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進撃の巨人はワシが育てた!と言っても良いのだろうか

人づてに聞いたところ…進撃の巨人のムック本に、「作者の諌山氏が、ポーズマニアックスというサイトで絵の勉強をした」という記述があるらしい(進撃の巨人OUTSIDEより)。

ふーん、ポーズマニアックスねぇ… ポーズ… え、あれ、ポーズ… ポ…ポポポポーン!?

え、それって、僕が昔に作った個人サイトじゃね? ポーズマニアックス!


実は12〜3年ほど前、僕がノリで絵の勉強サイト、ポーズマニアックスというのを作って運営していた。3Dのポーズモデル数百体掲載され、WEB上でグリグリ回転できる、当時としては画期的なお絵かき練習サイトだ。社会人1年目につくった趣味の裏サイト。「30秒ドローイング」というお絵かき練習Flashもあった。時はまさにウェッブ2.0ブーム、一人でサービスをまるごと作ってみたいお年頃だったのである。

当時は日本で、pixivの次にトラフィックがあったお絵かきサイトだと思う(たぶん)。

で、あらためてみてみると、ポーズマニアックスにあった3Dデッサン素体って、女型の巨人ぼくね? 女型の巨人さんの生き別れの姉妹ぽくね? posemanics.comのデッサンモデルはこんな感じだ。

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ポーズマニアックスの3Dデッサンモデル。

女型の巨人さん。まさに生き別れの姉妹のごとき!


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こっちが男のポーズモデルさんで…

こっちが超大型の巨人さん。

そして、進撃の巨人の作者である諌山さんが、ポーズマニアックスで修行をしていたという情報… で、あわててムック本を買ったら、確かに書いてある。

(超大型巨人の資料には)「30秒ドローイング」というサイトの肉標本を参考にしています。
進撃の巨人OUTSIDEより抜粋

ちなみに30秒ドローイングは、ポーズマニアックス内にある、クイックドローイングの人気コンテンツ名だ。

画像3

ムック「進撃の巨人OUTSIDE」P.27より引用


ひょっとして女型の巨人も、超大型巨人も、鎧も、進撃も、元ネタの一部は…え…僕の作った絵の勉強サイトだったの!?  サイトで練習してくれてた!?え、全ての巨人の原点たる座標ゼロ・イズ・ポーズマニアックス!? 名誉マーレ人!?

これは、「進撃の巨人はワシが育てた」と言ってしまっても良いのでは? 全国に32000人ぐらいいそうな、自称進撃の巨人はワシが育てたオジサンの末席に、僕も仲間入りできちゃえるのでは!?

むしろ、我こそはウォール・ローゼ南方面第104期訓練兵団のキース・シャーディス教官を名乗っても良いテンションなのではなかろうか?

 そういうテンションで嬉しい。

そんな僕が、時を経てnoteでCXOとなり、そんなnoteで進撃の巨人のコラボ企画が行われる… 不思議な運命の巡り合わせを感じる、この奇跡。


奇しくも、posemanicsが生まれておよそ13年。posemanicsというお絵かきサイトの巨人は、商業化もバイアウトもできないまま立ち枯れるかと思いきや、「進撃の巨人」という次の巨人に、エッセンスが継承されていたわけです。どこにも繋がらないかと思われたサービスが、どこかに繋がり続いていくというのはとても嬉しい。13年サイクルをへての巨人継承は、ちょっと原作を彷彿させるロマンチック。

もちろんポーズマニアックスが全ての起源などということはあるわけがなく、他にもいっぱい、色んなものがアイデアソースになったはずだ。それでも、実際のポーマニ の貢献は3mmぐらいかもしれんけど、とても嬉しい。

勢いだけで作り、勢いだけで消えていくと思ったサービスが、何処かの誰かに偶然ささってバトンが繋がっていくのは、ウェッブ2.0感の冥利極まる体験だった。こういう原体験に脳をやられて、ずっとサービス設計に関わり続けてるのだと思う。カメラアプリのヒットと進撃の巨人は、僕がサービス設計にズッポリはまった二大原体験として、心に強く刻まれてる。

そんなわけで、僕は心臓を捧げるテンションで、進撃の巨人を応援しています! そして、みんなも「 #進撃の巨人10周年 」タグで、なんか書いてください!。そして、これからくるであろう進撃の巨人の!グランド・フィナーレを楽しみにしています!! 10周年おめでとうございます!

P.S.
ちなみに、僕がposemaniacsの作者だったことは、まだ講談社さんにも諌山氏にも伝わっておらず、完全に偶然でnoteに10周年のお題企画が舞い降りました。

PS2

メールボックス掘ったら、2013年ぐらいのログで、講談社の編集さんからマックへの掲載許可メール来てたの発見した。この辺はちと記憶が曖昧。掲載許可したあと、いったん忘れて、人づてに再発見したのかな???

いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。