【想定・予想】2022年 皐月賞(G1)

・1枠1番 ダノンベルーガ(東、堀) 川田将(西)
[収穫賞金 2400万円]
前走共同通信杯、前々走デビュー戦と連勝している。騎手の指示に素早く反応して能力には問題がない。
ただしフルゲートでのレースをしておらず今回1番枠に当たったため今までの戦法が通用しない。
今回、同じ動きをするとドン踏まりになる。
極端な動きをしないと勝算がない。

・1枠2番 アスクビクターモア(東、田村康) 田辺裕(東)
[収穫賞金 3600万円]【優 弥生賞①】
5戦して1着3回、3着2回の3連対率100%の1頭。
この馬、先行して周りの動きを見て自ら動くタイプで他から潰しに来られないためこの成績になっている。
屈した相手が自身より機動力やキレがある馬で今回皐月賞に出走しているドウデュース、ジオグリフの2頭に敗戦している。
前走の弥生賞に於いて2番手につけて逃げた馬を難なく捕まえて押し切ったが、後ろでロジハービン(Mデムーロ)が道中捲り進出を行いドウデュース(武豊、今回皐月賞出走)に被せてやりあっていたた一列前に居て無関係だった。
その展開恩恵で弥生賞で勝利となっているのとキレが本馬より上回る強敵が今回は複数いるため、展開恩恵が必要。

・2枠3番 トーセンヴァンノ(東、小桧山) 木幡巧(東)
[収穫賞金 600万円]
二歳時に未勝利のまま出走したコスモス賞勝ちがあるため抽選対象にならずに出走になった。
その後、今回皐月賞に出走してくる有力どころの前哨戦となるレースに一番出走しているのがこの馬で力量が及ばない事がハッキリしている。

・2枠4番 キラーアビリティ(西、斎藤崇) 横山武(東)
[収穫賞金 3900万円]
昨年のホープフルS勝ち馬で朝日杯FSで武豊がドウデュースで初の朝日杯制覇となったため、JRA賞の2歳牡馬部門記者投票でこの馬が選出されなかった。
展開問わずの総合力が高い一頭だが問題が1点
「近くに馬がいなくなると気を抜いて走るのをやめる」
調教でもレースでもその部分が出ていて今回、外に人気になる実力馬がいて、その人気馬が後ろから捕まえにかかる展開が想定されるため、この馬が先に動いて待ち構える展開に持ち込まないと勝ち目がない。
その先に動いたときに気を抜く癖が出る可能性が高い。

・3枠5番 グランドライン(東、高木登) 三浦皇(東)
[収穫賞金 400万円]【抽選通過1/4】
今回の皐月賞の展開を握る一頭。
スタート次第で逃げるか2~3番手で外の13ビーアストニッシドと15デシエルトの動きにプレッシャーをかける可能性がある。
能力的に足りない部分があるのと抽選を通過しての出走になるが、本馬の動き次第でチャンスになる馬が変動する。

△・3枠6番 ジャスティンロック(東、吉岡辰) 戸崎圭(東)
[収穫賞金 2000万円]
タイプ的に長くロングスパートをかけるタイプで止まらず外から豪快にやってくる。
前走の弥生賞では1番枠だったためその動きが出来ず押し込められ、向こう正面で外に持ち出してその動きを行おうと3コーナーあたりで進出した時に
外で捲り進出をしたロジハービンがドウデュースに並びかけて絞めてこられたため影響を受けての4着なため見切ることができない1頭。
今回、内寄りの枠に入ったためその進出が出来るかの1点。
展開が向き能力を発揮さえすれば馬券圏内に絡んでくる可能性がある。

・4枠7番 ボーンディスウェイ(東、牧 光) 石橋脩(東)
[収穫賞金 900万円]【優 弥生賞③】
前走弥生賞で3着に入り出走権利を獲得しての出走になるが、先行して他の馬がこの馬に対して競りかけることがないため能力が発揮されている。
全く能力がないわけじゃなくて※他がこの馬に対して無警戒すぎて※現在の成績になっている。
今回メンバーが揃った状態でどうなるかが分からない1頭

・4枠8番 ダンテスヴュー(西、友道康) 吉田隼(東)
[収穫賞金 1200万円]
2歳時の東スポ杯2歳Sに於いて、道中ほぼ最後方の直線で空いたインをそのまま伸びてきて位置取りの差の分だけ5着(勝ち馬イクイノックス)
他のレースでも控えて前を捕まえにかかる動きが出来ていたため展開次第では上位入線の可能性がある。
問題が※厳しいペース展開※をまだ一度もやっていないため今回、内からも外からも挟まれる可能性が高くそのうえでペースが今までと異なるため対応できるかになってくる。

