居ます。負傷離脱が多く、そもそものクオリティもさほどではない後者はともかく、技術的にかなりハイレベルな前者の牙城を崩せるかはわかりません。2年連続レモンターダという“逆偉業”を達成したバルセロナに行けば、いくら強靭なメンタリティを備えたデリフトとて容易ではないプレッシャーに押し潰される可能性もあるでしょう。そもそも、アンカーやサイドバック、さらに前線にテコ入れをすべきバルセロナはデリフトに手を出している場合ではないでしょう。」

とはいえ、リバプールもベストアンサーとは言えないという。
「リバプールはCL優勝直後で、しかもメガクラブの中では比較的田舎です。デリフトのポジションはジョエル・マティプが務めていますが、はっきり言ってデリフトの敵ではないでしょう。メンタル的にもテクニカル的にもベストチームと言えます。しかし、賞味期限が短いクロップがこの後何年持つか、クロップ後のリバプールが過去の監督選定の実績を見るに失敗しそうとか、未来志向的には良くない判断という不安はあります。チェルシーがCLを制した直後にチェルシーに移ったエデン・アザールも西ロンドンで苦労しました。」

金銭的に不安がなく、未来志向的に問題がなさそうなPSGはどうなのだろうか。
「テクニカル面と未来性では完璧です。PSGは金銭面の不安はしばらくないですし、若い選手も多い。PSGの弱点はインテリ系選手が多く、脳筋タイプが少ないという構造的なもので、特にDFにおいてそれが顕著ですから、脳筋タイプのデリフトの加入はピンポイントでハマるでしょう。しかし、PSGもバルセロナと同様にCLにおける圧が非常に大きくなっています。今季のCLでは若いプレスネル・キンペンベとティロ・ケーラーが槍玉に挙げられ、あまりの批判ぶりに両者ともコンディションを乱してしまいました。プレッシャーに関してはバルセロナより酷い状態かもしれません。」

C氏が考えるベストはどこなのだろうか。
「マンチェスター・シティとか良いと思いますよ。CLでは毎年あっさり負けてますが、国内タイトルにまだバリューがあると勘違いされているプレミアで無双しているのでファンの不満も大きくない。リバプール同様本拠地が比較的田舎なのも良いです。カタールPSGが存在する限り、UAEが同じ舞台から先に去るとも考え難いので未来も安定しています。ここもDFは弱点ですし、デリフトみたいなタイプのDFは不在と言って良い。ヴァンサン・コンパニのあらゆる面における後釜に最適です。問題はビッグイヤーに近くないことのみですが、そこを本人がどう考えるかでしょうね。」

結論、どこも帯に短し襷に長しというところなのだろうか。

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