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29歳の私から25歳だった私に教えてあげたい5つのこと

先日、女性の人生について書いたりょかちさんのnoteを読んで以来、とても生きづらかった27歳の頃を思い出します。

今、一抜けできたわけじゃない。でも当時は本当になんかしんどい、沼に足が使っている状態で歩いているような生きづらさがありました。具体的にトラブルがあるわけじゃないのに、すごく不安定でした。

Twitterでもこう書いたけど「じゃああの時何を教えて欲しかったのか」と考えてみました。

ちなみに、自分の行く道にすでにある程度確信がある人にとっては全く役に立たない教訓だと思います。

経験も、知恵も、度胸も、自信も、お金も、仲間も、彼氏も、そして危機感もなかった当時の私への教訓です。
弱小OLが平凡でも穏やかに魔の27歳を乗り越えるために伝えたかったことです。

来たる27歳に備えるにはもっと前に準備をしなくてはならないので25歳くらいに知っておきたかったなということで、こんなタイトルになってます。

それでは本題。

①とりあえず何かを頑張れ。何もしないのは本当にあかん。

とりあえず何でもいいから頑張って何かをやり遂げることが大事です。

仕事に役立つとか何か自分の目的に合うものが見つければいいけど、もはや目的がなくてもいい。

目的を探す過程で疲弊して何もできなくなるより、とりあえず行動をして努力してやり切ることが大切。

何故かというと大人の女性になる前に他人に依存しない自己肯定感を作る必要があるから。

年齢が上がっていくにつれ、周囲の人がわざわざ口に出して褒めてくれる機会は減ります。

仕事でもモチベーションは自分で上げないといけないし、恋愛でも以前ほどお誘いがあるわけではない。

それは自分の価値が変化したのでなく、その価値を周囲でなく自分で判断しないといけなくなったから。

その時は気づかないうちにじわじわ訪れます。そして、知らず知らずのうちに不安定になっていく...。

その時に備えて、自分の価値を自分で判断する、そして必要に応じて肯定する能力が必要なのです。

その能力はどのすれば手にはいるかは、今の私でもわかりません。ただ、絶対何かを頑張ってやり切った経験は必須。

でないと、自分のことを肯定できる素材がないから。

当時の私は仕事はもちろんですが、簿記の資格やらTOIECやらを受けていました。あと、ダイエット。その経験も資格も今は何の役に立ってないし痩せても彼氏はできなかったけど、それでも何もしないよりは良かった。

その経験があって「私はやればできる子」って思えるからです。

誰に褒められなくてもいい、自分で「私はやればできる子」と肯定できるベース作りがあると、安心して魔の時代を迎えることができます。

②結婚したいか、したくないか「今」決めない。

25歳の時の私は、結婚願望0でした。

むしろ、今の旦那と付き合う27.5歳くらいまで結婚願望がありませんでした。

だから25歳の頃お世話になっていた転職エージェントの方に「私、結婚するつもりないんで、バリバリに働ける環境に転職したいんです!」と息巻いてました。

でも、これには後悔。25歳で自分の価値観を決めつけてはいけなかった。

結婚願望がなかったために彼氏を作る必要性もあまり感じず25歳から2年半彼氏を作ることなく仕事と趣味に邁進。

27歳になった頃、やっぱり結婚願望はなかったけど彼氏は欲しいと恋愛の機運が高まりました。

しかし、ブランク2年半。恋愛の始め方も、脈の見極め方も、そして大人の恋愛の空気の読み方も、まっっったく分からない。だからこそ、私の恋活はとってもみっともなく情けないものでした。

