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ドルプライスを円換算するのは止めよう ドルはドル 円は円

トップ写真 世界のマーケットを引っ張るニューヨーク証券取引所


物価高の地を巡って


ここ最近は、
いつも書いて来た徳島の古代史。
少し離れて、
旅した北海道とニューヨークにて、
感じたことを書いています。

北海道ではニセコや富良野。
外国人に人気のリゾート地。
日本の中でも物価高騰エリア。

ニセコホテルのルームサービスメニュー チーズバーガー9600円!!

ニューヨークに至っては、
世界一物価が高いのでは?
そう思われる場所。

物価が高いと言っても、
まだ、北海道は全てにおいて高騰。
という訳ではなく、
高い店もあれば、比較的手ごろなお店。
存在します。

一方、ニューヨークにおいては、
尋常ではない物価高。

ファーストフードの時給は3000円以上。
ペットボトルの水が500円平均。
座って食べられるレストラン。
店にもよりますが、かなり高額。

家賃に関しても、
ニューヨークのソーホーエリア。
この4月の平均家賃。
4月の家賃の過去最高を突破。
昨年7月の最高値。
夏に向かって更新する勢い。

イエローキャブをバックにソーホーの写真 これしかなかったのでスミマセン
リトルイタリア ソーホーから近いです NYはパスタが美味しい
リトルイタリアにあるストリートアート

当然ながら、
現地のニューヨーカーたちも、
この物価高は堪えてると思います。
ランチなどは、
道端で移動式の店を構えるテイクアウトで購入。
公園で食べる。
そんなビジネスマンも多いそうです。
それでも、それなりの価格。

大都会マンハッタン。
世界中から観光客が訪れる。
その雑踏の中には、物乞いをするホームレス。
少なからずいらっしゃいました。

ブロードウェイの道端に座り、
猫を傍に置き、
キャットフードが買えません。(英語)
と、段ボールに書かれた看板。
動物愛護の感情に訴えるやり方。
ニューヨークのホームレス。
なかなか考えてます。

ブロードウェイ ホームレスが何人もいました

日本だけ時が止まっていた


20年以上前に海外旅行でアメリカへ。
行った方が居たとして、その頃と何が違うか。

そもそもドルで付けられたプライス。
そのものが大きく値上がり。
私の記憶だと、
昔、ペットボトルの水は1ドル程度でした。
今は税金入れると3ドル超えてます。
少なくて2倍から3倍の物価高騰。

1リットル水 税込み3ドル20セント 500円くらい

その上、今、何が起きているか。
34年ぶりの円安。
私がニューヨーク行った次の日。
なんと1ドル160円突入。
すぐさま、日銀の介入があったのか。
一気に円高へ振れましたが、
その後は155円を挟んでもみ合い。

私たち日本人。
多くが収入を日本の円で頂きます。
アメリカへ旅行へ行った場合。
支払いはドルで行います。

先ほど述べたように、
元の物価が高騰している上に、
円の価値はドルに対して半分くらいに下落。
(70円台の時と比較)

このような背景なので、
日本人がドルの国へ旅行すると、
全ての価格が常識の範囲外となるのです。
なんの贅沢もしていない。
大して美味しくもない料理。
レストランで食べるだけで、
日本だと高級懐石料理が食べられるかも。
そんな価格になるんですね~。

タイ料理 3皿注文 焼き飯 焼きそば シーフード炒め チップ込み100ドルちょっと 16000円
3人でシェア 写真汚くてすみません


ニューヨークに住む現実は


旅行だからよいものの、
住むとなったら、かなり厳しい。
ニューヨークに住み、
お子さんを、
ニューヨークの学校へ通わせている奥様。

ご主人は総合商社のビジネスマン。
ニューヨーク勤務を終えて、日本へ帰国。
奥様とお子さん。
学校があるので、ニューヨークに残りました。

ニューヨーク勤務の時は給与はドルで支給。
されてたそうですが、
ご主人が日本へ帰国したので、給与は円支給へ。

ただでさえ高いアメリカの学費。
円からドルへ変えて支払う。
かなり厳しい。切実な声がありました。

これはアメリカだけでなく、
世界の発展している都市全てに当てはまります。
日本しか知らなければ、気づきもしないこと。
ですが、
円の価値は半分から3分の2まで落ちている。
切実に感じます。

ミュージカルムーランルージュ 劇場前
開演前 ステージ 内装とセットが素晴らしい


チケット143ドル43セント 22800円くらい 



昔、日本企業がマンハッタンのビルを買い漁った。
強い円を元手に。
遥か昔の思い出話です。

40代以上へ移住のすすめ


世界的投資家ジムロジャースさん。
40代以上の日本人は、
日本以外に暮らせる場所に移住しなさい。
なんて書いてある記事を読みました。

ジムロジャースさん曰く、
日本で暮らす以上、今より良くはならないから。
それが理由のようです。

まあ、投資家さんは好きなこと言うので、
当たるかどうかは分かりませんけどね。

インフレとはいえ、
海外ほど、
振るい落とされる人が多く出ている訳ではない。
その点、日銀の0金利政策が効いているのか?

ただ、アメリカで起こったこと。
数年後に日本へやって来る。
それは過去から現在を見れば明らか。
備えておくに越したことはありません。

ドルはドル 円は円 分けて稼ごう


今回の旅で学んだこと。
ドルの値札を円換算するのは止めよう。
です。
例えば100ドル。
今なら15,500円。
1ドル100円の時は10,000円。
1ドル77円の時は7,700円。

こういった計算を止めて、
ドルはドル。円は円。
分けて考えないと、心が貧しくなる。

日本のビックマック 480円
ニューヨーク ビッグマック 6ドル29セント 約1000円
ホットコーヒー2ドル29セント 約360円なので日本の3倍の価格
ビッグマックの看板を見上げ 左長男 お父さんビッグマック食べたい!
右私 高いから日本へ帰ってからにしよう! とは言ってません(笑)

これだけテクノロジーが進化。
生成AIを使えば、
スピーチまで英語でできる時代。

世界へ目を向け、
ドルを稼ぐ。
ユーロを稼ぐ。
そういった考え方にシフトしないと、
時代の変化に埋もれて行く。

世界から見た日本と未来への備え


強いドルやユーロを持つ国から見れば、
日本は超お買い得。
マイクロソフトが
大型投資してデータセンターを日本に設立。
対抗できる日本企業は無し。
日本のデータはマイクロソフトへ。
持って行かれる。
まさに好き放題やられてるわけね。

しかしこれが資本主義。
昔、日本もアメリカで散々やりました。
その逆が訪れている。
観光だけでなく、多分野において、
外資は日本を買いに来ています。
日本は正にバーゲンセール。
今買わなきゃ、いつ買うの。
そんな時期。

昔であれば、悠々自適な老後生活。
のはずですが、
さて、この先の日本。
どうなって行くのでしょうか。

備えあれば憂いなし。

今日は、私がニューヨークで受けたショック。
そこから思った経済ネタとなってしまいました。

参考になれば幸いです。

比較的物価が安かった中華街 スーパーには日本の食品が安く売ってました ソーホーの近く

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