30代のおたくが過酷な観劇を乗り越えるための食事と睡眠

そもそもとして、基本的に私は虚弱体質である。まずベースとして胃腸が弱い。胃腸が弱いと人間どうなるか知っていますか? 何を食べてもエネルギーに変換することができず、水を飲んでも水を吸収することができず、普通に生きているだけで常に栄養失調で脱水の状態になります。マジだぜ。くわえて婦人科系不調による貧血からの低血圧でめっぽう朝に弱い。血になるもの食べても前述の通り消化吸収ができないので貧血がなおらない。運動不足なので足腰も弱っていますが、そんな感じなのでそもそも運動をする体力がない。生きているだけでなかなか詰んでいます。

そのようなわたくしが仕事髑髏城仕事髑髏城髑髏城髑髏城仕事髑髏城みたいな日々を乗り切るには、アドレナリンというシャブだけでは到底足りましぇーーーーん!!!!(CV羽野晶紀)そこでわたしが心掛けたことを書き残しておきます。

これは30代にしてはじめて健康管理とまじめに向き合ったおたくの記録である。

まず自分の身体を知る

最近パーソナルカラー診断とか流行ってますが、それと同じで、まず自分の身体に足りないものを知っておきましょう。わたしの体質は中医学的にいわゆる気虚と血虚の合わせ技みたいなタイプなので、とにかく血とエネルギーが足りません。なのでそこを補うことをメインに組み立てます。

何をもって自分の身体を知っていると言えるのか、ですが、たとえば「最近頭が痛い」という身体の不調があったとして、その原因の見当がつくかどうかが境目です。「頭痛い→ロキソニン」、ではなくて、「頭痛い→腕も重い=肩こり→首周りをあたためる」とか「頭痛い→天気悪い=気圧気温の変化→とにかく早く寝る」とか「頭痛い→喉も渇いてる=脱水→ポカリ一気飲み」とか(最後のやつはだいぶ乱暴だけど)、原因を挟んだ対処ができれば、不調を感じてからの対処でもかなり即効性が上がるからです。そのうち予測も立つようになるので事前に対処できるようにもなりますし。

ちなみに中医学メインなのは、西洋医学だと専門が分かれており、横断的な相談がしづらいからです。たとえば私の場合貧血の理由が婦人科系の不調なので婦人科に行っても「貧血の値ギリギリだね!様子見で!」で済まされるところを、鍼の先生なら「あんたが貧血なのは胃腸が弱くて減った分が補えないせい」と総合的に診てくれることが多いからです。私は3年くらい前にかかった鍼の先生に大体教わりました。

余談ですが「ああいうのってずっと通わないとダメなんでしょ~?」とかよく言われるんですけど、私は先生に「卒業してよし」と言われたので今はもう通っていません。「もう調子悪くなったら自分で判断できるよね」という意味だと思います。このへんほんと先生にもよるし相性もあると思うので、自分と相性の良い鍼か漢方の先生をみつけましょう。ちなみにわたし漢方はあんまり合わなかったな~飲むのも嫌だけどたまたま先生ともあんま合わなかったのでそちらが大きいかも。

という前置きから、実際の生活にうつります。

食事

前述の通り胃腸とくに腸が弱いタイプなので、重いモノを食べるとしんどくなるから、自然と消化の良いものに手が伸びがちです。自炊すると大抵雑炊とかそうめん(温)とかになりがち。でもそれだと胃腸は無事でも他がどんどん消耗していく。スタミナの維持のため、とにかく「消化の良い肉」と出会うことが命題でした。

ちなみに肉野菜炭水化物の、わたし内黄金比率で一番楽な計算はこれ。

肉3:野菜2:炭水化物1

これはマジ。マジで。その上で

豚>>>>>鶏>>>>>>>>>>>>牛・羊>その他ジビエ・内臓

これ。これもマジ。

その他ジビエと内臓は消化の面で死ぬので私には向きませんでした。羊は比較的豚に近い感覚で食べれるけど家ではなかなか食べないし肉の状態によるので外食だと店を選ぶ。牛は胃腸の調子が良いときに食べればかなりのドーピングになるので使いどころを選んで食べる。鶏はタンパク質としてはめっちゃいいんだけど、あんまりスタミナがつく実感がないので私としては△。というわけで豚。とにかく豚です。豚肉食ってれば生きていける。

