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「プロデザイナーからレビューが届く」droove

◼️ プロデザイナーからレビューが届く?

はじめまして、Hideです。簡単に自己紹介させて頂きますと、UI/UXデザイナー / Webデベロッパーとして東京、オーストラリア、シンガポールなどで仕事をしておりました。この業界で働きはじめて10年ほどになります。

現在はフリーランスとして働きながら

「プロデザイナーにレビューがもらえる」

サービスdroove(ドゥルーブと読みます)を開発しています。ここでは私が

なぜdrooveというサービスを作ろうと思ったのか?

を少し長いですが共有させてください。特に下記のいずれかに該当する方には、是非読んでもらいたいです。

[対応職種]
・WEBデザイナー
・UI/UXデザイナー
・グラフィックデザイナー
・クリエイティブディレクター
・マーケーター
・プランナー
・PRパーソン
[抱えている課題]
・担当中のサービスのデザインをもっと改善したい
・周りに相談できるデザイナーがいない
・周りにデザイナーはいるが、レビューをお願いしづらい
・デザイナーとして今後のキャリア形成に漠然とした不安がある

◼️ デザインリーダー/チームが抱える問題

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私が働いてきたデザインチームは、2-5人で構成される少人数チームが多く一人ですべてのサービスのデザインを作ることなどもありました。

メンバーが制作した制作物のレビュー(批評 / 評価)をすることもありましたが、正直なところ自分の制作物も含めて

自分のレビューは本当に正しいのだろうか?
クライアントの課題を本当に達成できているのだろうか?

という不安に駆られることも少なくなく、同時にこの不安は、チームで自分がリーダーポディションの場合、 特に強く感じたのですが、ある問題に結びついていました。それは、

自分 or チームが行うレビューのレベル = チームが生み出す制作物レベルの上限

になってしまっているということです。これはよくよく考えているとみると当たり前で、デザインチームに限らず、組織においてトップや上長のレベルがいかに重要かというビジネスの組織論の文脈でもたまに目にします。

この状況において、個人 or チームが成長を更に求める選択肢は、

1. より高いレベルのデザイン組織に移り学習する
2. 成長する方法を自分で考え、実行する

くらいではないでしょうか?
(ただし1、2共に、成長した後にまた同じ問題がループします)

キャリアの中で幸運にも、1、2を繰り返し高いレベルに到達した人もいるかもしれませんが、9割以上のデザイナーはそういう状況にはなく、

成長機会の損失をしているのではないか?

というのが私の中にあった問題意識でした。

◼️ その問題をどう解決するか?

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この問題を解決するにはどうしたらいいでしょうか?
もっと近くの人達を巻き込んでいくべきだという意見もあるかと思います。

たしかにクライアント、社内の上司、プランナー、マーケターなど、制作中のデザインにおける文脈や目的を理解している関係者達に、レビューをしてもらうことは重要です。

しかし、文脈をどうデザインに落とし込むか、細部における調整等々においては、経験豊富な専門性の高いプロの視点でしかフィードバックができないものが多々存在します。(いわゆるエキスパートレビューと呼ばれるものです)

しかし、採用マーケットおいて、存在するデザイナーの母数自体が小さい中、そのようなハイレベルなデザイナーを雇用することは現実的に厳しい現状があります。(特に日本語を扱うデザイナーという中だと更に困難を極めます)

であれば、

社外”の優秀なデザイナーにWeb上でレビューしてもらえばいいのではないでしょうか?

重要なのでもう一度書きます。

社外”の優秀なデザイナーにWeb上でレビューしてもらえばいいのではないでしょうか?

