第五章〜物事の真理。再度ネットワークビジネスにチャレンジして解ったこと〜
2020年1月のことです。
新生活がスタートしてほぼ同時に、パンデミックが起こりました。
そう、コロナです。
(いまでこそアフターコロナでお客様は戻ってきていますが、外出自粛と巣ごもり消費で飲食業は大打撃でした。)
私は運よく事業売却によりサイドFIREを実現できていたのですが、
あの時売却していなければ今の私はどうなっていたのだろうと思うと自分のツキに感謝です。
いい時期に手放して、もしかして買われた方に迷惑だったのかもしれないと心が痛む事もあります。
多くの方に私は「運がいい」「もっている」と言われるのですが、それは事業をしていく中では紙一重だと感じています。
私は郊外でコロナの影響や打撃とは、ほぼ無縁の中で経験を生かして新天地で同じく焼き肉店をスタートさせられました。
いままでとは違い、固定費が大幅に削減できていたので私の気持ちには余裕がありました。
家族の笑顔が周りにはありました。
加えてお客様の笑顔があったのです。
2か月前にバイアウトされて(私にとっては事業売却して)いなければ…もしかしたら大変な事になっていたと思います。
感染症のせいで多くの方々が大変な目に遭われているのを横目で見ながら、申し訳ない気持ちと何かに守られているのでは?と感謝で自然と日々、手を合わせる私がいました。
図らずも、私は自宅兼店舗を自然な形で手に入れたことにより、家族と過ごす時間とお客様の笑顔、ゆとりのある仕事、すべてを手に入れていたのです。
数店舗を経営していた頃と違い、資金繰りの心配もなく、子供が小学校から帰ってきたら『おかえり』寝る時には『おやすみ』と言ってやれる生活を初めて手に入れたのです。
新生活は全て順調でした。
ある日のことです。
そんな望む幸せのすべてを手に入れた私の元に、またネットワークビジネスの話がやってきたのです。
いつもお店に来て下さるお客様からのお誘いでした。
もちろんネットワークビジネスはさんざん経験していて、酸いも甘いも理解している私は、ネットワークビジネスをやろうとは思いません。
しかしそのお客様は何度も何度も足を運んで下さり、一生懸命、ご自分のネットワークビジネスの話をされました。
(この方の何かお役に立てたら、喜んでくれるものはないか)と思うようになりました。
私がネットワークビジネスをやる事で、その方の応援ができるならと思い、やらないと決めていたのですがやってみることにしました。
(以前と違い、比較的自由で余裕のある私はこんな状況からのネットワークビジネスはもしかしたらありかもしれない。)
そんな思いがあったのかもしれません。
あれだけ嫌な思いをしたネットワークビジネスに戻る抵抗よりも、この常連様に何か役に立って何か喜んでもらいたい!という考えが勝ってしまったのです。(実際は、今の私ならさらに稼げると夢見たのかもしれないのですが・・・)
とはいえ、古くからの友人には声をかけづらく、最初はLINEに登録してある方で最近疎遠になっている方を中心に声をかけていきました。
毎日、アポがとれたらどこにでも飛んでいき、
と伝えていきました。
が、結果は想いとは裏腹に見事に惨敗。
白い目で見られたり、着信拒否をされたり、
以前よりも全く手応えがありませんでした。
その原因は私がやっていた時代より、スマホの発達により、情報を皆さんが容易に手に入れられる世の中になったからだと思います。
そうした中でもある程度の組織構築ができました。しかしふと振り返った時に前と同じようになるのでは?という恐怖が私を襲ったのです。
子供の笑顔と奥さんの笑顔と安心な世界。
しかしきちんと収支を見てみたところ、以前と同じく、赤字だったのです。
そう、昔と何も変わっていなかったのです。
ネットワークビジネスの問題は過去も今も変わってはいません。
そしてやり方も過去も今も多くの変化もない中で時代は変わっていったのです。
今や世の中は副業ブームです。
日本の労働人口6,860万人のうち、
副業やってる人と副業したい人を合算した「潜在副業人口」は4,089万人(59.6%)
さて皆さんはどれだけの方が副業を実際やられているかご存じでしょうか?
約1,000万人と言われています。
では、稼がれている方はどれだけいるのでしょうか?
約200万人しかいないのです。
(副業されている方の63%が1万円以下しか稼げてません。)
ここからが本題です。
ではどんな副業で稼いでいるのでしょうか?
■稼いでる人がやっている副業ランキング
1位クラウドソーシング系
2位仮想通貨
3位アンケート・モニター
4位ポイントサイト
5位FX
6位ライブチャット
7位株式投資
これらの【共通点】は
『お金』と『スキル』があること
もうおわかりになりましたか?
お金があり、スキルがあるごく一部の人しか稼げていないのです。
ネットワークビジネスで稼いでいる人の実態なんてなかったのです。
次にネットワークビジネスについて掘り下げてみたいと思います。
ネットワークビジネスの数字はどうなっているのでしょうか?
