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ややこしくなってきたウイスキーについてまとめる

初めましてデザイナー兼バーテンダー見習いのゆ〜かです!
私のバイト先はウイスキーがメインなので色々勉強させていただいたり、飲んだりしているのですが、いかんせん手類も量も多い!あと高い!

自分の中でもややこしくなってきたので一旦書き出してみよう!ということで今回ウイスキーの基礎から一般的な部分までまとめてみました。



ウイスキーとは

ウイスキーは、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を、麦芽の酵素で糖化し、アルコール発酵させ、蒸留して得られる蒸留酒。
アルコール度数は、だいたい40度前後が一般的。

ウイスキーの種類

ウイスキーの種類は、原料や製造方法によって、大きく分けて3つ

モルトウイスキー

モルトウイスキーは、大麦麦芽のみを原料とするウイスキーです。麦芽を乾燥させる際に、ピートと呼ばれる泥炭を燃やして燻す製法が一般的です。このため、モルトウイスキーは、スモーキーな香りとコクが特徴です。
モルトウイスキーは、主にスコットランドで生産されています。スコットランドのモルトウイスキーは、産地によってさまざまな特徴があります。例えば、アイランズモルトは、海洋性気候の影響で、海の香りが感じられるウイスキーです。アイラモルトは、ピートを使った燻製の香りが強く、力強い味わいのウイスキーです。スペイサイドモルトは、フルーティーで華やかな香りが特徴のウイスキーです。

シングルモルト/ピュアモルト/ブレンデッドモルト

シングルモルトウイスキーは、1つの蒸留所(𝙸𝙽スコットランド)から製造されたモルトウイスキーです。蒸留所ごとの個性や特徴が楽しめます。

ピュアモルトウイスキーは、複数の蒸留所から製造されたモルトウイスキーをブレンドしたウイスキーです。シングルモルトウイスキーよりも、ブレンドされた原酒の個性や特徴がわかりやすくなります。

ブレンデッドモルトウイスキーは、複数の蒸留所から製造されたモルトウイスキーをブレンドしたウイスキーです。シングルモルトウイスキーやピュアモルトウイスキーよりも、より複雑で奥深い味わいを楽しむことができます。

グレーンウイスキー 

グレーンウイスキーは、トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物を原料とするウイスキーです。麦芽を乾燥させる際に、ピートを使用しないため、モルトウイスキーよりもスモーキーさは控えめです。
グレーンウイスキーは、主にアメリカで生産されています。アメリカのグレーンウイスキーは、連続式蒸留器で蒸留されるため、モルトウイスキーよりも軽快でまろやかな味わいが特徴です。

ブレンデッドウイスキー

ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキーです。モルトウイスキーの香ばしさとグレーンウイスキーの軽快さがバランスよく調和しているのが特徴です。
ブレンデッドウイスキーは、世界中で最も多く生産されているウイスキーの種類です。スコットランド、アメリカ、日本など、さまざまな国で生産されています。

スコッチウイスキー

スコッチウイスキーは、イギリス北部のスコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーの総称です。

スコッチウイスキーの定義は、イギリスの法律により次のように定められています。

  • 穀類を原料として、酵母により発酵させ、アルコール分94.8度未満で蒸溜する

  • 700L以下のオーク樽で最低3年以上熟成させる

  • 最低瓶詰めアルコール40度以上


バーボンウイスキー/テネシーウイスキー(アメリカ)

アメリカで生産されるウイスキーには、バーボンウイスキーやテネシーウイスキーなどの種類があります。
バーボンウイスキーは、トウモロコシを51%以上使用したウイスキーです。ケンタッキー州で製造されたバーボンウイスキーは、ケンタッキーバーボンと呼ばれます。

テネシーウイスキーは、バーボンウイスキーの一種ですが、蒸留後にバーボン樽で熟成させる前に、チェリーやピーナッツなどの木材を炭化させたろ過器でろ過する工程があります。

忘れちゃいけない我らがジャパニーズウイスキー!

日本のウイスキーは、ジャパニーズウイスキーと呼ばれます。日本でウイスキーの製造が始まったのは1870年頃ですが、本格的な国内生産が開始されたのは1924年のことでした。
日本のウイスキーは、スコッチウイスキーに倣って、製造方法や原料が似ています。しかし、日本の気候や風土の影響で、スコッチウイスキーとは一味違った特徴があります。
日本のウイスキーの特徴は、以下のとおりです。

  • 華やかな香り:日本のウイスキーは、ピートを使った燻製の香りが控えめで、フルーティーやフローラルな香りが特徴です。

  • まろやかな味わい:日本のウイスキーは、スコッチウイスキーに比べて、まろやかな味わいで、後味がスッキリしています。

日本のウイスキーは、世界中で高く評価されています。2014年には、サントリーの「山崎 18年」が、世界最高峰のウイスキーとして知られる「ワールド・ウイスキー・アワード」の最高賞を受賞しました。
日本のウイスキーは、シングルモルトウイスキー、ブレンデッドウイスキー、ブレンデッドモルトウイスキーの3つの種類に分けられます。
シングルモルトウイスキー
日本のシングルモルトウイスキーの代表的な銘柄は、以下のとおりです。

  • サントリー 山崎

  • サントリー 白州

  • ニッカ 余市

  • ニッカ 宮城峡

ブレンデッドウイスキー
日本のブレンデッドウイスキーの代表的な銘柄は、以下のとおりです。

  • サントリー 響

  • ニッカ 竹鶴

  • サントリー 角瓶

  • ニッカ ブラックニッカ

ブレンデッドモルトウイスキー
日本のブレンデッドモルトウイスキーの代表的な銘柄は、以下のとおりです。

  • サントリー 響 ブレンダーズチョイス

  • ニッカ ブレンダーズ スピリット

日本のウイスキーは、近年、世界的にめちゃくちゃ人気が高まっています。
もう店頭で見られないどころか数百万の値がつくものも……今後も、日本のウイスキーには期待が高まります!

