桜田義孝大臣の「ガッカリ」発言にガッカリした人々へ。

今週、最も話題となったのは、もはや“お騒がせ大臣”としてネタ化しつつあるこの方の発言だったのではないでしょうか。

桜田五輪相「ガッカリ」「下火にならないか心配」に批判コメント殺到
http://news.livedoor.com/article/detail/16012172/

日本女子競泳界のエースであり、東京五輪での活躍が期待されてきた池江璃花子選手が白血病を患い、病気療養に専念することを発表したことを受けての発言に、「あまりに無神経だ」「五輪優先主義にもほどがある」といった批判が相次ぎました。

ところが、この記者とのやりとりが全文公開されると、風向きに変化が。

「白血病」公表 桜田五輪担当相発言全文
http://www.news24.jp/articles/2019/02/13/04416996.html

桜田大臣は再三にわたって、「治療に専念してほしい」「治療を最優先にして」と語っており、一貫して池江選手の体を気遣っている様子が窺えます。にもかかわらず、「桜田五輪相、池江選手に『ガッカリ』発言」などと一部を切り取り、センセーショナルな見出しをつけて報道するマスコミに対し、今度はその姿勢を疑問視する声が噴出しています。

たしかに桜田大臣の言葉のチョイスは政治家として致命的なミスであり、これを許し難いと憤る方々の気持ちも理解できなくはないのですが、さすがに今回はハイエナのようなマスコミの手口にうまく誘導されてしまったという印象を受けないわけでもありません。

しかし、私が今回のことで最も着目しているのは、桜田大臣の「ガッカリ」発言についてでも、マスコミの姿勢についてでもありません。その後の対応で露呈した“ある事実”に仰天してしまったのです。

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