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『カラオケ行こ!』とかいう沼すぎる映画

2024年始まってまだ3週しか経ってないのにもう沼にハマって身動き取れなくなっている。しかもなんかこの沼今までに経験したことない感じで動揺してる。

この先、盛大なネタバレはありません。
が、もしまだ観ていない方は今すぐこれを閉じて、最寄りの上映館のHPでチケットを購入することをオススメします。余計な情報入れずに観てほしい。これから初見であの映画を観られるのが羨ましすぎて禿げそう。できることなら私も記憶を消して最初の衝撃をもう一度味わいたい。

ちょうど1週間前に事前知識ゼロ、期待値ゼロで観に行って、鑑賞して映画館出た1秒後にはスキップしながらX JAPANの『紅』聴いてたからね。「紅だぁぁぁぁぁぁ!!!」って叫びながら何かに向かって走り出したい衝動を抑えた結果のスキップだからね。

まだ自分の中で全然消化できてなくて、何から書いていいのかよくわかってないけど、今のこの高揚感とふわついた感じは今しか表現できないから、色んなこと一旦無視して思いついたこと羅列してみる。

まず、綾野剛がやばい。スタイル良すぎであんな細身の黒スーツ似合うのずるくないすか。Xで綾野剛の股下5メートルあったとか言われてるけど本当です。私この目で見ました。
個人的には靴がブーツなのが刺さりすぎてほんとに勘弁してほしい。
屋上で聡実くんと話すシーンで椅子に座ってる時に見えるソックスとブーツがもう無理です。
白シャツより黒シャツのいかにもって感じがたまりません。
私の中の綾野剛って『空飛ぶ広報室』で止まってたから、今更何かが動き出しそうで必死に気を紛らわしている。(『空飛ぶ広報室』の空井さんもやばい。違うベクトルでやばい。制服やばい。)

聡実くんが狂児のために選曲した候補曲、歌番組見てたついでとか言ってたけど控えめに言って有能すぎん?
私は狂児の『ルビーの指環』のフルが聴きたい。絶対にエロい。
けどなんだかんだ気持ち悪い裏声の『紅』に戻ってきそう。聡実くんはうんざりしてたけど、あれ聴かなきゃ終われない気持ちになりそう。(気づいたら自分もカラオケ参加者になってる妄想で草)

聡実くんの狂児の歌聴いてる時の興味ある時とない時の表情(基本無表情)が微妙に違うのすごいなぁって思った。狂児が『紅』歌ってる時の絶対零度の無表情が最高。全然聴いてないのほんと笑う。
一番好きな聡実くんの表情は和子の謎が解けた時に一瞬で軽蔑した眼差しになるとこ。若干不満げなのもすごくいい。
最後の『紅』のシーンはもうね、何も言うまい。全てはあそこへの助走だから。
てか、狂児が聡実くんの名前を「聡い果実」って表現したとこで私の中の何かが爆発した。聡い果実て…まじか。
聡実くんが狂児に徐々に心開いてく過程がエモすぎてな。もう無理だよ。語彙の限界だよ。

小ネタ拾い出したらキリがないんだけど、合唱曲ってクセ強い。
初見の時はそのくらいの気づきしかなかったのが、2回目はシーンに合った歌詞の合唱部分になっていた?ことに気がついて。次観に行く時はその答え合わせをしようと思ってる。

「愛は与えること」の表現が焼き鮭の皮だったのほんと笑った。焼き鮭の皮は美味しいよね。皮食べるために焼き鮭食べるまであるよね。(?)
あそこのスローモーションがまじで秀逸。

映画観たその日に原作買って読んだんだけど、結構大胆にオリジナル要素追加されてて驚いた。
原作が良いのはもちろんだけど、映画にするにあたって必要な要素を一つも過不足なく追加して構成してたって感じで、原作はもちろん良い!!でも映画は映画でほんとに良い!!って思った。

カラオケって舞台で、でも原作には音がないじゃないですか。絵と文字で表現してあんなに面白いんだからほんとにすごいと思うし、でも映画は原作に無かった音があるんですよ。はぁぁどっちも最高かよ。
映画→原作って流れが自分には合ってたと思う。聡実くんの『紅』が聴ける!!って感覚は原作知ってた人の特権だからそこはほんと羨ましいけど。あと狂児の「終始気持ち悪い裏声」の体感とか。どっちスタートでも良さがあるってすごい作品だな。

2回目は友達が横にいる安心感から気が緩んでしまって、初見の時より笑いのツボが浅くなりすぎて、これから起こる面白いシーン勝手に脳内で再生してフライングで吹き出してごめんなさい。
特に前半は笑い堪えるのに必死でずっとハンカチで口押さえてたから窒息するかと思った。
笑いすぎて苦しい前半からの後半の『紅』だからもう緩急が凄すぎてな。

あの『紅』の衝撃はずっと忘れないと思う。歌詞と聡実くんの気持ちがシンクロして、何度も聴いたことある曲なのに、初めて『紅』って曲と出会った気がした。
笑って泣いて、観終わってあんなに幸せな気持ちになるなんて思ってなかった。
新年早々すごい作品に出会ってしまった。

ちょっとまだ全然観足りないから後2.3回は観に行くと思う。
映画館で観るべき映画だと思うから、端のほうの席で笑い堪えずに思いっきり鑑賞したいけど、それは難しいかな。

あと、来世生まれ変わるなら黒の細身スーツが似合うシュッとした男に生まれ変わりたい。
決してブラック企業には就職しないと約束するので、神様よろしくお願いします。

私は高校生の時「歌本」と「デンモク」の二刀流でした

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