当たり前だけど外食が増えるので、外食でメニューをコントロールするのってすごい難しいし、友達と一緒だったら友達も食べたいものを食べたいし、食事制限はしたくないんですよね。でも肉か魚だったら肉、牛豚鶏から豚を選ぶのはわりと難しくないです。

ダイエットは目的ではないので、炭水化物も食べてました。でも炭水化物だけで終わる食事は極力避けてましたね。うどんとかパン食とか。豊洲通いの最中はなか卯にもしょっちゅう行ったけど、単価が上がるのを覚悟でなるべくサイドメニューを足してました。はいからうどんより肉うどんを選ぶとか。

あとめっちゃ大事なのが水分! 冬なので乾燥してるから水分メチャクチャとるようにしました。トイレ怖いけどそんなこと言ってられない。家や職場ではのどが渇いたと感じたら白湯をマグカップに半分ぐらい一気。観劇前に買うのはホットのペットボトルだけど、はとむぎ茶>十六茶>ほうじ茶>緑茶 の順で選びます。理屈はわすれたけど「むぎ茶がベスト、緑茶はやめろ」って言われたから(雑)。ローソンに置いてるホットのはとむぎ茶がおすすめ。意識して水分とるようにしたら、当たり前だけど肌の水分量も上がったと思う。冬のわりに例年ほど乾燥してないです。

睡眠

これはもう、タイムマネジメントの問題ですね。いかに睡眠時間を確保するか。

ちょっと前にたまたま睡眠の専門家に話を聞く機会があったんですけど、睡眠不足ってとにかく「累積」が致命的みたいなんですよね。週7日あったとして、7日間ずっと4時間睡眠で過ごすのと、2日貫徹してあとの5日はたっぷり寝てたとしたら、前者は「ずっと寝不足」で後者は「4日間くらい寝不足だけどあとの3日は元気」なわけ。だから後者のほうがマシなんですよ。「平日ずっと寝不足で土日寝たおす」より、「水曜と日曜は寝る」くらいのバランスのほうが、「良い状態」の日が多く作れるっていうの。へーーーーって思ったよね。これは結構革命でした。確かにその通りだ(CV宮野真守)。

なので、平日仕事以外の外出しない日ってのをなるべく週に1日は確保して、その日はとにかく寝ました。洗濯物溜まってても寝たし部屋が汚くても寝たし寝る直前に仕事のメール来てたの見ちゃっても寝た。そういうのは最初から夜更かしする予定の日にまとめてやったほうが効率がいいので。

あと、平日5日分の寝不足を解消するには12時間の睡眠が必要だったとしても、3日分の睡眠不足なら9時間ぐらいで解消できたりするので、そういう意味では平日でも解消しやすいうちに寝とくのは本当にアリだと思いました。私はだいたい水曜に早寝して土曜は昼まで寝るスタイルで生き抜きました。

まとめ:とにかく自分の状態を知る

とにかくこれにつきる。今どのぐらいヤバイのか、あとどのくらいイケるのか、常に意識すること。そのセンサーをいかしておくこと。私は夏より冬のほうが体調がいいので、そこに救われたところもありますね。季節の変わり目とかだったらもっとキツかっただろうし。

あとはやっぱり、定期的な身体のメンテ(マッサージとか鍼とかジムとか)を入れるといいです。鍼の先生の話に重なるけど、自分でわかってない身体の状態を教えてもらえるって大事なので、自分でもくもくと運動するのもいいけど、定期的に第三者の目が入るのはすごい重要だと思いました。

あと、これはピークのときに気を付けていたことだけど、普段からも意識してればそこそこまともな生活が送れそうだなと思ったので、いくつかは続けていきたいです。肉はなるべく食べる。

というわけですごい普通のことしか言ってないけど以上です。無事あの髑髏城を生きて抜け出してみんなにまた会えてよかった……。でもまだ修羅天魔もメタマクもあるからね。みんなで生きてぐるぐるしような。というわけでこれからもよろしくお願いします。


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