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【UFC】ホロウェイが圧倒的なパフォーマンスで防衛成功「UFCを地元ハワイに連れていきたい」、オルテガは驚異の忍耐強さを示すも初黒星に。女子フライ級新王者はシェフチェンコ=12.9 UFC 231

UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2018年12月9日(日)にカナダ・オンタリオ州トロントのスコシアバンク・アリーナにて"UFC 231"を開催した。(photos by Josh Hedges/Zuffa LLC/UFC )

メインイベントでフェザー級王座をかけて対戦した王者マックス・ホロウェイ(アメリカ 19勝3敗)と、挑戦者ブライアン・オルテガ(アメリカ 14勝0敗1ノーコンテスト)の一戦は、緊迫感が漂った第1ラウンドからホロウェイが終始、試合のペースをコントロール、最終的には第4ラウンド終了後にドクターストップによるTKOでオルテガを下し、防衛を果たした。

勢いに乗っていくホロウェイに対し、打たれても決して倒れない驚異の忍耐強さを示したオルテガだったが、序盤から受け続けた打撃のダメージがひどく、第3ラウンドにはダブルレッグからのテイクダウンで一時盛り返したものの、反撃のチャンスにはつなげられなかったオルテガはプロキャリアで初めての黒星を喫した。

また、セミメインイベントとして行われたワレンチナ・シェフチェンコ(キルギス 15勝3敗)とヨアンナ・イェンドジェイチェク(15勝2敗)による女子フライ級タイトルマッチでは、フルラウンドの激闘が繰り広げられた末、最初から最後までイェンドジェイチェクを圧倒し続けたシェフチェンコが悲願のチャンピオンベルトを手に入れている。

UFC Japan公式 YouTubeチャンネルにて、パーソナリティのチュートリアル福田充徳と西山茉希がゲストに大沢ケンジ氏と、UFC大好き芸人の鬼越トマホーク・坂井良多氏を迎えてライブ配信された『UFCってなんだ? ついに実現するフェザー級頂上決戦を裏実況』はアーカイブ動画として引き続き視聴が可能だ。

次回、UFCは米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに舞台を移し、日本時間12月16日(日)にウィスコンシン・エンターテイメント・アンド・スポーツ・センターにてUFCファイトナイト・ミルウォーキーを開催する。メインイベントではライト級ランキング6位につけるケビン・リーと同8位のアル・アイアキンタが対戦する予定だ。

◆UFC 231 試合結果&勝者コメント
現地時間2018年12月8日(土)、日本時間9日(日)
スコシアバンク・アリーナ(カナダ・オンタリオ州トロント)

【メインイベント】

▼フェザー級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○マックス・ホロウェイ
×ブライアン・オルテガ
※4ラウンド(5分00)ドクターストップによるTKO
※ホロウェイは2度目の王座防衛に成功

1R、オルテガvsホロウェイ、ともにオーソ。左ジャブ突くオルテガ。ホロウェイもジャブ入れ右を伸ばしていく。レベルチェンジのフェイントには動じないホロウェイ。オルテガはワンツーから右ロー。ホロウェイもワンツー、さらに右をかぶせていく。ワンツーにバックステップはオルテガ。ホロウェイはジャブから右をボディストレートに。ホロウェイの右に左をかぶせいにいくオルテガ。近距離で左アッパーも狙う。さらにホロウェイの右に今度は左ヒジをかぶせる。しかし、距離をつかんだホロウェイは右ストレート! オルテガはダブルレッグテイクダウンに行くが、ホロウェイはすぐに立つ。徐々に圧力をかけるホロウェイ。右のダブルで追うとオルテガが後退。しかし、右ハイを当てるオルテガはシングルレッグをハイクラッチで持ち上げるが時間は少なくホロウェイはバランス保つ。

2R、左ジャブ、右ローはホロウェイ。さらに打ち下ろしの右。左構えも見せるオルテガはオーソに戻すと右ロー、右ストレートをホロウェイがヒットする! ワンツーが長いホロウェイ。さらにジャブのダブルにオルテガは鼻血。左に回りワンツーで押し返すが、そこにホロウェイは左ハイを当てる。このRで顔が真っ赤になるオルテガ。ワンツーにオルテガの顎が上がるがジャブ、ストレートで押し返し。しかしホロウェイの的確な打撃当たる。

