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白井妙子五泉市議会議員 政策討議ビラを読んでみる

「政策資料を読んでみる」第四回は現職の白井妙子市議の政策ビラ。



表面

プロフィール

  五泉市議会議員は2期つとめる。現在の五泉高校の前身である五泉商業高校の定時制を卒業とあり、最終学歴は高校卒業。当時、本町にあった河辺産婦人科で働きながら高校へ通ったという話もあり、若い頃は仕事に学業にと苦労されたことが伺える。
 ビラにはボランティア活動の様子が掲載されている。議員の場合、挨拶をして帰るだけというケースも多い中、トゲソの会、たわし隊、こども食堂などの各市民団体のSNS上で他のメンバーと一緒になって活動をされている様子が記録されている。
 会派はさくらクラブに所属。活動報告が年に1、2度新聞に折り込まれ、議員活動や市議会の報告、情報公開には積極的といえる。議員個人の公式SNSはなし。

裏面

白井妙子の思い

1.女性が希望をもって子育てができるまちづくり

 子育てをテーマとする文脈での「女性の視点」というキーワードは、男性も育児・子育てに参加する現代においては古く感じられる。政策課題として焦点を当てている「病後児保育の充実」「保育人材の確保支援」は女性に限られた課題ではなく、両親に関わる課題である。
 ただ、社会において次世代の価値観が提示されながらも、日本においてはジェンダーギャップが解消されていないこともまた現実である。一時的な補助金ばかりではない、子育ての実態にあったインフラの整備は歓迎されるものと言える。

 若い女性が地方を離れる理由の一つに保守的な価値観の影響も大きい。政策の実現とともに地域全体の価値観の転換が若者の定着には欠かせない要素ではないか。なお、五泉市議会は女性議員が白井議員のみ。政治におけるジェンダーギャップも五泉市議会においては課題の一つである。

2.障がい者や高齢者が安心して暮らせるまちづくり

 「障害者」というキーワードで発言者を白井議員に絞って検索しました。
平成27年の初当選の翌年に障害者差別解消法が始まったタイミングでもあり、8年間で6回に渡って障がい者の就労支援、支援の拡充などを訴えてきた。また市内の生活介護施設が定員を超えており、市外施設を利用せざる得なくなっている現状を指摘している。
課題の解消に向けて根気強く訴えを続けており、白井議員が障害者支援を重点テーマとして活動していることが伺える。

3.災害に強いまちづくり

 「災害」「防災」というキーワードで発言者を白井議員に絞って検索しました。令和元年12月定例会で通学時の安心安全という文脈で五泉市総合計画を引用した際に「災害」というキーワードが出てくるのみ。

プロフィールに消防団女性分団副分団長、防災士とあり防災意識を感じさせるが、議会での言及は無し。

4.若者達の未来のため就労支援を行います

 「就労支援」というキーワードで発言者を白井議員に絞って検索しました。障害者関連での就労支援、雇用促進について令和3年9月定例会、平成28年12月定例会にて発言している。
「次世代へつがるまちづくり」に向けた具体策については記載なし。

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