独占欲の強い姉が僕の恋を邪魔してくる!?
小坂菜緒中編です!
たあーさんの企画に参加させて頂きました!
独占欲の強い菜緒ちゃんが○○の恋愛をことごとく邪魔していくお話。
2024年...今年こそ彼女を作る...
と意気込んだは良いものの尽く失敗...
原因は...
菜緒:○○〜おる?
姉です。
菜緒:なぁ〜聞こえてる?
○○:何〜!
菜緒:今から買い物行かへん?
○○:行かん
菜緒:なぁ〜菜緒1人で行きたないねん...お願いやん
○○:ヤダよ面倒だし...
菜緒:なぁ一生のお願いやから!
○○:1週間に何回言うねん
菜緒:テヘッ
○○:テヘやないねん笑
菜緒:じゃあ美玖と行ってくるし!
○○:行ってらっしゃい〜♪
菜緒:なぁ嘘やんか○○と行きたい!
○○:めんどいって
菜緒:片時も○○から離れたくないねん!○○が他の女に取られるやん!
○○:今日どこも出かけやんし
菜緒:絶対嘘や!正源司とかいう変な名前の子と遊びに行くやろ!
○○:変な名前って失礼やな...いい名前やん!
菜緒:そんなに庇って...好きなんやろ...
○○:いや、友達やって
菜緒:ダッシュで行ってダッシュで戻ってくるからな
○○:頑張って〜
菜緒:行ってきます!
○○:ふぅ...
菜緒:お姉ちゃん行ってらっしゃいは?
○○:姉ちゃんいってら
菜緒:むぅ...純粋な○○はもうおらんのか...
○○:はよせんと売り切れるで?
菜緒:はっ!行かな!
ダダッ!
やっと静かになった...今のうちに過去菜緒に阻まれた恋?未遂を紹介おこう。
まずは2024年初詣
近所に住む正源司陽子に初詣に誘われていた
○○:よっ!
陽子:よっ!
菜緒:よっ!
○○:え?
陽子:誰...
菜緒:これの姉やで
○○:これって言うな
陽子:え!○○のお姉さん!?
菜緒:なんや○○うちの事紹介してへんの?
○○:する訳無いやん
陽子:お姉さんいたんだ...
菜緒:こんな関西弁も話せやんやつに○○渡さんで
陽子:しゃ、喋れるし...
菜緒:エセっぽいなぁ
○○:可愛いから良いやんか
陽子:可愛い///
菜緒:はぁ?
陽子:でも○○のお姉さんも美人
菜緒:何やこの子ええ子やんか
○○:自分への関わり方で評価すな
陽子:そろそろ初詣に...
○○:行こ行こ!
陽子:うんっ!
菜緒:よっしゃぁ!行くで!
○○:は?
陽子:行きましょうか...
って感じで雰囲気壊されたり...
バレンタインも...
美玖:あっ!○○くんっ!
○○:金村先輩!
美玖:その...放課後時間ある?///
○○:大丈夫ですよ!
美玖:じゃ、じゃあ空けといてね!///
ダダッ
○○:これは...もしかして
もちろん姉には言わずに放課後金村先輩を待っていたら...
美玖:○○くん...///
○○:はい
美玖:その...///
菜緒:チョコぐらいはよ渡し
美玖:え!菜緒!?
菜緒:○○にチョコ渡すんやろ?
美玖:そうだけど...何でここに?
菜緒:うちの第六感ってやつ?笑
○○:何でこうなるんや...
美玖:2人きりで渡そうと思ったのに...
菜緒:まぁまぁ親友やんか
美玖:親友でも○○くんのお姉ちゃんでしょ?
菜緒:尚更立ち会ってもええやんか
美玖:身内に見られるのお互いに恥ずかしいでしょ
○○:全くその通りです
菜緒:え〜お姉ちゃんの味方してくれへんの?
○○:せん
美玖:とりあえずチョコを...
菜緒:ん、菜緒が貰っといたるわ
美玖:あっ...
○○:姉ちゃん?それ僕の
菜緒:ちょっとぐらいええやんか〜
美玖:うぅ...頑張って手作りしたのに...
菜緒:え?ほんまに?○○の事好きやん〜♪
○○:は?
美玖:あ、あぅ...///
菜緒:美玖と○○が結婚したら美玖が妹か
美玖:菜緒がお姉ちゃん...
菜緒:割とありかもな
美玖:私は無しかも...
○○:そうなったら家出て2人暮らししましょ
美玖:○○くんと2人暮らしか...///
菜緒:あれ?菜緒は?
○○:いや、彼氏いないなら普通に実家やろ
菜緒:○○彼氏でええやん
○○:無理
美玖:私彼女だし〜♪
菜緒:は?じゃあ親友と弟おらんくなるやん
○○:近くにはね
菜緒:じゃあ無しや!○○帰るで!
○○:は?
美玖:え!
菜緒:ほら!
ガシッ
ズルズル
○○:あぁ...
美玖:あぁ...
こうして2月のバレンタインも失敗...
尽く邪魔されてるわけで...
でも3月で姉は高校を卒業します...
これは?チャンス?
菜緒:ただいまー!○○!
帰ってきてしまったらしい...
菜緒:○○返事!
○○:おかえりなさい
菜緒:ただいま!
○○:早いやん
菜緒:○○に早く会いたいから頑張ったねん
○○:さっきまで会ってたやん笑
菜緒:片時も離れたくないねん
○○:独占欲もそこまで行くと怖いで?笑
菜緒:うちには○○しかおらんねん
○○:重たいわ笑
菜緒:そう?
○○:大学は?
菜緒:そら家から通える所に決まってるやん
○○:へぇ...俺の第一志望県外やけどな
菜緒:は?そんなん聞いてないで?
○○:聞かれてないし
菜緒:4年間離れ離れやんか
○○:ようやく俺にも春が来るんや
菜緒:菜緒はこんなにも○○の事好きやのに
○○:姉ちゃんの事は好きやで?
菜緒:そ、そっか///
○○:でも結婚出来へんやんか
菜緒:愛があれば法律の壁は乗り越えられると思うねん
○○:そんな語られても無理なものは無理やねん
菜緒:むぅ...
○○:姉ちゃんもそろそろ彼氏作らな
菜緒:○○がそこまで言うなら...
○○:まぁあと1年はおるから
菜緒:うん...
○○:そんな悲しい顔せんといてや...なんか悪いことしたみたいやんか...
菜緒:○○みたいな彼氏おるかな...
○○:姉ちゃんぐらい美人なら選びたい放題やって
菜緒:ありがとう...
○○:よし!暗い話終わり!おやつ食べよ!
菜緒:おやつ!
○○:ふふっ笑
菜緒:あっ!言っとくけど正源司と美玖は絶対アカンで!
○○:へ?
菜緒:あの2人に義姉さんって呼ばれたない
○○:へいへい笑
菜緒:こっから1年イチャイチャしまくるから
○○:うわぁ...言う時期早すぎたか
菜緒:ほら!あーん!
○○:いいって
菜緒:むぅ...
いちいち可愛い姉に為す術なくあーんをしてもらう○○でしたとさ...
○○に彼女ができるのはもう少し先のお話?
〜Fin〜
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