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039. 謎な積読本『カスパー・ハウザー 地下牢の17年』

手に入れたのは良いけど、なぜ買ったのか、きっかけがなんだったのか、よくわからない本があります。普通に新刊書店で買うのなら、なんとなくとか単に見かけて気になったとかあるのですが、それが古本でしかもわざわざ取り寄せたなら明確なきっかけがあるはず。

ところが、そのきっかけがわからないでブックオフオンラインで買った、フォイエルバッハ『カスパー・ハウザー 地下牢の17年』(福村出版)です。

書影(まっすぐ撮っていないのは仕様です)

気づいたらブックオフオンラインから入荷の知らせが届いていました。
いつの間にか入荷お知らせ通知に登録したようです。
よく考えないままに店舗受け取りでの購入手続きをしたのですが、別にそんなに欲しくないなと後になって思いました。しかしキャンセル可能な時間は過ぎていました。仕方がなく385円で買いました。それから半年経ってますが、まだきっかけが思い出せない。


1823年、ドイツのニュールンベルクで謎の人物が発見されます。彼は長く地下牢に閉じ込められていたらしく、言葉も十分にしゃべれない状態でしたが、「カスパー・ハウザー」と自分の名前を書くことだけはできました。彼の存在は世間の注目を浴び、学者たちから教育を施されます。さる高貴な方の落とし子とも噂されている中、1833年に暗殺されます。


彼のことは蘊蓄として知っていましたが、知りたいというほどではありませんでした。逆にこの本を手にしたことで興味を持った次第です。
興味があるから入手したのではなく、入手してから興味が出てきた珍しい例でした。


0209-1


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