僕の推し活の原点

2024年4月12日、AKB48ゆきりん最後のMステ。視聴者投票企画で言い訳Maybeは選ばれず、聞きたかった〜と思っていたらXのトレンドにも入っていて、「この人たちは同年代を楽しんでいたオタクか?」と。
久しぶりにMVを見るとあの時の記憶が蘇ってきたので少し昔語り。。。


僕は2009年頃、高校生の時にAKBにハマった。推しメンはゆきりん。これが僕のアイドルオタクの始まりであり、人生におけるいわゆる推し活の始まりでした。

でも今みたいにアイドルが好きなんて大っぴらに言えるような雰囲気ではなく…AKBが好きだった数人の友達とコソコソ楽しんでいた。
AKBINGO(懐かしい)の話をみんなでしたり、友達の家に泊まって夜通しライブDVDを見たり、一緒に雑誌を買いに行ったり…
一番覚えているのは、当時AKBに野菜シスターズというユニットがあって、野菜ジュースに付いているバーコードを読み込むと携帯の壁紙がランダムで貰えるというコラボをやっていた。ゆきりんの壁紙が欲しくて普段飲まない野菜ジュースを買いまくり、家族にも協力してもらって野菜ジュースを使った料理を作ってもらったりもして。これを今書いていても懐かし過ぎて泣きそうになる。

その後2010年頃アイドリング!!!を好きになった。大学受験のために夜遅くまで勉強していた時、ふとテレビをつけるとフジテレビの大道具通路を使って50m走をするアイドルが映っていた。それがすごく面白くて勉強の息抜きに番組を見るようになった。番組は欠かさず録画、CDを買ってリリイベにも行ったりして。アイドリング!!!が好きな友達はいなかったので某掲示板を眺めたり…
2015年の解散までしっかり見届けて、この期間は本当に楽しくて、アイドリング!!!には感謝しかない。

その後大学を卒業して社会人。乃木坂やハロプロを緩く追いかけつつも、このタイミングで僕のアイドルオタクの部分は一旦落ち着きを見せる。

そして時は経ち仕事を辞めるタイミングで欅坂46にハマり、転職期間は欅坂に助けられ、改名を経た櫻坂46のオタクを今は楽しんでいます。


こうやって振り返るといわゆる今の推し活文化、応援とか推しのためとかそういう感覚は当時の僕には全く無くて、むしろ人生のちょっとしんどい瞬間を推しに支えられたという思いが強いです。
また、「推し活は自分のペースで」と言ったりもするけれど、生活の一部過ぎてわざわざそんな感覚もなかったくらい。

応援とか貢献とか、推しのためとかファンだからこうしなきゃとか、現代の推し活の風潮は少し息苦しさを感じることもあるし流されそうにもなることもあります。けれども、でもやっぱり「楽しい!好き!」結局この感情が全ての始まりで、それが日常の潤いになったり、しんどい時の心の支えになったりする。推し活なんてこれくらいの気楽な気持ちで良いんじゃないかなぁと思ったりします。応援貢献の気持ちなんて余裕がある時に少しだけ込めるくらいで丁度いい。

そしてまたいつか今を振り返った時、あの頃も楽しかった!と胸を張って言えるような推し活をこれからも続けていきたいと、これを書いていて改めて思いました。

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