つまり600万の負債を抱えているのと同じ状態なのである。

現在、私は『さーちゃんともめこの登校風景』と『派遣OLローテーション!!』という2冊の漫画を電子書籍で販売しているのですが、これがほとんど売れていないのである。本当にお小遣い程度の売り上げしか上げていない。私は私の描く4コマ漫画には1本1万円の価値はあると考えており(単純にそのくらいの労力がかかる)、一冊につき200本は収録されているため、200万は稼いでもらわないと困るのである。今後も年一冊ペースで出していくとしたら、毎年200万の赤字が上乗せされていくのと同じなわけで、もし今描いている『さーちゃんともめこの昼休み』を電子書籍化した時も同程度の売り上げしか見込めないとしたら、つまり私は600万の負債を抱えているのと同じ状態になるわけである。600万はアカンですよ。下手すりゃ人が死ぬ金額ですよ。ファンキーモンキーベイビーズとかの応援ソング聴いて勇気もらってる場合じゃない金額ですよ。真剣な眼差しで向かい合うべき金額ですよ。

もうここまでくると私の漫画がアニメ化でもされない限り、帳尻が合わないのである。ぜひ一度、想像だけでもしていただきたい。『さーちゃんともめこの登校風景』なんか朝の情報番組の1分アニメみたいなのに最適ではないですか。内容的に平日の朝の時間にちょうどいいし、「登校することが楽しくなりました!」っつって不登校児が減るんじゃないですか。アニメ化と同時に実写化もされればいいです。アイドルは詳しくないのですが、○○坂の子たちでやればいいと思います。『さーちゃんともめこの登校風景』は漫画度の低い作品なので(足がロケットになって飛んでったりしない)、実写化にも向いています。業界の人、読んでないですか、このnote。『派遣OLローテーション!!』なんかはね、あれは会話劇であるのと同時に一つの場所に人が集まる「場所が主役」の群像劇でもあるので、基本的にオフィスだけで完結しています。つまり3D素材で背景を作れば制作費が安く済むのですよ。キャストもほぼ3人だけだし。アニメ制作のこと何も知らないけど、たぶんそーですよ。場面転換が必要ないってことで舞台にも向いてますよ。4コマ漫画の舞台化、聞いたことないですけど、気骨ある演劇人ならチャレンジすべきではないかと思います。シベリア少女鉄道とかヨーロッパ企画とか読んでないですか、このnote。誰も読んでねーわ、バカ。前回の記事、ほぼ無反応でビビっとるわ。俺はダッシュボード見てるぞ!

つまり今回、私が何を言いたかったのかというと、「労働に見合った対価を得ていない場合、人はアニメ化とか言い出して、どんどん醜く歪んでいく」ということを身をもって皆様にお届けした次第である。

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