フットボールというスポーツを理解しないとトップに追いつくのは厳しいのでは

人を殺しにきている暑さですね。人が活動していい気温でないです。



ありがたいことに日本にいながらも、海外のフットボール事情が流れてくる現代。ありがとうインターネットなわけですが、海外の事情を知ると「あれ、何か同じスポーツをしているようで、同じじゃないかもしれん。」と思えてくるわけです。


日本では相手が存在しない!?

たぶん、どの国でもフットボール始めるのは「ボール蹴るの楽しい!」なはずです。いきなり「戦術とは…」みたいに難しい話をし始める国はないはずです。

しかし、いつまでも「ボール蹴るの楽しい!」では選手として成長するのは厳しいわけです。たぶん、次のステップに進もうと思うと指導者が介入してきます。たぶん、ここの入り口からフットボールというスポーツに対しての考え方が変わってくるのではないかと思っている。

日本の場合は、最初は個人のスキルをいかに伸ばすかという部分から取り組むように思えます。一方、現在トップを走る欧州は”フットボールとは?”という部分から取り組んでいるようです。別に座学としてやっているわけではなく、ピッチ上の練習でその部分を意識させてトレーニングをしていると思われる。

では、それによってどういう違いが生まれるのかというと、日本の場合は個々のスキルを高めて相手を上回ることで勝利を得ることができるという思考になりやすくなる。一方、欧州では自分”たち”と相手を考慮したときに「どうするのがベストなのか?」という思考になりやすいのではと思っています。

日本のやり方の場合だと、常に相手を大きく上回っていないと常勝は難しいです。少しの差だと、相手の様子を観ながら対処してくる欧州スタイルとは分が悪いです。

日本は職人気質なところが文化として根付いています。個々の鍛錬によって強さを追及することが良しとされるというか、美しいとされるというか、とにかくポジティブに思われる傾向にあります。

しかし、フットボールというスポーツの性質的にそういった鍛え方は、相性が悪いのではと思います。フットボールというスポーツを理解した上で、トレーニングを積んだ方がより実践的なのではと思います。

ジュニア年代から、相手を観てサッカーするということが当たり前の環境で育つ選手と、いかに自分を鍛えるかを一番に考えている環境とでは、今感じている差は一生埋まらないのではと思うのでした。

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