漫画「撫で肩侍 微細振動朧斬り」 甘夏無残

◇読者の声1
奇才『甘夏無残』先生の新作とあって、私は勇んでこの本のページを開いた。この本のタイトルを目にした者は、撫で肩の侍が微細な振動を用いた恐るべき剣術で不埒な輩を斬り捨てていく様を想像することだろう。私もそうだ。
しかし、この本の内容はそんな私の陳腐な想像を全く凌駕していた。
なんと現代の冴えないサラリーマンを主人公とした漫画だったのだ。
タイムスリップや異世界転生でもない。ただ淡々とサラリーマンの毎日を描いているだけである。いったいどうしたことか?先生は気でも違ってしまったのか?そう疑わざるを得なかった。
が、しかし、その考えは7章において覆されることになる。
明かされる驚愕の真実。平凡な日常に張られた伏線。タイトルの意味。すべての謎が氷解し、改めて「ああ、この先生は奇才だ」と唸らされた。
詳しいネタバレは避ける。是非とも皆さん自身の目で、この空前絶後の『時代漫画』の真の面白さを確かめて欲しい。
※編集部注 投稿者様の訂正の要望により一部改変しております

◇読者の声2
甘夏無残先生の人気シリーズ、撫で肩侍!今回の必殺技は、ピコーン‼︎「微細振動朧斬り!」これで歯茎の隙間の歯垢まで粉砕!次の必殺技も楽しみです。

◇読者の声3
アルプスの山羊と2ヵ月修行し、やっと会得した微細振動朧斬りがまさかダイ〇ンの吸引力に負けるとは思っていませんでした。続編は南アルプスで修行という噂ですが、微細振動朧斬りがどこまで登りつめるのか今から楽しみです。

◇読者の声4
撫で肩侍のあの細かく震えるような動きから一瞬にして大勢の敵をばったばったと切り倒していくシーンが強烈な印象として残っています。また師匠との関係、町娘との淡い恋、そしてあの宿命の相手と対峙するシーンでの心理描写も素晴らしいものでした。アクションの動と心理描写の静のそれぞれの場面が楽しめるとても面白い作品でした。

◇読者の声5
みてよかったとおもいました。まるで違いがある漫画の内容。別々のもので、それぞれ違いをみることができる。違くなっているといったことが、背景からわかるし、また、見てみたいとおもうことを色濃くできていると思いました。

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