『新しいカギ』から学ぶ型にハメるオモシロさ
本当に偶然なんだけれど、テレビ付けてたまたま見た『新しいカギ』という番組。
平たく言うと、芸能人が全国さまざまな学校に行って、あらるゆ場所に隠れる。それを生徒が探す、大人のかくれんぼ番組。
これ、めちゃくちゃ面白かった。技術を駆使した隠れ場所を作り出すスタッフはもちろん、楽しそうに探す生徒たちの顔も素敵だった。
そして思ったんだよ。
やっぱり、テレビ番組は視聴者のためにあるだな。だから、視聴者を巻き込んだ企画が面白い。何十年も同じパターン。
ドリフとか、いいともとか…。視聴者参加型の番組というのは面白い。風雲たけし城とかサスケなんかもそう。
視聴者がなにかやって、芸能人が実況みたいな。ゴールデンコースなんやな。
なんで面白いのかね?それはやはり参加者=自分自身として投影しやすいし、困難を乗り越える様子は応援したくなるから、じゃないかな?!
そしてこれってさ、物語も一緒やねん!我気づいてしもたんや!!!いや、もう先人がくさるホド言ってるから今更なんだけどさ!
小説も漫画も、物語の主人公というのは読み手なんだ。
その主人公は、多くの困難に直面する。でも、立ち上がる。何度も邪魔される。でも、諦めない。そして、最後はハッピーエンドを迎える。恋愛も冒険も、そんなドキドキやトキメキの物語は楽しいよね!
そんなストーリーが売れる。
ほら、人気の出るテレビ、映画、小説、漫画。全部構造同じじゃん!若かりし頃は『型になんかハマりたくねぇよ』とか思っていたけれど、型にハメ無いから視聴者が自己投影出来ずに人気出ないんだ!!!
はぁー!!!これや!!!
異世界転生なんかもさ、きっとみんなの願望なんだよね。
今、生きてるのが面白くない。不満は無いけれどこの世界で生きることが疲れた。だけど、今まで努力で培ってきた知恵や経験は捨てたくない。
ご都合主義だけど自分を投影できる話というのが異世界転生なんだな。過去に戻って復讐も同じだ。今のまま人生戻せたら、こんな失敗はしないのになぁって表れだよね。
誰しも何者かになりたい。わたしもそう。みんな淡々と生きることに疲れてる。そんな現実逃避のひとつが異世界転生なんだろうなぁ…と、勝手に思うトラ子なのでした。
まあ普通に面白いよね。異世界モノ。最近読んだ『異世界おじさん』とか、面白い。
エンタメはやはり面白くなきゃなぁ。
腰痛作家に愛の手を(頂いたサポートは腰痛治療及び文章力向上のための書籍代として使わせて頂きます)