3R、ホロウェイコールのなか、オルテガが近づくと離れ際にホロウェイは右。しかし連打から一気にダブルレッグに行くオルテガ! 立ち際をバックに回ろうとするが、足はかからず。前に崩したホロウェイに着地したオルテガ。このラウンドで勝負をかけにきたかオルテガは休まず前へ。しかしホロウェイも下がりながらジャブ。オルテガは両脇を差して押し込むと、ホロウェイは右で首をつかみ体を入れ替えると右のダブル! しかしまだ圧力を弱めないオルテガは右アッパー! ホロウェイも右アッパーを返す。左で差して押し込むオルテガ。組みに行ったオルテガの消耗はいかに。

4R、ワンツーからボディ打ちも交えて追い足にも角度をつけるホロウェイ。オルテガも右ボディから左を突くが、上下に散らすホロウェイはジャブ突き金網詰め怒涛の連打。顎が上がり、金網に釘付けにされるオルテガだが、肩で押し返すオルテガはダブルレッグから右で差して押し込んでいく。一瞬、ジャンピングクローズドに入れるオルテガだが、突き放すホロウェイは逆に首狙い。さらにホロウェイの右についにオルテガはダウン。下からシザース、外掛け足関節を狙うが、ホロウェイは突き放す。

4R終了時、大きく左目を腫らせたオルテガにドクターがストップ。ホロウェイは13連勝でUFC世界フェザー級王座、2度目の王座防衛に成功した。13連勝はUFC史上第2位の記録。

◆勝者マックス・ホロウェイのコメント

「このラウンドが勝負だって言ったんだ。オルテガには心からの敬意を。最高のファイターだ。2人ともヘビー級にいくまでお互いに戦い続けるんじゃないかな。UFCを地元に連れていきたい。行こうぜ、ハワイに。今回の試合に向けて言ってきたように、ここでやられようが防衛しようが、ライト級に上げるか、それかブラザーの"地球上最恐の男"と言われるダニエル・コーミエとやってもいいぜ。何だってやる。そのためにいるんだからな。やろうぜ!」

【セミメインイベント】

▼女子フライ級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○ワレンチナ・シェフチェンコ
×ヨアンナ・イェンドジェイチェク
判定3-0(49-46、49-46、49-46)

1R、オーソのイェンジェチックに、左構えのシェフチェンコ。イェンジェチックの打ち終わりに右で差して上体を浮かして足を払いテイクダウンはシェフチェンコ! サイドからクルスフィックスを狙うが、イェンジェチックは亀になり立つ。がぶりを解いたイェンジェチックに引手を持ち首投げ狙いのシェフチェンコ。首を解くと正対して四つに持ち込む。突き放し左を振るイェンジェチック。

スタンド再開。イェンジェチックの右、シェフチェンコは左のスーパーマンパンチを狙うが、かわすイェンジェチックは前蹴りをまぜて前にしかし、シェフチェンコが蹴り足をつかんだところでホーン。

2R、イェンジェチックのワンツーにバックヒジを狙うシェフチェンコ。左ミドルにはイェンジェチックも右ローの蹴り返し。遠間の距離から前蹴り・ボディストレート、近づけばヒジを狙う。ローにワンツーを狙うシェフチェンコ。イェンジェチックは前足に左ローを2発続ける。その入りに右カウンター狙いはシェフチェンコ。左で差してテイクダウン。さらに立ち際をボディクラッチし、右も差して後方に投げる! サイド奪うシェフチェンコは左で脇を差して立つイェンジェチックの顔面に左ヒザを突く。さらに右の小外刈でテイクダウンしホーン。

3R、左右をジャブ・前蹴りを小刻みに振るイェンジェチックに、後ろ廻し蹴り1発で後方に飛ばすシェフチェンコ。身体の厚みでも上回る。イェンジェチックの右ミドルを掴みテイクダウンもすぐにイェンジェチックは足を抜いて立つ。シェフチェンコの頭が下がる右に右ハイを狙うイェンジェチック! ブロックするシェフチェンコは近距離で首をつかみ内股を狙うが、引手を取れず、イェンジェチックが突き放す。イェンジェチックのバックフィストに首相撲ヒザを合わせるシェフチェンコ。イェンジェチックの打ち終わりに組み付きボディロックから右ヒザを顔面に突く。

