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架空のサービスをリリースしたらTwitterを永久凍結された話

先日、アメリカ全土で大麻が合法化されるというニュースが報道されていました。

アメリカでは「グリーンラッシュ」と言われるように大麻の解禁にともなって爆発的にマリファナ関連の産業・サービスが伸びているらしいです。

日本での解禁は高樹沙耶こと益戸育江さんが医療用大麻の方向性で選挙に出馬してまで訴えていましたが、結局、彼女自身も嗜好目的の栽培と所持で捕まってしまい、「よくわからんババアが必死に解禁を訴えてて怖い!絶対無理でしょ!」という感じになってしまいました。(大麻×おばさん怖い)

ただ、もし解禁されていたなら、グリーンラッシュの例があるように日本でも大きなビジネスチャンスとして希望があるように思います。

…という、背景から僕がTwitter上に投下した架空のサービスが、大麻専用通話アプリ「Hi touch(ハイタッチ)」です。

「一緒ならもっと楽しい。」というコピーの設計からもわかるように、大麻を吸っている人同士でリアルタイムに通話が楽しめる新しいコミュニケーションサービスというコンセプトで、プロモーション用の画像を2枚作成しました。

(題材としてはイリーガルではありますが、僕としてはおもいきりジョークの範疇でした…)

僕はコードが書けるわけでもないので、それっぽいコンセプトを固め、それっぽい画像をありそうな感じに全力で作ることしかできないんですが

こちらの画像と併せてポストしたのが原因なのか、最終的に(秘術・魔鏡氷晶を喰らうまで)約3000RT、3000いいねくらいまで伸びる結果となりました。

「Hi touch」の機能概要としてはざっくり、大麻を吸っている人同士が会話できるというものですが、「斎藤さん」のようにランダムでオンラインになっているユーザーに繋がる仕組みになっています。

もちろん、仲の良い友達を登録することで特定の人とコミュニケーションを取ることもできますが、大麻を吸って、いわゆる「ハイ」になった状態で、バックボーンを全く知らない他人と無作為な出会いやセレンディピティ、カオティックさというものを楽しんでもらいたいという思想がありました。

また、サービス全体のカラーはわかりやすく「緑」も考えましたが、しっかり使われるサービスとなってほしいと考え、信頼性の「青」を選びました。

ただ、コミュニケーションサービスで誠実さ、信頼性を求めると固くなりすぎてしまうため、リスのマスコットキャラクター「カンナリス」を作り、同時になるべく柔らかい印象を目指しました。

(キャラクター名の由来は大麻の学名「カンナビス」からきています)

もう一つの機能としてグループ通話があります。まあ、通話ができるサービスなのでグループ通話くらい当然ありそうだろう、ということで設計しました。

大麻関連のスラングで、数人で集まり回し吸いするという意味の「Cyph サイフ」という単語があります。(映画とかでよく見るやつ)

グループ通話のコンセプトはまさにそれで、遠く離れた言葉もわからない人たちとCyphする。このサービスを使う人の共通言語は大麻、そしてそれを楽しむことなので、Cyphの際にも言葉は必要ないだろうと定義付け、機能として盛り込みました。

さらに、インターネットという強みを活かした発展的な機能として「音楽や動画の共有機能」も架空実装。

You TubeやNetflix、Spotifyといったエンタメ系サービスをグループ内で即座に共有することで「好きなものをもっと楽しく」を可能にするのが狙いです。

実際、歴史やカルチャーを振り返ってみても大麻を吸ってみんなで音楽を楽しむというのはベーシックっぽいので、実現したとすればキラーコンテンツとして常用者には刺さるだろうな〜と思っています。(マジで誰か作ってほしい)

これらの機能概要の画像を作る際には、同じく動画を共有するティーン向け通話サービスの「Talk room」や"とくめい"とグロースのための即サービス停止の超英断で話題のコミュニケーションサービス「NYAGO」あたりを参考にしました。(あそこまでのポップなエッセンスはありませんが…)

実際、「コミュニケーションサービスをリリースしました」とツイートしたからなのか、Webサービスに明るい方々へと広がった結果、NYAGOの方にもフォローしていただき、非常に申し訳無さがありました…

まあ、そんな人々の好奇心から件のツイートが拡散することとなり、多くの方の正義感を突き動かした結果、無数の通報を受け、アカウントの永久凍結。

あらゆる情報をTwitterで摂取していた僕は、情報社会から遮断され、情報の神・インフォから見放された状態となっています。

Twitter社にごめんなさいメールを送ったのですが「アカウントを復元することはできません、ボケが」とのこと。

取り上げた題材とそれっぽく作ってしまったリアリティ、それとみなさんのくそどうでもいい正義感によって、大紅蓮氷輪丸のごとく、アカウントは永久凍結されてしまいましたが、これをデジタルデトックス期間と捉え、次の架空サービス、山口組の組員だけが使える仮想通貨「ダイヤコイン」の構想でも練ろうかと思います。

それでは、メカゴジラのフィギュアに餌(大コオロギ)をあげる時間なのでこのへんで失礼いたします…

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