ウイスキーの作り方

ウイスキーの製造工程は、大きく分けて5つです。

  1. 麦芽作り:大麦を水に浸して発芽させ、麦芽を作る。

  2. 糖化:麦芽を粉砕して、麦汁を作る。

  3. 発酵:麦汁に酵母を加えて、アルコール発酵させる。

  4. 蒸留:アルコール発酵した液を蒸留して、アルコール度数を高める。

  5. 熟成:蒸留した液を樽に入れて熟成させる。

特に熟成は、ウイスキーの味わいを大きく左右する重要な工程です。
樽の種類や熟成期間によって、さまざまな風味のウイスキーが生まれます。一般的に、熟成期間が長いほど複雑で奥深い味わいになります、そして値段が高くなります笑
ウイスキーの飲み方は、ストレート、ハイボール、水割り、ロックなど、さまざまな方法があり初心者にはハイボール(お酒のソーダ割りは一般的にハイボールと呼ばれます。)で飲むのがおすすめです。

  • ストレート:ウイスキーの本来の味わいを楽しむことができる。

  • ハイボール:ウイスキーと炭酸水を割って飲む。

  • 水割り:ウイスキーと水を割って飲む。

  • ロック:ウイスキーを氷で冷やして飲む。


何故ウイスキーは高騰しているの?

ウイスキーって最近めっちゃ高いですよね!手に入らないものも増えてきて金欠新卒にはキツイものがありますとほほ……
そこでもう一度、ところで高騰してるけどなんでなの?をおさらいしていきます!

  1. 原酒不足

ウイスキーは、熟成させるのに最低でも3年、平均でも9年、20年以上熟成させるものもあります。そのため、需要に応じて原酒を増やすことが難しいという課題があります。
近年、世界中でウイスキーの人気が高まっており、特に日本産のウイスキーは世界的に高評価を受けています。これにより、ウイスキーの需要が急増し、原酒不足が深刻化しています。

  1. インフレ

近年、世界的なインフレの影響で、原材料やエネルギーなどのコストが上昇しています。これは、ウイスキーの製造コストの上昇につながり、価格高騰に拍車をかけています。

  1. 投資目的の購入

ウイスキーは、希少性や高品質を理由に、投資対象としても人気があります。投資家による買い占めにより、需要がさらに高まり、価格高騰につながっています。
特に、日本産のウイスキーは、世界的に人気が高く、原酒不足やインフレ、投資目的の購入などの要因が重なり、価格高騰が顕著になっています。
今後、ウイスキーの価格高騰がいつまで続くかは、原酒不足やインフレなどの状況によって大きく左右されます。しかし、短期的には、価格高騰が続く可能性が高いと考えられます。

ウイスキーの人気ランキング!

高騰しているとはいえ美味しいウイスキー!
人気ランキングをデータ集計のプロ、チャットGPTに聞いてみました👀

ウイスキーの人気ランキングは、地域や年代によって異なります。ここでは2023年1月時点の、日本国内におけるウイスキーの人気ランキングをご紹介します。

シングルモルトウイスキーランキング

1位:サントリー 山崎 12年
2位:サントリー 白州 12年
3位:ニッカ 余市 12年
4位:ニッカ 宮城峡 12年
5位:サントリー 響 17年

ブレンデッドウイスキーランキング

1位:サントリー 響 ブレンダーズチョイス
2位:ニッカ ブレンダーズ スピリット
3位:サントリー 角瓶
4位:ニッカ ブラックニッカ ディープブレンド
5位:サントリー 知多

その他のランキング

1位:ジムビーム ブラック
2位:ジョニーウォーカー ブラックラベル
3位:バランタイン ファイネスト
4位:シーバスリーガル 12年
5位:メーカーズマーク

このランキングは、販売量や口コミなどのデータをもとに作成されています。

シングルモルトウイスキーの人気ランキングでは、サントリーの「山崎」と「白州」が1位と2位を占めています。どちらも、日本を代表するシングルモルトウイスキーとして、世界中で高く評価されています。
ブレンデッドウイスキーの人気ランキングでは、サントリーの「響」が1位を獲得しています。サントリーの「響」は、複数のシングルモルトウイスキーをブレンドしたプレミアムウイスキーです。
その他では、アメリカの「ジムビーム」や「ジョニーウォーカー」などの定番銘柄が人気を集めています。

だそうです!さすがジャパニーズウイスキー強すぎる!ランキング上位にくい込みすぎてほぼジャパニーズ、高騰するわけですね…

というわけで今回は自分の頭の中整理も兼ねてウイスキーについてお話しました!
個人的にはラフロイグが1番好きなのですが…ランクインならず🥺高い上にピートの癖がありますから仕方がないですね
とはいえウイスキーは、世界中で今も愛されるお酒だと言うことがわかりました!
ウイスキー好きの人もまだまだという人も色んなウイスキーを試して、ぜひ自分好みのウイスキーを探してみてくだいね!

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