4R、左構えに変えるイェンジェチック。ワンツーの大きな左の後に組み付くシェフチェンコだが、イェンジェチックは突き放す。オーソに戻したイェンジェチック。シェフチェンコは左の蹴りをつかみテイクダウン! 右で差して逆サイドに回るが、その際で立つイェンジェチック。シェフチェンコは再び首投げを狙うがバックうかがうイェンジェチックに小手を巻き正対し、両脇を差していく。しかしイェンジェチックも首相撲でしぼり離れるとワンツーで圧力をかける。

5R、イェンジェチックの右のパンチに左ミドルを合わせるシェフチェンコ。足をかけながら崩して右で差してボディロックはシェフチェンコ。イェンジェチックは左脛を当ててテイクダウンを防ぐ。ブレーク。前蹴り、右ハイと蹴りでけん制し、左ローを打つイェンジェチック。シェフチェンコも右の後ろ廻し蹴りをボディに突く。足数多いイェンジェチックの打ち終わりに左ローはシェフチェンコ。左スーパーマンパンチはかわすイェンジェチック。しかしバックフィストはシェフチェンコがかわし組み付くが、イェンジェチックがヒザを突き突き放す。イェンジェチックのバックフィストにシェフチェンコがバックヒジを合わせ、ホーン。

判定は3-0(49-46×3)で適正体重で持ち味を発揮したシェフチェンコが制し、新王者に輝くと、勝利のダンスをオクタゴンで披露した。

◆勝者ワレンチナ・シェフチェンコのコメント

「ようやくチャンピオンシップを制覇できて本当にうれしい。この瞬間を待ち望んでいたし、最高の気分よ。試合を受けてくれたヨアンナに感謝したい。彼女と戦えたことは光栄だった。彼女は真のプロフェッショナルでチャンピオン。姉のアントニーナ、チームのみんなに感謝したい。これは私だけの努力じゃない。彼らの力でもある。彼らのおかげで私がいるの。応援してくれるすべての人に感謝している。やったわ」

【メインカード】

▼ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
×アレックス・オリベイラ
○グンナー・ネルソン○
2ラウンド(4分17秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

1R、金網詰めダブルレッグに入るネルソン。オリヴェイラは右で差し上げると、ネルソンはシングルレッグハイクラッチでリフト。オリヴェイラは金網をつかみテイクダウンを防ぐ。口頭注意後、ネルソンはダブルレッグテイクダウン! バック奪い4の字ロック。オリヴェイラは脇を潜り正対し上に。ヒジ・鉄槌を打ち込む。鉄槌を浴びるネルソンだが、下から右足を外掛けから草刈でオリヴェイラを倒し、左足にアキレス腱固めでホーン。

2R、右で差して押し込むオリヴェイラ。シングルレッグでハイクラッチ狙い、さらにダブルレッグに切り替え、尻下でクラッチし、テイクダウン! すぐに足を越える。ヘンゾの弟子グレイシー系らしくマウントに行くネルソン。ヒジを的確に当ててカットを奪い、後ろを向いたオリヴェイラにリアネイキドチョークを極めた。

1年5カ月ぶり復帰戦でグンナー・ネルソンが1Rのピンチを凌ぎ、マウントヒジ、RNCで一本勝ち。

◆勝者グンナー・ネルソンのコメント

「全然、予想していた試合展開じゃなかったけど、2ラウンドでフィニッシュできて本当にうれしい。向こうは速かったし、ちょっとだけ自分のプランを調整しないといけなかった。打撃も浴びて、頭の後ろに食らったような気がしたけど、もしかしたら違ったのかもしれない。なんであれ、かなりうまくやられた。それでも、2ラウンド目にいろいろと変わり始めて、求めていたフィニッシュができた。戻れてうれしいし、今はもっとアクティブになりたい。誰とも話していないけど、膝に少し痛手を負った。試合は終わったから、金をもらって、それが癒えたらすぐに戻るつもり。前にも言ったけど、誰とでも戦う。とにかく試合に臨んでできるだけ戦い続けたい」

