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韓国・ソウル旅 広蔵市場(クァンジャンシジャン) 古着市場

2泊3日、弾丸年末ソウル旅。
ソウルの朝は、少し北海道より日の出時間が遅い。日の出は12月29日時点で7:47分。7時30分に鐘路5街駅(チョンノオガエキ)近くの宿「ファイブホテルチョンノ」をひとり出発。夫と娘はまだ就寝中。どんな旅でも、朝、早起きしてひとり市場にフルーツやパン、菓子類を買いに行く。学生時代から変わらぬスタイルが染みついている。広蔵市場まで歩いて5分。

まだ薄暗いが市場の人々の朝はやはり早かった。お母さんたちが、テキパキと生地をこねて何かをひたすら揚げている。
ピンデトクだ。ピンデトクとは、緑豆を石臼で挽いた生地を焼いたものだという。1つ買う。1枚5000ウォン。10センチ以上あり、半分に割ってもたせてくれた。

熱々のピンデトク。路上でほおばると、湯気が出る。サクサクして腹持ちが良くおいしい。

4歳の娘が食べやすいものはないかと探すと、キンパプ、海苔巻きだ。これもテイクアウト。こちらのお店でも湯気がもくもく。トッポギ、豚足、スンデ(豚の腸詰め)も並んでいる。韓国語が分からず、英語で話しかけてもテキパキと包んでくれた。

左に積まれているのが、キンパプ。

ほのぐらい中、野菜を切ったり、キムチを漬けたり、何かを練ったり、ゆでたり、揚げたり、蒸したり。万国共通、市場は朝が早い。娘用に青果店で大きないちご10粒入りを10000ウォンで買う。娘曰く、「『あまおう』みたいに甘いわ」という素敵ないちごだったらしい。

目当ての古着市場も簡単に発見。11:00~19:00オープンとのことで夕方来ることにする。

17時に再訪すると、なんと、ほとんどの店が閉まっており、数店のみやっていた。ここは、古着の卸市場が軒を連ねている。欧米人観光客や地元の若い人もちらほらいた。


市場の西側に位置し、分かりやすかった。17時入店すると、ほとんどが閉まっていた。

数店空いていて幸運と考え、じっくり商品を見てみた。ラルフローレン、adidas、カーハート、バーバリー、プラダなどハイブランドもある。
コムデギャルソンプレイもあったが、ギャルソン通として、5着ほど手に取ってみると半分は本物、半分は偽物という感じもあった(プレイの顔が何か変、ゆがんでいる 笑)、が、概ね偽物は少ない感じがした。韓国で偽物品はしょうがない。それが文化である。

メンズのレギュラー古着が多いが、レディースコートやレザー商品、バッグ類も充実の店内。

店員のお姉さんも自由な感じで、観光客だと思ったからか「ゆっくり見てってね」みたいなことを英語で言った後には、常連客らしき人たちとおしゃべりに夢中で、のんびり見てまわれた。縫製とデザインがとても良い暖かそうなハットを見つけた。値段が付いてないので聞くと、30000ウォン。店員さんが「韓国のブランドで若い人に人気」とのこと。「NERDY」。私は若くないので知らなかったが、後で調べると、渋谷にも店舗が上陸している韓国発のストリートブランドだ。ウール素材のパープルとホワイトの発色のいいハット、形もとてもいい。

娘用にあと数年でちょうど良さそうなスモールサイズの、レッド基調のトライバル柄のラルフローレンのジャケットも見つけた。「35000ウォンよ、ネット販売では50000ウォンで出してるから安く売ってあげるよ。今はネットで良く売れるのよ」とお姉さん。

「この2つを買う」と言うと、電卓を手に「50000ウォンにディスカウントするわ」と言ってくれたので、カムサハムニダとお礼を言う。安いのか高いのか分からないが、小売価格なのだろう。
「せっかくなので写真撮ってもいいですか」と言うと、ポーズを決めてくれた店員のお姉さん。セシルマクビーの帽子が似合っている。またゆっくり来ることを約束した。


セシルマクビーの帽子がキュートなオンニ(店員のお姉さん)

古着市場を下りると、ビンテージシュッズショップが。もちろん覗く。
レザーシューズがいい感じだ。
私はドクターマーチンのブーツをずっと欲しいと思っていて、店員のお母さんに「ドクターマーチンがほしい」と言うと、たくさん出してくれた。何足か試着し、靴底や履き心地を吟味し(偽物品でないかを入念に確認した。疑ってごめんなさい、お母さん)間違いなく、本物のいい感じに履き慣らされた状態のいいマーチンです。8ホールのブーツに決めた。
80000ウォン。最初の言い値より20000ウォン安くしてくれた。

Kuky Shoes, 228 Gwangjang Market

昔から、在日の韓国人のお母さんたちに優しくしてもらった経験があり、韓国はなつかしい感じがした。もしかしたら前世は韓国人だったかもしれない。力強く、優しい活気にパワーをもらった。




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