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初任の先生に見てもらう授業

 初任の先生に見てもらう授業「初参観」(多分ローカルワード)というものがあります。校内の初任者研修の一環で、初任の先生は授業を見てもらったり(初授業)、見に行ったり(初参観)します。他の先生の授業を見ることができるのはとても貴重で、この初参観や研究授業しかありません。私の場合は、空き時間に他の先生の授業を率先して見に行くことにしていますが。

 「エンチャント先生、来週、初参観よろしくお願いします。」とあいさつに来てくれました。忙しいだろうに、とてもえらい。私は、初任のとき、こういう挨拶が上手にできませんでした。とがってましたし…(黒歴史)。

 エ「何か見たい授業ありますか?」
 初「国語、算数、社会などは見ました。」
 エ「うーん。OK、ちょっと考えていいですか?」
 初「はい!よろしくお願いします。」

 私はこのとき考えたことは、「私ならではのものを見せたい!」ということを思いました。それぞれの教科でも、参考になるであろう授業はできると思っていますが、私がやっている実践の中で「見ごたえ」があるものはなんだろう?と考えました。

 しばらく考えた後、おもむろに近づき、

 エ「学活にします!」
 初「はい、よろしくお願いします。」

 他の教科は多分他の先生がやるはずだ。きっと誰も選ばないであろう、「学活」に決めました。学級活動(1)の授業を見せることにしました。

 「学級目標の姿に近づくためのイベントで何をするかを決めた学級会」をあとの1時間、子どもたちがイベントをやっているところをみてもらいます。初授業の指導案は略案でいいのですが、特別活動についての解説や、自分自身の頭を整理しているうちに、細案になってしまいました。

 ついでに学級会のシステム、学級で行っている取り組み(当番活動、係活動、朝・帰りの会など)もすべて書いてみました。少しでも学びになればいいなと思います。

今回の学級イベントのねらいは以下の3つです。
① みんなで決めたことをみんなで守る。
② 自分たちで「楽しい」は作れる!と実感する。
③ 真剣に遊び、真剣に学ぶ。
 一回目の学級イベントということで、教師のサポートもかなり必要ではあると思います。できるだけ、子どもたちに任せて活動をしたいと考えています。


 以上、エンチャントでした。

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