▼フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ハキーム・ダオドゥ
×カイル・ボフニャク
判定2-1(28-29、30-27、30-27)

◆勝者ハキーム・ダオドゥのコメント

「スプリット判定と言われた時はかなり驚いた。なんで1人が彼につけたのか分からない。もしかしたら、レッグキックが理由かもしれないけど、ダメージはまったくなかったから、びっくりだ。それでも勝ったし、圧倒した実感があるから、自分に言えるのはそれだけ。トロントで戦うことは俺にとって本当に大きなことだった。カナダを代表しているだけじゃなくて、ナイジェリアとジャマイカの代表でもあるから。この先も、もっと成長して戦い続けたい。最高の1日をありがとう、トロント」

▼ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ジミ・マヌワ
×チアゴ・サントス
2ラウンド(0分41秒)KO

◆勝者ジミ・マヌワのコメント

「本当にうれしい。ファンにとっては最高の試合だったんじゃないかな。またノックアウトできた。ライトヘビー級に移ってから最高だよ。これが俺の階級だ。チャンピオンになってみせる」

【プレリム】

▼女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
×クラウディア・ガデーリャ
○ニーナ・アンサロフ○
判定0-3(28-29、28-29、28-29)

◆勝者ニーナ・アンサロフのコメント

「最高の気分よ。正直、もっとテイクダウンをディフェンスできると思っていたんだけど。第2ラウンドでスリップして、自分のペースをキープできなかった。でも、その後は良かったと思う。それ以降の試合は戦略を生かしたわ。レンジをキープして、相手との距離を取りながら自分らしい試合をした。彼女はストロー級ランキング3位だから、今回の勝利はかなり意味があるけど、わざわざ名前を挙げる必要はないわ。私より優れていると思う誰かとやらせてほしい」

▼ライト級マッチ 5分3ラウンド
×オリビエ・オービン・メルシエ
○ギルバート・バーンズ
判定0-3(27-30、28-29、27-30)

勝者ギルバート・バーンズのコメント

「今回の試合が決まった時から、自分にとっていいマッチアップだと思っていたし、すべてプラン通りにいった。自分の方が強かったし、手の力も上回っている。グラウンドでは俺の方が危険だな。この階級では世界一だと真剣に思っているから、自分の力を示すチャンスがほしかったんだ。彼の忍耐力にはびっくりした。チョークをしかけて、アームバーに切り替えたんだけど、耐えられた。本当にタフな相手だったし、彼のことはとても尊敬している。勝利街道に戻れたことはうれしい。ここから自分のスキルを見せ続けていきたい。2月か3月にまた試合したいから、戦いたい人がいたら、契約するからやろうぜ」

▼女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
×ケイトリン・チョケイジアン
○ジェシカ・アイ
判定1-2(28-29、29-28、28-29)

◆勝者ジェシカ・アイのコメント

「スプリット判定と聞いた時も特に不安はなかった。どういうわけか、私の試合はどれもスプリット判定になるけど、自分が勝利を得るために十分やれていることは分かっていたから。彼女が本気で当ててきたのはサイドキックばかりで、私の方がずっとできたと思っている。ようやく自分のナチュラルな階級で成功できたわ。自分が強くて速いことは分かっているけど、適切な階級だったことが大きかったと思う。コーチたちはずっと忍耐強くいけと言ってくれた。もうわりとやってきたから、みんなが何と言うかを聞いてみないと。耳を傾けることが大事よね。タイトル挑戦か、それが次だったらいいんだけど! ヨアンナ、ワレンチナ、私がいるわよ!」

▼ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○エリアス・セオドル
×エリク・アンダース
判定2-1(29-28、28-29、29-28)

