7月に入りこちら明石は雨は少ないものの湿度マックスでいよいよ遅ればせながらの梅雨本番かといった毎日です。

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

先日、Small Worldさんのnoteを拝見させてもらっていると、スタイル・カウンシルの話題があり、久しぶりに『Shout To The Top』を聴き懐かしんでいました。

noteってこういった懐かしい曲と再会できるのも楽しいところですね。

Small Worldさんの記事はこちら↑
記事で紹介されていたアルバム『アワ・フェイバリット・ショップ 』もめっちゃよかったです。

私は音楽大好き一家で育ったからか、小さなころから音楽が大好きで、まず最初に好きになった音楽が50～60年代のアメリカンポップス。その後ビーチボーイズやビートルズといった60年代のロック・ポップ・R＆B。ギターを弾くようになってからはレッドツェッペリンをはじめとしたハードロック系から70年代の音楽と、年を重ねるのと共に聴くジャンルや年代も幅が広がってきました。

そんな中、20代に私の中であったマイブーム、それが80’ｓ（エイティーズ）の洋楽たち。スタイル・カウンシルもそんなマイブーム時に出会ったアーティストの一つでした。

そこで一つ疑問が・・・どこでスタイル・カウンシルを知ったんだろう。色々当時のことを思い出しているとあることを思い出したんです。

「ひょっとして『Shout To The Top』って『とくダネ』のテーマソングだった時期があったんじゃなかったかなぁ！？」

『とくダネ！』とは、ついこの間、最終回を迎えた、フジテレビ系列で朝の8時から放送していた情報番組『情報プレゼンター とくダネ！』のこと。

そう思ってネットで調べてみると、やっぱり『Shout To The Top』が『とくダネ！』のテーマソングだった時期があったみたいです。

この番組のテーマソングの選曲がとにかくよかった。テーマソングは80年代あたりの洋楽から選曲されていましたが、私は80年代の音楽について、まだまだ未開拓の部分が多かったのでどの曲もとても新鮮に聴こえました。

というわけで、前置きが長くなってしまいましたが今回は、私にとって80'S（エイティーズ）洋楽ブームの火付け役となった、『情報プレゼンター とくダネ！』の歴代のテーマソング（わかる範囲で）を紹介いたします。

①Veronica（ヴェロニカ）-1989年-/Elvis Costello（エルビス・コステロ）

まずはこの曲。エルビス・コステロの『ヴェロニカ』。まだ学生だったのでのんびり毎朝番組と共に聴いていました。

なんていい曲なんだろうって思いながら番組を見ていたのですが、その時は誰の何という曲かも知らず。数年後にラジオでたまたまかかっているのを聴いてエルビス・コステロの『ヴェロニカ』という曲であることを知りました。

この曲の作曲にはエルビス・コステロと共に、ポール・マッカートニーも参加しています。その事実を知った時もビックリしました。良く聴くとコーラスワークがビートルズ（ポール）っぽい気がしますね。

歌詞は可愛いラブソングかと思いきや、認知症を患ったおばあちゃんのお話で、結構シリアスな考えさせられる歌詞となっています。初めて歌詞を読んだとき、メロディや曲のアレンジとのギャップにビックリしました。

ちなみにこの曲が『とくダネ！』初代テーマソングだったようです。

②Shout To The Top（シャウト・トゥ・ザ・トップ）-1984年-/The Style Council（スタイル・カウンシル）

そしてこの曲がSmall Worldさんの記事をきっかけに、今回『とくダネ！』のテーマソングを振り返るきっかけとなったスタイル・カウンシルの『Shout To The Top』。この曲も『ヴェロニカ』と共に私の中で『とくダネ！』のイメージも強く、調べてみると2代目のテーマソングだったようです。

軽快なピアノと心地よいストリングスの音色で始まるこの曲も、当時誰の何という曲か分からなったんですが、オシャレでスタイリッシュなサウンドに心奪われ、お気に入りの一曲となりました。

その後、スタイル・カウンシルがザ・ジャムのポール・ウェラーが結成したグループだと知った時は、ジャムとのサウンドの違いにびっくりしたことを覚えています。

③Don't Get Me Wrong（ドント・ゲット・ミー・ローング）-1986年-/Pretenders（プリテンダーズ）

この曲は以前から知っていたのですが、プリテンダーズというグループはなぜか70年代のグループだと思っていました。サウンド的に生音をうまく使った少しナチュラルな感じがそう感じさせたのかもしれませんね。

この曲も80’ｓ（エイティーズ）で大好きな曲の一つ。『とくダネ！』3代目のテーマソングだったようです。

④We Built This City（シスコはロック・シティ）-1985年-/Starship（スターシップ）

4代目のテーマソングはスターシップの『シスコはロック・シティ』。この曲もテーマソングとして使われるまで誰の何という曲か知りませんでした。

だけど軽快なアレンジとハイトーンなヴォーカルは朝の番組にはぴったりで、この曲を聴きたいがためにとりあえず8チャン（関西ではフジテレビ系列のカンテレは8チャンネルです（笑））をかけていました。

