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「思い出アルバム紹介定食(Aセット)」GARUGORAスポーツ道場#27(2023/3/27)




まだまだこれからとはいっても、結構音楽を聴いてきたつもりだ。その中でも、大切な日やその時の心と密接にむすびついているアルバムがある。




たくさんあるけど、今日は3枚紹介します。







①くるり「魂のゆくえ」





くるりの魅力にどっぷり浸かったきっかけのアルバムである。


子供の頃から存在は知っていたが、しっかり良さが分かったのは高一の夏終わり、ちょうど世の中は運動会くらいの時期である。


その年の運動会は結構工作やパフォーマンスなど頑張り、汗を流し、「青春の湯」に片足を突っ込んでいるような状況だった。「その自分もこのストリームに乗っていいのか?」「乗ったとて、では?」みたいな考えが錯綜して、Where I am感覚がフラフラしていた。


そんな時の気持ちとこのアルバムの全体的な雰囲気が、合う。今でも夏終わりには必ず聴いている。




2曲目の「愉快なピーナッツ」のギターの音が僕が知っている中で最も好きなギターの音である。これがきっかけで「テレキャスター」というギターに出会い、今一本使っている。


これ




一曲一曲のパワー、というよりかは一体感の良さが大きいアルバムである。みんな聴いてみて!





②RIP SLYME「JOURNEY」




RIPSLYMEは主体的に音楽を聴くようになったきっかけのようなアーティストである。小5〜6くらいの時にめちゃめちゃ聴いてた。


このアルバムは最近聴き直して、驚いた。全曲覚えているし、全曲歌えるのである。当時はそんなにだったけど今現在の自分がカッコいいと思う曲もあって楽しかった。



RIP SLIMEの魅力はトラックのかっこよさや声など色々あったが、やっぱり「楽しい雰囲気」も大きかった気がする。その点RIP SLYMEの現状には隠しきれない悲しみがある。



RIP SLYMEはサビのメロディアスに説得力があるから好きだな。最近は7曲目の「love&hate」が好きです。






③カネコアヤノ「単独演奏会2022 秋 - 9.26 関内ホール」




カネコアヤノのライブには少し疑問があった。前も述べたけど、カネコアヤノは強烈に歌う傾向があるのだ。それにちょっと抵抗があった。要は「音源みたいに普通に歌えばいいのに」と思ってたところがある。



でもこのライブアルバムが配信リリースされて聴いた日、その日は受験の下見で遠い街まで一人で出掛けていた(その大学には落ちた)。寂しくて人がいない広い街の夕暮を一人でトボリトボリと歩きながら、「このままだと大学も知ってるとこ受かんないな……」「さよならしなきゃいけない人もたくさんいるよな……」「そもそも僕って将来どうなるんだろう」と何かとブルーになっていた。そんな時にこのアルバムを聴いて、なんかどうしようもなく嬉しい気持ちになった。完璧に救われたというわけではないけど、「それでいい」と心の支柱を強くしてくれたのだ。カネコアヤノの声にはそういう力があると分かった。とっても凄い。


3曲目の「栄えた街の」好きです。これってこんな良い曲だったか。








このシリーズ、またやります。





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