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THE TEAM ヨーロッパ大捜査線

アマゾンプライムで見つけたこのドラマを何となく観始めたら、なんと愛する街ハンブルグも舞台のひとつになっていて、想像以上に引き込まれてしまった。シリアをはじめ、事件が起こったデンマーク、そしてベルギー、オーストリア、イギリスなど欧州のあちこちに展開していくストーリー。アマゾンでは日本語サブがついているので、それぞれの欧州言語を楽しみながら観ることができる。突っ込みどころもあるけれど、それはスルー。



第3話では懐かしのCurrywurst(パリッパリのソーセージにカレー粉やケチャップをつけ、パンやポメス(フレンチフライ)を添えて食べる簡単なスナック)を食べるシーンも。美味しい店というのはツーリストにも人気だし、あちらの「Krimi」いわゆる犯罪ものドラマで、なぜかしょっちゅう出てくるのだ(笑)。ちなみに「Kripo(Kriminalpolizeiの短縮形) Hamburg」はハンブルグ刑事警察のこと。

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このドラマで聞こえてくる言語に注意すると、大陸というのはこのようにして国境を越えても言語の混ざり合いがあるのだなぁと興味深い。北ドイツで「Moin」という会った時に一日中使える挨拶は、デンマークでも使われているけれど、このドラマを見る限り、別れの挨拶にも使えるようだ。ベルギーは国面積は小さくても公用語が蘭・仏・独と3つもあることからも、脳の言語を司る部分の発達のしかたが、日本人とは違いそうだ。ドラマの中でも俳優が実際に数か国語を使い分けている。

主人公の3人はなかなか個性的。ハンブルク刑事のGregorは刺青だらけだし、女好き。型破りだけれど仕事に情熱を傾けている。デンマークのネリーは経験豊かで敏腕でタフ、そして美人。ベルギーのポーラは若くて仕事に妥協を許さないが、判断を誤ることもあり、経験を積んでいる途中。

全部で8話。なかなか見応えがあり、楽しめた。でもこれは、自分が人生の半分を過ごした場所ということで、私の個人的な感情移入もあるが。それぞれの家族とのやり取りや、愛情の起伏なども織り込まれて、スリル・アクションと、愛も涙もありのドラマだった。




 規制が厳しくなった今、娘のいる欧州に気軽に飛ぶことはできないけれど、ビデオチャットできる時代であることが本当に有難い。そして、こういうドラマ in Europe をこれからも観られるようにどんどん作って欲しいと思う私である(笑)。


【8月23日追記】6月11日からドイツの感染症に関連した入国規制がほとんど撤廃された。ウェーイ❤   これでいつでもまた飛べるのだ。でも、日本側の規制や、フライトのコストの高さ、本数の少なさ、戦争のために某国の上空を避けなければならない経路(時間がかかる・・・)など、更に状況の改善を待ちたいところ。私の周囲にはすでに、待ってました!とばかりにドイツやイギリスに飛んでいる人たちがいる。彼らの土産話を聞きながら、自分も今後の計画を立てている。





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