交通事故を眺める
あんたは交通事故のニュースを眺めているかい?
なんか俺の印象なんだけれど、交通事故のニュースってホント毎日のように流れてくる印象があるんだけれど、俺だけかい?
特に交通事故について検索しまくっているとか、車に関する調べ物をしているとかもない認識なんだけれど、なんか知らんけれど日々痛ましい交通事故の話を目にしている気がする。
特に高齢者の起こす交通事故ってのはよく目にするんだけれど、これを見るたびに「他人事じゃない」って思うんだよな。
俺自身も交通事故の加害者になる可能性もあるし、親の世代についてもそうだ。
ってか、交通事故の被害者って意味で行けば年齢層に関わらず子どもたちだって犠牲者になっちまう。
かといって、いわゆる自動車事故を減らすために車を減らそうなんて意見は現実的じゃないし、するべきでもないと思う。
地産地消なんてことが言われるけれど、日本の平地が少ない土地事情や交通事情を考えると食料の面だけ見ても地産地消ってのは無理があるからね。
今回は交通事故について考える回だ。
ちっとこの非日常だと感じられるけれど、すぐそこにある不安の種について考えておこうぜ。
高齢者の交通事故
日々、高齢者による交通事故ってのが後を絶たないって印象が強いよな。
ただ、どうも日本じゃない国では「高齢者」ってキーワードで交通事故が切り取られることってあんまりないってことらしい。
そんな中でこんな記事を見たんだよね。
この記事によると、日本の高齢者が加害者になるケースの交通事故はやっぱりほかの国に比べると多い傾向にあるってことなんだそうだ。
で、その原因が「老い」っていう大枠での捉え方じゃなくて、薬の処方のやり方に原因があるんじゃないかってのがこの記事で書かれていたんだよね。
曰く、日本の医療現場の実情を見ると、どうしても総合的に病状を把握できる医療人材が不足していて、対処療法的に薬を処方することが多いから、どうしても薬の量と種類が増える傾向にあるってことなんだそうだ。
で、その多すぎる薬が意識障害の原因となって、交通事故につながる。
ん?それならご老体だけじゃなくて若いヒトだって同じだろって?
この記事によると高齢になるほど薬の効果が薄くなり、かつ代謝が少ないから薬の影響が長く残り、結果として複数の薬の影響が残った状態でまた別の薬を処方されてしまうなんてことが起きているんだそうだ。
で、結果として意識障害をはじめとする多くの不調を引き起こし、それが交通事故につながっているってことなんだと。
日本の交通事故
実際、日本って高齢者の交通事故が多いってのはホントなんかね?
そんな風に思って見てみた。
おおう、やっぱ多いのか。
この記事によると日本の場合65歳以上の交通事故の割合は57.6%でアメリカの20.0%、ドイツの34.0%と比べて高いのは事実っぽいね。
これと薬の処方の状態とを比べた数字についてはちょっと見ただけだとわからなかったけれど、これだけ見れば高齢になったら免許を返納した方が良いって思えるよな。
ただ、交通事故が起きている状態別ではこんなことも書いてあった。
なんでも一番多いのは「歩行中」なんだそうだ。
はは~ん、これは狭い道路状況で歩行者と自動車のすみわけがあんまり出来ていないってのも関係しているのかもな。
交通事故は減らせるのか
なんとも言えない気分になってきたんだけれど、そもそも交通事故って減らせないんかね?
そう思ってお上がどう考えているのか見てみた。
おおう、政府広報がこんなにも高らかに「精神論」を掲げているぜ。
事故を減らす→注意して事故起こさないでね
これ、何も言ってないのと同じだな。
技術的には自動運転が一般化すれば事故は減るとは思うけれど、そうなるまでにはまだまだ時間がかかる気がするよな。
なあ、あんたはどう思う?
とりあえず今。俺たちは気を付けるしかないんだろうか?
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