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7インチ盤専門店雑記377「レーベル・デザイン」

ポール・マッカートニー&ウィングスの「たそがれのロンドン・タウン」ですが、専用のレーベル・デザインが気になります。予算が潤沢でないとやらせてもらえないでしょうから、専用デザインはそんなに多く存在するものでもありません。

この盤はデザインが好きで、専用デザインというとコレを思い出します。このアルバムからのシングルはみんなコレですね。国内盤でも穴が小さくて、デザインを見せる工夫もうかがえます。ポールは結構やりますよね。盤やスリーヴにおカネをかけるアーティストは好きです。デザイナーが楽しんでない仕事はなかなかいい結果に結びつかないような気がします。

レーベル共通のロゴなどでデザインされた一般的なものの方が情報は読み取り易いとは思いますが、しっかりデザインされているのでその点心配無用でしょうか。限られたスペースでどう情報を伝えるか、どう主張して見せるか、デザイナーの腕の見せどころですね。

この曲、1978年の同名アルバムからのサード・シングルですが、「ウィズ・ア・リトル・ラック」の大ヒット後で、さほど売れた曲ではありません。アメリカで39位、イギリスで60位までという中ヒットです。まあポール・マッカートニーにしては売れなかった方の曲でしょうが、一般的なアーティストにとってはヒット曲の部類でしょう。当時も相当余裕はあったことでしょう。

動画はしょうもない内容ですが、どういうわけか、この曲が好きでしてね。

ちなみに、非常にシンプルですが、印象的ないいデザインだなと思うのが、ローリング・ストーンズの「ダイスをころがせ」です。…やっぱり売れて余裕があるアーティストでないと、こういうお楽しみはやらせてもらえないのでしょうか。

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