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いいね!欲しさに必死だった34歳ゲイおじさん、ついに我に返る

いいね!ってもらえると嬉しいものですよね。こんな知らない人から!あんなイケメンから!?日々のちょっとした快楽です。
SNSとギャンブルは結構似てる、日々そう思ってました。
今回はいいね!に取り憑かれていた34歳ゲイおじさん、僕のお話です。

「いいね!」は快感!

いいね!をもらうと嬉しい気持ちになってしまう!それはまさに快感ですよね?

2022年まで僕はX(旧Twitter)は鍵なしでオープンなアカウントで使っていました。ある日、タイミングが良かったのと運がよかったので自分のアカウントが結構いい感じにいいね!してもらえることが続きました。

その結果、2万人くらいのフォロワーになってしまい快楽はピーク。
いいね!も多いし、通知が止まらない感じでした。

Xのアルゴリズムにぴったりと合ったら、こんなにインプレッションが伸びるのか。とSNSの凄さにあらためて触れた瞬間です。

だんだんいいねをもっと欲しくなりポストを重ね、自撮りや自分の写真、旅行の写真。とにかく目的はいいね!がほしい!一心です。

いいね!はパチンコで言うところの初回大当たり。確変に入ったら快感が押し寄せてきます。
射幸心とSNSは近い関係なんだということを実感できました。
ポチポチいいねが来るたびに興奮し、なにかバズってる投稿を見つけると嬉しい気持ちになる。
SNSを開くと小さな快感が見つけられるかも!?と何回も開いてしまっていました。

もしかして30過ぎてこんなことをしてるのって自分の目指している人じゃないんじゃないか?

30過ぎて自撮りをアップしたり、充実しています!みたいなのをわざわざSNSに投稿するような人は僕が理想とする人物からだいぶ離れています。

僕はSNSでどう見られたいか、よりも毎日が充実して楽しく、仕事のスキルも高めていってクールな大人ゲイになりたかったんです。

それなのに…

ふと、自分を俯瞰で見たとき34歳にもなって自撮りでいいね!がほしいとか、まあまあイタイんじゃないか?そう思うようになりました。

30過ぎたらおじさんなのに、可愛く撮れた写真やキメた写真を毎日のようにいいね!が欲しくてアップ。

これって自分が理想としてる人物像じゃない!!!そう思うようになってXから一旦離れることにしました。

自分が理想とする大人な人は、SNS上で日々を見せていいね!を稼ぐのではなく「日々が充実していてSNSをしてない大人」です。
真逆になってる!!!34歳になるまで全然気付かず危ない道を歩いていました。

SNSに依存するのは現実世界で充実できてないから?

SNSを見るときって正直、僕の場合は現実世界で「なんか暇だな」「なんかないかな」とだらだらしているとき、手持ち無沙汰のときです。

要するに現実世界で充実していないとき、見ることが多いです。

なぜなら、SNSのアプリをぽちっと開くときの気持ちは「なんかいい情報があるかも」「なんか通知があるかも」と、かもしれない。という思考です。
これはパチンコを打つ前の「今日は勝てるかも」に似ています。

現実世界で目の前にやるべきことや楽しいこと、充実している瞬間にSNSを見ることは基本的にないのでSNSを見る時間がながければ長いほど、今自分は充実していないんだ。と自覚しました。

いいね!からの解脱計画

いいね!を求める煩悩、いいね!からの解脱計画をはじめることにしました。
いいね!は煩悩の塊、しかも人生になんの特もないです。

いいね!を求めるあまりSNSに費やした時間は、iPhoneのスクリーンタイムで見ると毎日約1時間。1ヶ月で30時間、1年間でなんと360時間。なんと、15日分もSNSを見ている計算になります。

これがもし、毎日2時間見ているという人は2倍です。

いいね!からの解脱計画実践編① ログアウト

ログアウトしてしまうのが手っ取り早いです。ついつい見てしまうならいっそのこと見れなくしてしまう。
禁煙でいうところのライターを捨てる、たばこを捨てる。です。

ログアウトするとあっという間にすっきり。これまで気にしてたタイムラインのことやSNS上の人のことをすっかり忘れてしまいます。

いいね!からの解脱計画実践編② 趣味・勉強の時間を増やす

趣味や勉強の時間って頑張って捻出するものですが、この機会にいっきに増やしてみました。
目標毎月一冊の本を読む、パーソナルトレーニングに契約する、極真空手にもっと通う、絵を描く、IT系の資格の勉強をする、語学勉強をする。
思い返すとやりたいことばかり。なのにSNSをしていた自分。ばかばかしいものに時間を使ってたものです。

いいね!からの解脱計画実践編③ いいね!を求めない強さを持つ

いいね!のために生きることって、極端にいうと他人を中心に生きているということに繋がってると思いませんか?

  • 誰にどう思われるか

  • 誰にどう評価されるか

  • 誰のためのルックスなのか

他人を基準に生きていると幸せにはなれません。
例を挙げると仏教では、「他人に気を取られ、自分をおろそかにする」ことを戒めています。
大切なのは、他人の評価を気にせず、自分の心の状態を省みることです。 周囲の評価は、状況によって、風見鶏にように変わります。
というような教えがあります。

自分を基準にして生きていくことが幸せにつながるので、いいね!はそもそも不要。気にする必要がない。そう考える人こそ自立しているんでしょう。

SNSから離れた結果…

SNSから離れて約3ヶ月、想像よりもはるかに良い結果がありました。

  1. 趣味や勉強がぐーんと捗った

  2. 日々の充実度が上がった

  3. 友達と遊ぶ時間が増えた

  4. 不必要な心のゆらぎがなくなった

  5. 睡眠時間が増えた

SNSの時間分毎日余裕が増えたので趣味や勉強の時間が増えてめちゃくちゃ毎日充実していました。
友達と遊ぶ時間も増えたことも大きな影響です。
また、一番大きいと思ったのは不必要な心のゆらぎがなくなったことです。

SNSのなかでも特にXは「ひどいニュース」「フェイクニュース」「思想が強いポスト」見ると心がゆらぐことが多いですよね?それが全くなくなったので、何が炎上してるとか全くわからなくなりました。
あの時間や、感情は全く無駄だったと気付きました。
その影響か、寝る前にSNSを見なくなったので睡眠時間が質がよくなって毎日快眠。朝起きるのも早くてジムの時間も増やせました。一石二鳥です。

SNSだけでつながってる人とはリアルで会うことはほとんどないので、ほとんど必要ない時間にあんなに費やしてたんだ…と思うと恐ろしいです。

みなさんもSNSから離れたくなったら試してみるのがおすすめです。忙しい、時間がないのはSNSを見てるからかもしれません。

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