とはいいつつ、いざ彼氏ができたらまさかのまさか、スグに結婚に向けて進んでいきました。

でも、やはり結婚願望がなかったので結婚に対する知識も皆無。

もう少し価値観をオープンにしておけば、もっと情報が手に入ったのではないかと思います。

20代半ばの価値観は、自分でも驚くくらい変化します。全然好きじゃなかったことが好きになったりする。

だから、早い段階で決めつけて経験や知識を得る機会を失ってしまうのは、勿体ないどころかリスクです。

わかりやすく結婚のキーワードを使ったけど何でもそう。私の場合は恋愛・結婚でしたが、仕事とか住む場所とかもそうかも。

結婚もキャリアチェンジも引越しも簡単にはできないから。自分の価値観を決めつけて、未来の自分の可能性を奪わないように。

③出産もいつになるか分からない。だからせめて健康が大切。

結婚と交えて出産も女性にとっては重要なこと。

結婚願望がなかった私は、同様に出産願望もありませんでした。でも、想定外に結婚した今。急に子作りや出産の可能性が出てきて、すごく不安を感じています。

でも、せめて気をつけておけば良かったなと思ったことが〝健康〟。

結婚してから出産に関する情報が入ってくるようになり、妊活の体験談なども耳にすることが増えました。なかなか授からずに悩んでいる方の話も聞きます。

その辺の知識がなく不安ですが、これまで自分ごとでないのだから仕方ありません。でも、せめて健康に自信があれば少しでも不安が取り除けたのではないかと思うのです。

ただでさえよく風邪を引くし体調を崩すのに、そんな弱い身体の中に命を宿すことなんてできるのか!ずっと不摂生してたからホルモンバランス乱れがちだし...

と、今妊活をしているわけでもないのに考えるたびに不安ばかり。

これが自分のことだけなら自己責任で落としどころがあるのですが、相手のことを考えるとそうもいきません。

30目前にして身体の衰えを感じる中、健康の大切さは一層実感。

出産に関わらず全てに言えますが、健康な身体はあって困らないので大切にしておけばよかったと思っています。

④彼氏も仕事も裏切ることがあると知っておく。

「仕事は裏切らない。」

「わたしには彼がいる。」

恋愛がうまくいかないと仕事に打ち込み、仕事がうまくいかないと恋愛で承認欲求を満たそうとする時代がありました。そのときは、これだけはわたしを裏切らないと信じて突進します。

でも、仕事だって彼氏だって裏切るときがある。

裏切るという言葉を使うと語弊がありますが、どちらもそれぞれに独立した意思が働くから自分の思うようにいかないときがあります。

自分を傷つけようと悪意がなくても人の心をは自然に離れることはあるし、社会は努力だけを見て評価するわけじゃない。愛情を注いでも、その分の愛情が帰ってくる確約はないのです。

どんなに夢中になれるものでも、コントロール出来ない他者に依存してはダメ。

本当にいざというときに頼りになるのは自分だから、信頼できる自分を育てていくことが大切。今も私は育て中です。

⑤気のおけない仲間を作る

これが一番後悔していること。わたしは仲間を作ることがとても苦手でした。

役割を演じる関係性なら人並みに出来るとは思うのですが、人間対人間の付き合いを通して仲間を作ることが苦手。だから、避けてきました。

でも、27歳の頃にあった沢山の悩みを誰に相談していいか分からなくてとても辛かった。

「頼っていいよ」と言ってくださる方はいるのです。ただ、私のしょうもない悩みに相手の時間を使わせてしまうことに躊躇したし、助けてもらっても今の私には返せるものがないとも思いました。

そして何より弱みを見せて信頼を失うのが怖かったんだと思います。

そんな恐怖から抜け出せなかったのは、私が役割の中でしか関係を築いてこなかったから。

この頃の心細さは今思い出しても寒気がします。

これは本当に後悔したので、今は少しずつ仲間作りに挑戦しています。

多分こんな風に作ろうと思って出来るもんじゃないんだろうし、皆んなもっと自然にやるもんだと思うのですが、私はできないので(笑)

仲間作りが得意な周りの魅力的な友人たちを見て勉強中です。

最近は少しずつオープンマインドになって弱みを晒せるようになったので、若干ですが前に進めている気がします。

20代の若造が独りでできることなんてたかがしれている。歳を重ねれば、想像以上にしんどいことが沢山起きる。それを一人で乗り越えるなんて並大抵の能力じゃ難しい。

今25歳に戻れるなら、仕事だけじゃなく色んな面で頼れる仲間が作るように努力します。

無駄な経験なんてないけど、わざわざ苦労しなくてもいい

私は今幸せだし、大変だった過去も無意味だったとは思ってません。全ての経験のおかげで今があると思ってるので、ひどい後悔もなく今がベストだと思ってはます。

でも、それは大変なときを乗り越えるために努力した結果であって、わざわざ苦労をしなくてもいいはず。

だから、ちょっと心構えをしておけば、もっと動じずにいれたのにと小さな後悔がいくつかあるのです。この小さな教訓が、一人でもいいから謎の生きづらさに戸惑っている女性の助けになっていると嬉しいなぁ。

こんなことを書いて魔の時代を乗り越えた気でいますが、諸先輩方によればまだまだグラつく時代あるよう。そう思うと人生先が長く過ぎて軽く絶望...。

でも、どっかで楽しみな不思議な感じもしています。

きっとこの先も小さな後悔と微々たる前進を繰り返しながら一喜一憂するんだろうな。でも、この先は20代のときより周囲に仲間がいますように。

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