○・5枠9番 サトノヘリオス(西、友道康) 岩田望(西)
[収穫賞金 900万円]【優 スプリングS③】
この馬、2000mのレースに於いて未勝利戦で中京2歳レコード、エリカ賞で阪神2歳レコードを連続して叩きだした。
新潟芝1800デビュー戦で4着だったが1着イクイノックス、3着サークルオブライフの後に続いていて
前々走ホープフルSでは厳しい展開を自ら動いて外をまわった分が前を捕まえきれずエリカ賞からのレース間隔が短い間に関東への輸送を行ったにもかかわらず馬体重が前走より重かった。
前走スプリングSでも上位前残りの展開で一頭だけ後方から進出して3着に入り出走権を獲得した。
能力だけなら人気どころと遜色がなく今回、3度目の中山輸送になり輸送自体は問題がないため一発があるならこの馬。
口向きが悪いため、その点を陣営は気にしている。

注・5枠10番 ジャスティンパレス(西、杉山晴) M.デムーロ(西)
[収穫賞金 2300万円]
デビュー戦1着、二戦目黄菊賞1着、ホープフルS2着と連対率100%継続中。
初戦と二戦目が小頭数で複勝が2着までの払い戻しになる頭数のレース。
ホープフルSが初の多頭数になり前目で運び2着に粘った。
この馬、課題としてマークプレッシャーを全く受けず前を捕まえに行く調教みたいなレースしか行っていない。
そのため今回、他が何するかの想定がハッキリしていて有力どころを迎え撃ったり競りかけるレース運びをしないと勝ち目がない。
その手の動きを得意とする騎手がミルコなため馬にそこを耐える能力があればいいが発揮できるかが不明。

・6枠11番 オニャンコポン(東、小島茂) 菅原明(東)
[収穫賞金 2900万円]
この馬、ジャスティンパレスとほぼ似たような状態(マークプレッシャーを全く受けていない)で3勝を挙げて京成杯勝ちまで達成している。
ホープフルSでは着順が11着で見た目大敗しているが外目をずっとまわってサトノヘリオスと同じコースを通過してきたためタイム差は1秒1で許容範囲。
問題が他を破壊するような能力や駆け引きを発揮して勝利している中身がないため、話題ではあるが割引が必要。

▲・6枠12番 ドウデュース(西、友道康) 武豊(西)
[収穫賞金 5800万円]【優 弥生賞②】
昨年の朝日杯FS勝ち馬で最優秀2歳牡馬に選出された。
全体的な総合力が高く、まだ体が完成しきっていない段階で相当な能力を出していて前走の弥生賞で道中にロジハービン(Mデムーロ)が道中捲り進出を行い外から蓋をしてきて一度大ブレーキを踏まされる不利があっても、立てなおして2着まできた。
あの展開、並みの馬ならそのまま進出すら出来ずに終了していてもおかしくない状況だったため今回も相当な不利やアクシデントが無い限り勝てる可能性が高い。

・7枠13番 ビーアストニッシド(西、飯田雄) 和田竜(西)
【優 スプリングS①】[収穫賞金 3700万円]
スタート次第では逃げの手に出る可能性がある1頭。2戦目から前走スプリングSまで岩田康が手綱をとっていたが今回は和田竜に乗り替わり。
騎手の乗り替わり自体は問題ないと思われるが敗戦時のレースの勝ち馬が今回揃っていて
直線キレ勝負で太刀打ちができなかったのと、3コーナーからの捲り進出に抵抗ができなかったが大崩れはしなかった部分がある。
逃げるのか2番手以降になるのかは16デシエルト5グラウンドラインとの兼ね合いになってくる。

・7枠14番 ジオグリフ(東、木村哲) 福永祐(西)
[収穫賞金 2800万円]
ルメールがイクイノックスに騎乗するため、今回は福永祐に乗り替わり。
能力は問題がないが、ノドが鳴る不調を抱えているため初の2000mが持たないリスクを持ち合わせている。
道中ためて勝負所から動く勝負なら上位入線があると思われるが今回は外目の枠で自ら進出してポジションを奪いにいかないといけないので息が持たない可能性がある。
故障が無いまま大敗した時はそのノド鳴りがあることを頭の片隅に置いておけば的外れな批判には行き着かない。
管理する木村調教師も共同記者会見でノド鳴りには言及している。