この曲の私が最も好きな部分は何といっても後半に出てくるラジオDJのコメントのような部分。単なる雰囲気なんですけど、めっちゃアメリカンな感じがして大好きです。

ちなみに歌詞は今回色々調べて分かったんですがけっこう難解な歌詞の用で明るめのポップスではありますが、ちょっとした風刺も入っているようです。

⑤Invisible Touch（インヴィジブル・タッチ）-1986年-/Genesis（ジェネシス）

フィル・コリンズ率いるジェネシスの1986年のヒットナンバー『Invisible Touch』が5代目のテーマソング。実は私はこの曲については『とくダネ！』のイメージがほとんどなく、今回noteを綴るのにあたって、調べて分かったくらいです（笑）

この曲が『とくダネ！』のテーマソングだったのは2009年～2011年とのことで、学生を卒業し、新米社会人として忙しくしていた頃なので『とくダネ！』をほとんど見ていなかったのかもしれません。

現にこれ以降ののテーマソングはあまり印象がないので私のイメージは4代目の『シスコはロック・シティ』で止まっているのかもしれません（笑）

ついでなのでさらっとこれ以降のテーマソングも紹介いたします。

⑥Heaven Is a Place on Earth（ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース）-1987年-/Belinda Carlisle（ベリンダ・カーライル）

6代目テーマソングはベリンダ・カーライルの『Heaven Is a Place on Earth』。ベリンダ・カーライルは元ゴーゴーズのボーカリストです。

『とくダネ！』とは全く関係がないエピソードですが、この曲は大学時代の部活の先輩が留学先の街でこの曲が流れているのを聴いて、帰国後、私に『誰の何という曲か分からないが、とっても気に入った曲があるんだけど、何とか分からないか？』と言われ、鼻歌を歌ってもらったら、その鼻歌が上手だったため、その曲が『Heaven Is a Place on Earth』だというのが判明したという面白いエピソードがあります。

『とくダネ！』のテーマソングのみならず、CMなどにもよく使われ日本では有名な一曲ですね。

⑦Tell Her About It（あの娘にアタック）-1983年-/Billy Joel（ビリー・ジョエル）

7代目テーマソングはビリー・ジョエルの『あの娘にアタック』。

ちなみに『あの娘にアタック』のPVの最初に出てくるのは、エド・サリバンのそっくりさん。このPVはエド・サリバンショーのパロディーとなっています。

エド・サリバンショーとは1940年代～1970年代にかけて放送されたアメリカの国民的番組で、50年代にはエルビスプレスリー、60年代にはビートルズやローリングストーンズなどのイギリスのバンド勢、70年代にはジャクソン5などもこの番組から全米でスターになりました。

ビリー・ジョエル自身もエド・サリバンショーを見て育ち、いつかこんな番組に出てみたいなぁ憧れを持っていたことからこんなPVを作ったのかもしれませんね。

なおこの曲は、アメリカンポップス大好きな私にとってビリー・ジョエルの中で最もお気に入りのアルバム『イノセント・マン』に収録されています。

60年代のR&Bやドゥワップを懐かしむようなサウンドが満載のアルバム『イノセント・マン』。このアルバム大好きで何度も聴きまくりました。
ドゥワップテイストの『The Longest Time』やモータウンテイストの『Uptown Girl』は特に有名です。

⑧Tubthumping（タブサンピング）-1997年-/Chumbawamba（チャンバワンバ）

8代目テーマソングはチャンバワンバの『Tubthumping』。これまで80年代の曲がテーマソングとして選ばれてきたのですが、この曲は90年代の曲。

この曲は唯一リアルタイムに流行ったことを知っている曲ですが、残念ながらこの曲も『とくダネ！』のイメージは私にはあまりありません。

洋楽好きの友達が良くMDウォークマンで聴いていたのが私の中でのこの曲のイメージです。ちなみに話はそれますが私が初任給で買った初めてのお買い物はMDウォークマンです（笑）

あとがき

いかがだったでしょうか。『とくダネ！』のテーマソング。ざっと並べてみると本当に名曲揃いでビックリしました。この番組から出会った曲も多々あるので、私の中で改めて思い出の番組だったんだなぁなんて思いました。

また番組を見ていた時期と自分のライフスタイルの変化が見事にオーバーラップしているのもビックリ。やっぱりあの頃はまだまだテレビが生活の中にしっかり根付いている時代だったんだなぁってしみじみ感じました。

皆さんはテレビやラジオのテーマソングで好きになった曲ってありますか？そう考えるとテレビやラジオなど垂れ流しで見たり聴いたりする文化って新しいものに出会わせてくれる、貴重な場なのかもしれんせんね。

なかなかいいやんテレビ・ラジオ！！頑張れテレビ・ラジオ！！