そのようなWebプラットフォームがもしあれば、デザイナーは制作中のクリエイティブの質を確実に高められるはずです。

レビュアー(レビューする人)は、答えにいきなり到達するのではなくレビューを通してディスカッションします。

そのプロセスこそがデザイナーが成長する機会となります。

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◼️ 40人超のデザイナーに聞いてみた

でも、こんなこと考えてるのは自分だけかもしれない。そこで、知人デザイナーや、彼らから紹介されたデザイナー40名超にアンケートを実施してみました。内容は以下のような感じです。

まず、私がデザイナーとして働く上で感じていたことに共感どうかを質問。

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すると、およそ80%以上のデザイナーが

「社外のレベルの高いデザイナーにレビューをもらうことで、制作物のクオリティが上がる」と、考えている

ことがわかりました。

「自分自身が、レベルの高いレビューを受けたいか」という質問に関しても、

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※1が「そう思わない」5が「非常にそう思う」です。

「90%以上のデザイナーが、自分よりレベルの高いデザイナーからのレビューに強い関心を持っている」

ことが分かりました。

私と同じような問題意識があるデザイナーが多くいるのだな、と感じた瞬間でした。

◼️ サービスについて

というわけで、デザイナー同士を繋ぐための「droove」を作ることに決めました。これはプラットフォーム型のサービスとなるため、下記のような参加者体系になるかと考えています。

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・レビューを受けたい人(レビュイー)Reviewee
・レビューを行いたい人(レビュアー)Reviewer
・レビューを見る人(ビュウアー)Viewer

現在、プロトタイプ版が完成し、レビュイーもしくはレビュアーを募集しています。もし当サービスに興味がありましたら、 以下のurlから登録ください。プロトタイプを是非使ってみてもらいたいです、100名様まで無料でレビュイーになれるキャンペーン中です。

droove登録
https://www.droove.com/

レビューしてくれるレビュアーも募集しています
 (1制作物2000円お支払いしています)
https://www.droove.com/register-reviewer

◼️ デザインにグルーヴを

ちなみに「droove」の名前の由来は、「design」+「groove」=「droove」です。「groove」は音楽用語の「グルーヴ」なのですが、これは演奏者とリスナーの間で、その場に波やうねりが生まれた時の、ある種の高揚感のようなものを指すとされています。

「droove」においても、レビュイーとレビュアーの「design(デザイン)」に対する良質なディスカッションの果てに、そこに「groove(グルーヴ)」が生まれ、素晴らしいデザインへと昇華する、、そのような現象を生み出したいと考えました。

◼️ 最後に

サービスをローンチするに当たって、すでに顕在化している課題もありますし、検証しないといけない事もたくさんあります。ただ、私自身がそうであるように、今後どうやってデザインスキルを向上すればいいのか悩んでるデザイナーにとって「droove」はきっと役に立つサービスになるはずです。

本来接点のないデザイナー同士が繋がれば、参加者の集合知を使ってデザインの質を上げることは十分に出来るはずですし、自分自身がレビュアーになり、別のデザインを批評することも、必ず学びとなります。

デザイナー全体のスキルの底上げになればいいと思っています。

ゆくゆくは世界のデザイナー同士が繋がれるようなプラットフォームを作り上げたいと考えています。

◼️ 追記

これを書いた後に判明した課題を追記しておきます。


1. そもそもの市場が日本のデザイナー、特にWEB/app界隈だと足りない。これに対しては、基本的にはデザイナーメインですが、マーケティングや経営層からも依頼してチームとしてレビューができるようターゲットを広げました。中長期的には、英語圏に広げることでより大きな解消が期待できます。


2. 一流のレビュアーをレビュアーとして参加してもらうハードルが高い。drooveが本番リリースしてないのもありますが、リクルーティングにかなり力を入れないと、レベルが低い同士でのレビューになってしまう懸念があります。

3. ソーシャルに公開の場で、レビューをもらいたい依頼者がかなり少ない。プレトのレビューをしてもらいたい依頼者様は、初級者レベルの方が多かったのも関係しているかもですが、公開をベースにしたUI/UXを非公開からインセンティブを与えて公開にもっていくという流れに変える必要があります。

以上です。

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support@droove.com

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