×・7枠15番 ラーグルフ(東、宗像) 丸田恭(東)
[収穫賞金 1000万円]
操縦性が高く、騎手の指示に対する反応が高くその能力が発揮されて
未勝利1着→芙蓉S1着→ホープフルS3着と成績を出していたが前走弥生賞、道中にロジハービン(Mデムーロ)が道中捲り進出をおこなった影響で外を次から次に蓋をされ
前の馬たちが下がってきて本馬も下げざるをえないまま後方においやられて全体ペースが早くもなく遅くもない状態なため動くに動けず最下位11着入線になっていた。
展開次第では3着にくる可能性がある。

△・8枠16番 デシエルト(西、安田隆) 岩田康(西)
[収穫賞金 2100万円]【優 若葉S①】
今回、逃げる可能性が高いのがこの馬。
血統的に牝系にエアグルーヴがいる良血だが状態からダートのレースを使われ連勝後にトライアルの若葉Sを逃げ切り駒を進めてきた。
ここまで道中やりあうことなく自身のペースを乱れる事のないまま無敗で来ていて他に同タイプの馬と潰しにくる動きをする馬が存在することが課題。
本番当日、雨で馬場が荒れてスタート後に放置されるような展開になると一発の可能性がある

・8枠17番 マテンロウレオ(西、昆貢) 横山典(東)
[収穫賞金 2400万円]
この馬、レースでの中身が凄くわかりやすい1頭で
デビュー戦、内ラチ張りついて直線で進路が開いて勝利。ホープフルS、内ラチ張りつけずに外回されて6着。きさらぎ賞、内ラチ張りついて道中に外に馬がずっといなくて直線で外持ち出して1着。弥生賞、内ラチ張りついたら道中に外捲りした馬のせいで外も前もドン詰まって10着。今回17番枠なためどうするかは鞍上の横山典さん次第。
能力が全くないわけじゃないため、扱いが一番難しい1頭だが今回は印なし。

◎・8枠18番 イクイノックス(東、木村哲) C.ルメール(西)
[収穫賞金 2300万円]
昨年の東スポ杯2歳S勝利からぶっつけ本番で皐月賞に参戦する1頭。
2戦2勝で、2歳時に発揮した中身が破格で数字にも出ている。
ぶっつけ本番が難解にさせている部分があるが細かい事抜きにすべてを破壊して捕まえてしまう能力の持ち主。
敵は己の準備とアクシデントの領域になっていて100%がないのが競馬。
キタサンブラック産駒初のG1勝利になる可能性が高い。
NHK皐月賞の中継副音声にウマ娘トウカイテイオー役のMachicoがやってくる。
トウカイテイオーの余談としてレース間隔最長G1制覇の記録を持っていたり皐月賞を18番枠で制覇をしている。
今回イクイノックスが勝利すると3歳クラシック制覇のレース間隔最長記録を大幅に更新するのとウマ娘の作中でキタサンブラックはテイオーさん大好きっ子であって勝利をするといろいろと騒がれる部分があり勝利騎手がウマ娘のCMで「たのしメール」とか言いながら、サトノダイヤモンド(→作中でキタサンと仲良し)を育成してる人となればネタとして事欠かない。
今回の皐月賞で5着以内に入線しないと日本ダービーに出走できなくなる可能性が高いため最低でも優先出走権獲得がミッションとして存在している。

【余談】
日本ダービーの出走権利
皐月賞上位5着
青葉賞上位2着
プリンシパルS1着
計8頭に優先出走権利が与えられる。
残りの10枠を優先馬に回避が出ない限り収穫賞金順で出走できる事になる。
京都新聞杯(上位2頭に収穫賞金加算)
NHKマイルC(〃)
に出走した収穫賞金加算組が参戦してくる可能性があるため今回の皐月賞出走馬で
6枠11番 オニャンコポン(2900万円)
7枠14番 ジオグリフ(2800万円)
8枠17番 マテンロウレオ(2400万円)
1枠1番  ダノンベルーガ(2400万円)
5枠10番 ジャスティンパレス(2300万円)
8枠18番 イクイノックス(2300万円)
計6頭が収穫賞金ボーダーに居て皐月賞の着順結果とその後の他馬のトライアルと賞金加算の状況次第では日本ダービーに出走が出来なくなる。
そのためイクイノックスが勝負をかけると見ました。

【買い目】
単複 18 イクイノックス
馬連ワイド 18-6.9.10.12.15.16

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