◆勝者エリアス・セオドルのコメント

「接戦だったのは分かっていたから、スプリット判定となったら、ジャッジがどんなスコアをつけているのか常に疑問だけど、勝利のために十分やれていたという実感があった。第2ラウンドは向こうが勝っていたと思うけど、第3ラウンドでかなりいけたから、勝利につながると思っていた。ジョー・ローガンが言ったように、俺はプランするにはかなりタフな相手になると思う。若い時はアマチュアのスケートボーダーになりたくて、バランスと能力はそこから転向したおかげもある。全体として、自分はまだかなり若手のファイターだと思っているから、とにかく自分をプッシュしていきたいし、成長できるようにがんばりたい。次も、ファイターとして自分が成長し、もっと自分自身を学べるような道を歩んでいきたい。そしてそれを継続する。そこから、トップまで一気に駆け抜けたいね!」

【アーリープレリム】

▼バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ブラッド・カトーナ
×マシュー・ロペス
判定3-0(30-27、29-28、29-28)

◆勝者ブラッド・カトーナのコメント

「今の自分の気分を表す言葉はたったひとつ。最高だ。カナダに戻って、カナダのファンのために戦って、今日の1勝目をプレゼントできたことは本当に特別だと思っている。ジ・アルティメット・ファイターのためにしばらく離れていたけど、やっぱり地元カナダで戦うこと以上に大きいものはない。マシューがかなりタフなヤツだってことは分かっていたし、向こうがパワーを持っていることも分かっていたけど、自分がスマートに戦いさえすれば相手がどう来ようとも対応できると思っていた。試合のペースをコントロールできたし、自分の方が速いと分かったことも本当にうれしい。それが大きかったんだと思う。全体としてはパフォーマンスにとても満足しているし、次に誰と戦いたいのか、もうちょっと時間をかけて考えておくべきだったかな。でも、自分にとって一番大事なのはUFCが戦ってほしいという相手と戦えるように備えておくことだ」

▼ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
×チャド・ラプリーズ
○ディエゴ・リマ
1ラウンド(1分37秒)KO

◆勝者ディエゴ・リマのコメント

「試合はまさにプラン通りにいったと思う。コーチたちが自分の力を信じろと言ってくれて、彼らの持っているパワーを信じたから、今日は1ラウンドで華麗なるノックアウトだ。いろんな人が俺を疑っている。みんな、俺が苦戦していた時だけしか覚えていないんだろう。だから、こういう風にできて最高の気分だ。ファイターとして成長したことを証明したいし、みんなが知っているディエゴ・リマじゃない。ショーン・シェルビー、UFC、デイナ・ホワイト、今日の試合を楽しんでくれたかな。また戻ってきたら同じことをしてみせるぜ」

▼ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ディエゴ・フェレイラ
×カイル・ネルソン
2ラウンド(1分23秒)TKO

◆勝者ディエゴ・フェレイラのコメント

「おもしろい経験だった。対戦相手が変わって、しかも3回くらい。だから、常にシャープでいないといけなかったし、自分のゲームプランをやるために方法を見いだす必要があった。(ネルソンは)タフな相手だし、しっかり準備してきていたから、ボディショットを食らって、第1ラウンドは向こうも良かったと思うけど、試合が進めば自分の備えが功を奏すと思っていたし、その通りになった。第2ラウンドでは自分の方が上回れたし、フィニッシュも決められた。目標は常にアクティブでいること、ランキングを駆け上がっていくことだ。幸い、今日はあっという間に仕事を終えられたから、次までそれほど待たなくてもいいだろう。マッチメーカーに、俺がここにいるってことを知ってもらいたい。いつでも、誰とでも戦うぜ!」

▼ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
×デビン・クラーク
○アレクサンダル・ラキッチ
1ラウンド(4分05秒)TKO

◆勝者アレクサンダル・ラキッチのコメント

「かなりいい形でショーをスタートできたんじゃないかな。こうなると思っていたけどね。ノックアウトするつもりでいたけど、もうちょっと試合は長くなると思っていた。相手を少し疲れさせられたから2ラウンド目にノックアウトかなと予想していた。アッパーカットが決まったんだと思う。ただ、第1ラウンドで試合を決めても悪いことじゃないし、本当にうれしい。UFCでは負けなしだし、10連勝だ。世界トップの1人だと思っているし、今日はそれを証明できた。オクタゴンに戻ってくる時にはトップ15の相手とやりたいけど、このスポーツは常に上っていくことが大事だと分かっているから、UFCが自分の次にふさわしいと思う人なら誰とでもやるつもりだ」

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