11月11日、中国・河北省の石家庄ホーベイ体育館にて、 ROAD FC44が開催され、日本人7選手が出場した。試合詳細は以下の通り。
（試合結果・写真提供＝ROAD FC）

▼無差別級 5分3R
○アオルコロ（中国）
[1R TKO]
×藤田和之（日本）

前日計量でアオルコロは藤田より51.4kg重い161.6kg。藤田のコールに大ブーイングが飛ぶ。地元・中国のアオルコロのコールに歓声。

1R、左構えのアオルコロ。オーソの藤田はいきなりテイクダウン狙いも切るアオルコロは圧力かけてヒザ蹴り。距離取る藤田は右フック。アオルコロは左ストレートを当てると左右で前進！ 左アッパーに藤田はヒザをマットにつき連打を浴びる。立つ藤田は金網背に。左腕で脇を差してブレーク。アオルコロが左ストレートから右フック。ダウンする藤田だが、アオルコロは慎重。立ち上がった藤田は右オーバーハンドで前に出るが、それを跳ね返したアオルコロは右ストレート！ 再びダウンした藤田にパウンド連打すると、レフェリーのハーブ・ディーンが間に入った。アオルコロは手を合わせたポーズをとると、立ち上がった藤田としっかりハグをした。藤田は12月23日に『HEAT 41』愛知県武道館大会出場が予定されているが、ダメージが懸念される。

▼ライト級トーナメント準々決勝 5分3R
○シャミール・ザフロフ（ロシア）
[判定3-0]
×アマチュシン・フーヘンフウ（モンゴル）

1R、共にオーソドックス構え。脛に右ローを打つザフロフ。さらに右前蹴り。互いに左右も左を当てるザフロフ！ さらに右ミドルも。フーヘンフウはスイッチして左ミドルも距離で外す。関節蹴り、右ミドルはザフロフ。フーヘンフウもバックキック見せる。互いに重く慎重な展開。左右で前蹴りを放つザフロフ。フーヘンフウの足の戻し際に組み付きＴＤ奪うと、フックガードのフーヘンフウに頭をアゴに押し付けていく。フーヘンフウも足効かせ下からパンチ入れる。ホーン。

2R、左ハイから入るザフロフ。詰めるフーヘンフウはバックスピンキックもそこを詰めたザフロフはまたもTD！ 下からSTアームバーを狙うフーヘンフウだが外したザフロフ。フーヘンフウは腕狙うもクローズドで背中つけてしまう。インサイドから細かく脇腹にパンチ当てるザフロフ。

3R、後が無いフーヘンフウが前へ。ザフロフは左ジャブのダブル、右の跳び前蹴りで下がらせる。振りが大きくなるフーヘンフウ。ザフロフは左ハイで重心を後ろに下げさせるとすかさずダブルレッグTD！　背中つかされるフーヘンフウは耳を両手ではたくがザフロフはフーヘンフウのエビについていく。下からオーバーフックするフーヘンフウに金網まで押し込むザフロフは腰を殺して立たせず。ハーフからパウンド入れホーン。判定へ。ザフロフが準決勝進出。

▼ライト級トーナメント準々決勝 5分3R
○下石康太（日本）
[2R 4分49秒 腕十字]
×バオ・インカン（中国）

1R、サウスポーの下石康太。オーソのバオ・インカン。じりじり詰め合い。インカンにTDフェイントから左オーバーハンドは下石！ 左ジャブ伸びるインカンは指を伸ばし注意。右インローはインカン。下石は左から右のワンツー。インカンの右ミドル潰してボディロックからTD！ そのままマウント奪う。ハーフに戻したインカンにパウンドは下石！ インカンは脇差しブリッジでリーバスするが、下石は首狙いからダブルレッグで再びTD！ 背中着かせマウントからパウンド連打！ ハーブ・ディーンは止めず。インカンが抱きつき、ホーン。

2R、喧嘩四つで前手突き合う両者。インカンは右STも下石ブロック。ワンツーもスウェイでかわす。左フック振るも牽制の下石。インカンの左に若干バランス崩すもすぐ戻す。左インローで牽制し相手の打ち終わりに腰に組み付き、手前に引きテイクダウン奪う下石！ 腰を殺す下石に首を抱えてきたインカン、そこにマウント奪う下石はマウントからハーフに自ら入りパウンドで削る。下から左で差してブリッジを狙うインカンにカウンターの腕十字を極めた下石！ うつ伏せから危険な角度で極めた。下石が準決勝進出！