月収で1万円以上収入を取ってる人は上位1%といわれる世界です。
また権利収入になると言いながら、1年継続率4%とも言われています。
15年以上前からやっていて全く変わっていないどころか、かなり衰退しているのを感じざるをおえませんでした。
昔、私がスピーカーで言ってたことを未だにやっていたのです。
法律をきちんと理解もせず、誰かれなく勧誘されている会員さんを見て、私は違和感を覚えるばかりでした。(以前の私なら『今がチャンス』と声高に叫んでいたかもしれませんが・・・)
私の出した結論は、友人に言うのはやっぱり辞めようという事でした。
いや、正直言うと言えなかったというのが本音でした。
(また同じ事を繰り返すくらいならネットワークビジネスで成功なんかしなくていい。)
この(優しい素敵なトップリーダーの)常連さんに喜んで頂けるだけでいい、そんな思いがよぎりました。
伝えた方の多くの方が赤字にならないと稼げないビジネスで大切な友人を誘う事はできない。
ただ、事業がうまくいっていても経営者は常に不安と戦ってます。
コロナ禍こそ乗り切れているがうまくいき続ける保証もない
(若い頃からですが私も他の経営者さんと同じく常に『次の柱は?』と考えてます。)
そんな中で私が着目したのは、WEBを使ったビジネスでした。
SNSが発達し、今やWEBは生活の一部になっています。
しかし副業でSNSを使う方も、ほとんどがマーケティングを理解せず、リアルでやってる事をネット上で行っていました。
リアルのリストが枯渇し、SNSにやってきてニーズがない方に片っ端からDMを送り続ける日々。
これを打破できれば何か見えるかもしれない。
そういう思いで必死で毎日インターネットから情報を探していました。
探し始めて2ヶ月ほど経ったある日、気になるブログに出会ったのです。
ブログの中身も共感したのですが、
(どうしてこのブログをかけるようになったんだろう?)と。
というのも、
あるネットワークビジネスで数万人のグループを作った方が、ネットワークビジネスを辞めた理由でした。
私はブログの内容もさることながら、
『これは誰がプロデュースしているのだろう?』
『なんの為にこれをやっているのだろう?』
ここに興味をもったのです。
何か深い理由があるに違いない。
(何か新しいビジネスモデルが世の中で準備をしているような気がしてならなかったのです。)
私には運命的な出会いとなることになりました。
ネットワークビジネスが衰退していった経緯を
『何かが伸びると何かが落ちる。』
そのブログにはそう書かれていました。
時代は移り変わっていきます。
戦後の商店街が繁栄していた時代があります。
が、いまはどうでしょう。
イオンをはじめとしたショッピングモールの台頭により
もはや商店街に人はいないのです。
そのイオンですら全盛期をすぎました。
ネットショッピングの出現です。
ショッピングモールやデパートで購入するのではなく
ヤフーや楽天、AmazonといったEC(イーコマース)サイトで
購入が主流となってます。
イオンもいまやネットスーパーに力を入れており
数年で1,300億を達成この先10年で1兆円を目指す勢いです。
時代はネット。
アメリカにはGAFAMと言われる誰もが知っている企業があります。
(Google、Apple、Facebook(Meta)、Amazon、Microsoft)
しかし、その肥大化した企業も今年になって大量に解雇をしています。
Next GAFAMと言われる企業があるくらい時代の移り変わりは激しいのです。
(次なる潜んでいる仕掛けは何なんだろうか?)
ネットワークビジネスではないのは分かったのです。
誰が何を仕掛けているのか?
そこが気になって仕方がなかったのです。
ネットワークビジネスの問題は
今、誰かから口コミで物を買う事がありますか?
時代はインスタグラムなどを用いた様々なライブコマースでインフルエンサーからファンの方が商品を買う、そんな時代かもしれません。
DX(デジタルトランスフォーメーション)にCX(カスタマーエクスペリエンス)。
そう、すべてが変化していくのです。
私はそこに何が潜んでいて、何が伸びていくのかを何となく分かったような気がしました。
”地の時代から風の時代へ”
関わり方も全て変わってきています。
昔であれば、企業などに所属して力を発揮して稼ぐ時代でした(地の時代)
それがいまはどうでしょう
所属することなく、個性を重んじ、必要な時に必要な仲間と繋がりビジネスができる時代に変わってきていることはあなたも気づいていると思います(風の時代)
最近ではそういったつながりを『ダオ』ともいいます。
私の現在ですが、
関わってくれるすべての人を笑顔にする事ができる仕事ができ、
家から一歩も出ずにインターネットでも仕事ができるようになっています。
私はビジネスを大きくしたい思いはありません。
大きく稼ぎたいという思いもありません。
以前のようにどん欲にお金を追いかけることはしなくなりました。
そうしなくても稼げるし、稼ごうと思わなくても収入は増えていくのです。
誰かの犠牲にならなくてもいい。
誰かが苦しまなくていい、誰かの真似をしなくてもいいんです。
(ネットワークビジネス時代とは正反対です)
自分らしく自分の未来を想像できる。
そんな時代こそがインターネットの時代ではないのでしょうか。
次に広がっている世界が私には見えています。
あなたの悩みを伺いたいと思います。
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■プロローグ
■第一話 〜片親、DV。でも夢を追いかけた少年時代〜
■第二章 〜挫折からの初就職。社会人になってまた挫折〜
■第三章 〜いよいよネットワークビジネスの世界へ〜
■第四章 〜人生の転換期はいつも突然やってくる〜
■第五章 〜物事の真理。再度ネットワークビジネスにチャレンジして解ったこと〜
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