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なぜ統失 第8部「寛解後&非言語 催眠編」(33)故・南裕理事との出会い(5/11加筆)

前回のお話🔽

2022年11月、

「日本催眠術協会」故・南裕理事に依頼をし、

「自己催眠術マスターコース」を受講する為に東京まで赴きました。

此処で約10年前、

近県のビジネスホテルで、

謎の催眠術師「鈴木健二」に出会い、

それから経験したおかしな出来事、

此処でその「非言語催眠術」「統合失調症」の症状の追体験をする事になります。

鈴木健二との出会い⏬


※約1年半前の出来事ですので記憶から抜け落ちている場面が有ります。

故・南裕理事との出会い。

東京の南さんの事務所に、

予定時間より少し早めに到着し、

インターホンを鳴らすと、

南さんと奥様の二人が出迎えて下さいました。

事務所の中は普通に生活感の有るマンションの様な感じです。

南先生が奥様の紹介をしてくれました。

「こいつは私の妻」

「あっ、よろしくお願いします」

奥様が、近距離で僕と顔を向かい合わせ、

にらめっこの体制で僕の目を見つめて来ました。

非言語を扱う方々は「にらめっこ」が大好きなんです☺️

"何でこんな綺麗な人が南先生なんかと結婚したんだろう?"

こんな失礼な思いが頭に浮かんでしまいました。

席まで案内され、

以前、施術を受けた術者の事について、

南さんから尋ねられました。

「以前に催眠の施術を受けた経験が有るとメールに書かれてましたが、どなたでしたっけ?」

「鈴木健二って人と 日本催眠術倶楽部 の田村通章って人です」

「田村・・・あぁ、あいつは私の教え子です」

「はぁ・・・」

「もう一方は、鈴木健二でしたっけ?」

「はい。多分偽名だと思うんですけど…」

「鈴木・・・あぁ、そういえば私の教え子に鈴木ってのが居ましたよ」

「はぁ・・・」

催眠術師は人を騙して術を掛けると言うイメージが付いていたのも有り、

(鈴木健二のせいです)

この話はまるっきり信じられませんでした。

「なんかその時、催眠には掛からなかったんですけど、非言語的な物に掛かった様な感じがして…」

「非言語ねぇ…」

「非言語って一体何なんですか?」

「非言語は苫米地博士が専門だから…」
↑奥様

「あともう一人、アマチュアの方にも掛けて貰いました」

「どなたですか?」

「いや、良く知らないアマチュアの人です」

この人の事は、名刺も貰って名前も知っていたけど答えませんでした。

受講動機についての話に移りました。

「苫米地博士の本を読んで、一度深い変性意識を経験してみたくて…」

「博士繋がりだったんだ!」
↑奥様

「はい」

「催眠に掛かってみたいんだよね?」
↑奥様

「はい」

「じゃあ、早速掛けてみましょうか」
↑南先生

「親指の爪とシワ、どっちの方が見やすいですか?」

「爪」

「じゃあ、親指を立てて拳をグッっと握って」

「そのまま、親指の爪をじぃ〜っとみつめて居て下さい」

以下略…

「では手を開いてみて下さい。開けないでしょう」

普通に開きました。

「カタレプシーって仕組みを知ってたら掛からないんですかね?」

↑書籍や教材で知識だけはある。

「いや、そんな事無いですよ」

もう一度、手が開かなくなる催眠術を試されました。

やはり掛かりません。

「とりあえず先に自己催眠講座の方を始めましょうか」


次回、「自己催眠講座」


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