▼ライト級トーナメント準々決勝 5分3R
○ホニ・トーレス（ブラジル）
[1R 4分17秒 腕十字]
×トム・サントス（ブラジル）

ライト級T準々決勝1R、共にオーソ。最初のトーレスのシングルレッグは切るサントス。遠い距離から片手伸ばしてTDを決めるトーレス！ ハーフから肩で首を殺し二重がらみ解くトーレスはSTアームバー狙い。腰上げパスすると再び手首持ちアームバー、キムラ狙いから腕十字。トーレスがベスト4へ

▼ライト級トーナメント準々決勝 5分3R
○マンスール・ベルナウイ（フランス）
[1R 2分03秒 リアネイキドチョーク]
×ムングントスズ・ナンディンエルデン（モンゴル）

1R、共にオーソ。近い距離から左ジャブ、クリンチBOXからアッパー、右フックはベルナウイ。金網詰めてダブルからシングルレッグTD。すぐにサイド、バックと奪い足を胴に三角に組み、リアネイキドチョーク。盤石のマンスール・ベルナウイがタップ奪った。ベスト4進出。

▼72kg契約 5分3R
○シャ・イーラン（中国）
[1R 3分39秒 TKO]
×SHUNYA（日本）
※ブルーノ・ミランダはビザ発給が間に合わず欠場。

▼無差別級 5分2R
○ウー・ラーハン（中国）
[1R 2分44秒 TKO]※ドクターストップ
×ワン・イーチャン（中国）

▼無差別級 5分2R
○マ・アンディン（中国）
[判定3-0]
×桑原清（日本）
※ジェイク・フンはビザ発給が間に合わず欠場。岩田啓輔のセコンドとして現地入りしていた桑原が緊急参戦。

▼女子ストロー級 5分2R
○藤野恵実（日本）
[判定2-1]
×アリーニ・サテルメイヤー（ブラジル）

▼バンタム級／5分2R＞
○ウー・ジェ（中国）
[1R 3分09秒 TKO]
×ウー・シャオロン（中国）

▼バンタム級 5分2R
△根津優太（日本）
[判定ドロー]
△バーサンクフー・ダムランプレウ（モンゴル）

▼ライト級 5分2R
○ホアン・ツェンユー（中国）
[2R 4分01秒 TKO]
×岩田啓輔（日本）

◆OFFICIAL RESULTS

Xiaomi ROAD FC 044
Saturday, November 11, 2017
Hebei Gymnasium
Shijiazhuang, China

PART 2

5 Openweight Match
Aorigele def Fujita Kazuyuki by TKO, R1

4 $1 Million Lightweight Tournament Quarterfinals Match
Shamil Zavurov def Amartuvshin Khuukhenkhuu by Unanimous Decision

3 $1 Million Lightweight Tournament Quarterfinals Match
Shimoishi Kota def Baoyincang by Submission, armbar, R2 4:49

2 $1 Million Lightweight Tournament Quarterfinals Match
Ronys Torres def Tom Santos by Submission, armbar, R1 4:17

1 $1 Million Lightweight Tournament Quarterfinals Match
Mansour Barnaoui def Nandin-Erdene by Submission, RNC, R1 2:03

PART 1

7 -71kg Catchweight Match
Sha Yilan def Imai Shunya by TKO, pounding, R1 3:39

6 Openweight
Wu Lahan def Wang Yinchuan by TKO Doctor Stoppage, R1 2:44

5 Openweight
Ma Anding def Kuwabara Kiyoshi by Unanimous Decision

4 Women's Strawweight Match
Fujino Emi def Aline Sattelmayer by Split Decision, 2:1

3 Bantamweight Match
Wu Ze def Wu Xiaolong by TKO, R1 3:09

2 Bantamweight Match
Nezu Yuta vs Baasankhuu Damlanpurev DRAW

1 Lightweight Match
Huang Zhenyue def Iwata Keisuke by TKO, R2 4:01