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つつじ、石楠花、ロドレンドロン

今年は4月は雨が多く、5月になってからもなかなか気温が上がらず、天気予報で晴れの予報が出て暖かそうなので春っぽい格好で外を歩くと、予想外に冷たい風が吹いていたり薄雲が日光の熱を遮ったりで、結局うすら寒い思いをすることが多かった。昨日も同様で、長い散歩に出かけていくら歩いても体温が上がらず、上着を持っていかなかったことが悔やまれた。

今日ようやく紛れもない春になった。

今年は5月18日木曜日が昇天祭の祝日、翌金曜日は会社の方針で全員が有給休暇を取らなければならない日(強制有給消化日)で、週末を入れて4連休。嬉しいことに晴天続きで今日からは気温も上がり、明後日は22℃まで上がるらしいし、休日の価値がグンと上昇。

アムステルパークはアムステルダム市で1972年にフロリアードというお花の祭典が催された際に造営され、以後公園になっている。市の中心にドデーンと広がるフォンデルパークとは異なり自転車は乗り入れ禁止なので、ビュンビュン飛ばしてくる自転車に轢かれそうになる心配もなく、ゆっくりと散歩が楽しめる。石灯籠や池のある日本庭園もあり、桜の頃には花嫁衣装で写真撮影をやっていたりする。でも一番美事なのは何と言っても『ツツジの谷』の花盛り。そこには5月中旬から6月上旬まで色とりどりのツツジ、シャクナゲが花を開き、植木というより相当に背が高い木に育っているため左右一面を花のトンネルにする。

植物の名前にめっきり弱い私にはシャクナゲとツツジの区別ができないが、オランダ語ではどちらもrhododendronでいいようだ。ロドレンドロンという言葉のように、心楽しい春の連休。

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