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失敗とは言わせない話

この記事には書きませんでしたが
ちゃんと合体欲の方も覚えていてくれたようで

初めてタミオ君の方から『入れたい』って言ってくれました。

私の合体欲も頂点だったので(我慢した)
『もう我慢できない』という訴えに 愛おしさが爆発したのは内緒。


やっぱり気持ちを伝えるのって、大事だな。

直接相手の言葉で聞けるのって、こんなに嬉しいのか と思った。


自分だけ身体の満足が頂点に達しないことは多いけど
心が満足するだけで、果てたかのような錯覚に陥るのは不思議だ。




初っ端から大人な話をしてしまった。

最近のタミオ君は、私の涙の訴えを真摯に受け止めて私に感謝と好意を全力で伝えてくれている。

私は、そのおかげで
日々やってることは同じでも(実際は手伝ってくれるようになったので同じでもない)ストレスを感じることが激減し、なんならセロトニンが分泌されている。

自分はもしやタミオ君の世話焼きおばさんでしかないのでは…と思っていた一週間、物理的にも距離を置いて感染対策に励んでいたが
タミオ君がウィルスに打ち勝って物理的な距離を縮められることを、正直待ち侘びることができていなかった。

自分はタミオ君の身の回りの世話をするためだけに存在しているのか、炊事洗濯も当然の任務として感謝もされないなんて、私は結婚を視野に入れて同棲している恋人ではないのかしら、他人とシェアハウスに暮らしてるんだとしてももうちょっと協調性は必要なのでは、もはやお手伝いさんとして雇われてるんだとしても無給だなんておかしいわね

みたいな思考回路でしかなくなっていたので

そんな私を無給で使う相手に抱かれたって、濡れない。
合体欲など、湧かない。


どうしたらいいんだろう

馴れ合い、倦怠期、、価値観の違い、、、マイナスな言葉ばかりが脳みそを駆け巡った。

このまま私がそばにいるとタミオ君もダメになる
本当に距離を置いた方がよいのでは

前向きに考えられなくなっている自分がいた。


でもそんな状況をちゃんと変えたい、これからもタミオ君と向き合ってうまくやっていきたい、楽しい嬉しいことばっかりじゃないのは当然だ、それでも助け合って支え合ってこれからも仲良く暮らしていきたい という気持ちが消えなかった。

消えなくてよかったし
タイミング的にはちょっと申し訳なかったけど、ちゃんと伝えられてよかったし、受け止めてくれたタミオ君にも感謝している。


そしてその話し合いを経て
ちゃんとお互いの気持ちや希望を伝え合った上で交わされた身体的濃厚接触は、とても幸せで少し切なくて愛おしいものだった。

相手を大切に想う気持ちを交わし合う、心が通い合う行為と言いたい。言葉にするとなんだか軽くてもどかしいというか、この言葉にできない部分を【切ない】と感じるのかもしれない。




セックス依存症 とは少し違うのかもしれないけれど
タミオ君と恋人同士になって 一線を越えてからというもの、身体を重ねることで満たされる心 というのがある事を知った。

もちろん相手が誰でもいいわけではない。

元々そういう行為に対してあまりいいイメージも持っていなかった自分にとって、そう思える相手とそのような行為に及ぶことは嬉しい変化でもあった。


合体欲 という言葉を独自で使うようになったのも、タミオ君とのセックスが二人にとって重要なコミュニケーションだと実感できているからであり
ここまでこんなに『気持ちを言葉にすることが大事だ』と謳っておいてアレなんだが、【言葉にせずとも愛情を伝えられる大切な行為】だと思っている。

思っている というか、正確には 思えるように なった。

初めてタミオ君相手に
行為の回数を重ねるほどに、思えるようになっていった。



だからこそ、ここ最近の自分の存在意義というか
タミオ君にとって私はなんなのか、必要なのか、を考えてしまった時期に

せめて自分たちが恋人同士だと実感できる行為(セックス)ができる状況(インフルからの復活)になれば
自分の気持ちもまた上げられるんじゃないだろうかと考えたりもした。

でも性行為にはとてもメンタルが影響するので
実際、問題から目を逸らして身体を重ねたところで、きっと潤わないし心も満たされないし 問題も解決しない。



お互いの存在がそばにある事が当たり前じゃないと感じて
大切にしたいと改めて思えた上での行為だからこそ
伝わってくる気持ちがあったり
自身に触れる手からも愛情を感じられたり する

した。



そして直近の交わりで、中折れなるものも経験した。
挿入後、タミオ君の方がGOALせずに中断するのは初である。


朝方まだ早すぎる時間に目覚めて ベタベタ引っ付いているうちに白熱した。我々としてはよくある早朝4時コース。

元々タミオ君は膝が痛いと訴えていたため、白熱はしたものの合体自体を断念しようかと話したが挑戦に踏み切った。

結果、実際に膝が痛いタミオ君が耐え切れず
私も膝を痛めているタミオ君を気にして集中できず

お互いにごめんごめんと言いながら終わった。

そのまま30分ほど爆睡し、何事もなかったかのように朝を迎えて、お互いにほんのり罪悪感を抱えているのがわかって 切ない空気が流れていた。

しかし途中で折れようが私の合体欲は満たされているし
二人ともが果てずに終了するケースは初めてだったけど、罪悪感も言い換えればお互いを思いやる気持ちであり
なんというか、失敗したけど愛しさが増した。

もはや失敗ではない。



H3ロケットと同じである。

打ち上げ失敗、発射失敗、と一部の報道は【失敗】という結論を出したがって叩かれたりもしているが

機体は無事、衛星も無事、ケガ人も出ていない。緊急停止はシステムが正常に作動した証拠である。
失敗ではなく、中止。


中折れと連動させるにはあまりにも申し訳ないが
一応関係者なので許してほしい(許すまじ)


大事なことは そこじゃない って話。

たとえ失敗と言う人がいたとしたって、その時リアルタイムに成果が出なくたって、結果成功すればいい話で、何を成果とするかは人それぞれの解釈 って話。


我々は今後も可能な形で愛を伝え合えばいいし、果て無かろうが中断しようがそもそも入れなかろうが セックスや触れ合いが大切なコミュニケーションであることは変わらない。



H3の打ち上げも、みんな全力で頑張ってます。
次こそは成功するように、私も全力で見守ります。

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