2023年9月のプロレス感想

9月はあまり見ることが出来ませんでした。

ロウ・キーvsKUSHIDA(HOG 2023/3/10)

まず驚いたこと。ロウ・キーのコンディションが非常に良い。
ヒットマン・ギミックではなくセカイノセンシモードです。
MLW時代よりも状態は間違いなく上だし、
下手すれば新日離脱以降、一番フィジカル面で充実しているのでは。
そんなロウキーが永遠のライバル、アメージング・レッド主宰
House Of GloryのメインイベントでKUSHIDAと相まみえるのだから面白くならない訳がない。
展開としてなんとなしに行う無為の動作が無い。展開に対する意味合いの持たせ方が
平均的なレスラーと全く違いますね。勝つために遂行するアクションが全て最適解になっている。
KUSHIDAの腕攻めも、天秤の玉が揺れ動く様を表現し、より情感的に。
そして注目すべきはフィニッシュの美しさ。これは見た方がいい。

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イーディス・サーリアルvsトラヴィス・ハッカビー(Wrestlers' Lab 2023/7/22)

レスリングにおけるコントロール力では世界でも指折りのものを持つハッカビー。
王者のイーディスを業師ぶりで絡めとっていきます。
部位攻めにおけるフォーカスのさせ方にはいつもながら感嘆。
イーディスも業界屈指のポテンシャルを持ちながら、持て余す試合も多かったのですが
この試合においては王者として迎え撃ったことが奏功。
相手の止め処ない一点集中に対して見事な対応力を見せ、彼女本来のストロングポイントである
レスリングの巧みさ、サブミッションの拘束性はハッカビーに比肩していました。
イーディスの現時点での代表作の一つでしょう。

***1/2


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