はまぐり涼子の徒然映画絵日記(44)
ケン・ローチの社会と人の描き方は、ずっとブレない。
脚本家ポール・ラヴァーティーはケン・ローチの映画のために生まれてきたのかなと思う。
以前シネスイッチ銀座の上映作品でスペイン映画「オリーブの木は呼んでいる」の女性監督がラヴァーティーの奥さんと知りました。彼はそのスペイン映画でも脚本を手がけ、他の作品でも貧困や社会や地方の有様を描いていました。
とにかくケン・ローチを取り巻く製作陣が素晴らしい上に、素人や映画で描かれる環境に近い無名の人を使うところがまたリアルに観る人に届く