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PMDD闘病記、はじめます #1

令和3年5月10日、私はPMDD(月経前不快気分障害)という診断を受けた。そしてこの診断を受けるまでに沢山辛い思いをしてきた。診断後も…

その前にPMDDとは…というところだが

生理が始まる2週間前ごろから心身が不安定で辛い状態を「PMS」というのだが「PMDD」はその中でも特に精神症状に強く症状がでる。日常生活に支障がでるほどだ。

これはあまり知られていないことだがPMDDはうつ病の一種であり、精神疾患でもある…。

この闘病記はPMDDをさらに多くの方に知ってほしいという思いもあるけれど、「自分の病気と症状を受容する」という自分のためのものでもある。

正直、まだ自分自身の病気を受容できていないため、これを書くまでに様々な葛藤があった。

でも自分の病気と向き合うために逃げないために、そして声をあげられないPMDDをもっている女性のためにも私はこれを通して、声をあげて伝える使命があると思った。言葉はまとまらないかもしれないけれど、この「PMDD闘病記」が私の声である。

1.はじめに

思えば小学校5年生にきた『初潮』以来、私は『生理』というものにいつも振り回されていた。

高校生の時は部活動や学校生活・環境の変化のストレスで半年以上生理が止まって制服のまま産婦人科を受診し、ホルモン治療もしたことあるし、毎月来るようになったかと思えば激しい生理痛と共に嘔気・嘔吐を繰り返した。

授業中トイレに駆け込むこともめずらしくなかったし、保健室と養護の先生とはお友達状態だった時もあった。

「なんで私ばっかり辛い思いをしなきゃいけないのだろう、他のみんなは全然辛そうじゃないのに」

こんな気持ちで辛い生理痛と毎月戦っていた。

結局、嘔吐は薬が合わなかったのが原因で自分の身体に合う薬を見つけることができ、その症状は治まったのだが…

私に降りかかってくる『生理の試練』はこれで終わりではなかった。


2.『私』が『私』じゃない


先ほども記したように高校生の時は『生理中』の【生理痛で頭を悩ませていた。しかし、大学生になってからは悩みの対象は『生理前』
精神症状】不調へと変化していった。

最初は『イライラする』『落ち込みやすくなる』の程度だったのだが…

いつからか『人と会いたくなくなる』・『連絡をとりたくなくなる』ので自分の部屋にこもりきる…というところから始まり、やがて激しい抑うつ状態無気力絶望感無価値観…次第には希死念慮におそわれるまで症状が悪化していった。

ここからは私のPMDDの具体的な症状を紹介しようと思う。

2-① 抑うつ状態

・特に朝~夜18:00頃までがひどい
(日によって差有り)

・食べること・お風呂に入ること・歯を
   磨くのも一苦労

・寝てることしかできない
(=何もできなくなる)

・感情がなくなった感じ

・人と会いたくない・話したくない
   連絡をとりたくない
→結果自分の部屋に閉じこもる

・頭ではやらなきゃいけないと分かっていても心と身体がついていかない
→その結果『今日は私は何もできなかった』⇒『私はだめな人なんだ…』と
負のループに陥り抜け出せなくなる

ざっとこんな感じ
本当に寝てることしかできなくなってしまう
そんな自分が嫌いになるので生理前は自己肯定感がもう底辺中の底辺


2-② 希死念慮・絶望感・不安感

・『消えたい』という気持ちで頭がいっぱい
 →橋とか歩いていたり、充電器のコードを見たりすると飛び降りたら…、とかこれで首絞めたらどうなるんだろう…?とばかり考える  

  ・『私は生理前だからという理由で怠けているのでは…』『他の人はできているのに何で自分はできないのか』と責め続けやがて『消えたい』  という感情になる

 ・何もないのに心の糸がプチっと切れた感じがして大号泣する
→家やバイト先などでも…理由は自分でも分からない、それが苦しい…

・不安が具体的になっているものもあれば何が理由なのか訳が分からない不安と恐怖感に襲われる

・人の言葉と自分の言動に敏感になる
→人の言葉を深読み・自分のあの言動はもしかしたら…と考えすぎてしんどい

あなたは「死にたい」「消えたい」と思ったことある?PMDDの時の私は「死」という存在が決して遠くない存在なんだ。また次回以降の記事で詳しく伝えられたらと思う。


2-③ その他

 ・できるだけ暗いところで過ごしたい(太陽の光・照明もまぶしい・痛いと感じる)
→カーテンを閉めて過ごす  

  ・人混みがだめになる
(飲み込まれるような感じ)  

  ・昼夜逆転 

 ・聴覚過敏→イヤホン必須 
              
  ・強迫性障害→鍵をしめたか、特にコンセントを抜いたか気になって3・4回確認してそれでもダメなら写真をとる 
 
  ・どうでもいいことに神経質になる  

  ・過食  

  ・鏡が見れない
(自分の酷い姿が大きく映るのが嫌) 

特に強迫性障害や聴覚過敏などは日常生活に支障がでるため本当に苦しい。この症状についてもまた記事にあげたいと思う。

今回はざっとこんなもんで。


3.これからの闘病記について…

今回の記事はざっと私の症状について書いたが、あくまでこれは私の症状であり、全員が全員に当てはまるわけではない。

でも私はこれらの症状を排卵日周辺から月経開始まで味わっている。

まさに生き地獄、女に生まれたくなかったと思う瞬間である。

これからの記事では症状の詳しいことや、診断されるまでの苦悩・治療などのことを沢山伝えていければいいなと思う。

私の発信が自分の病気を受容できる手助けになるよう、そして誰かの力や勇気になるよう、願いを込めて…









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