見出し画像

ハラスメントを自分ごとで考える体験型ゲームとは

昨今、パワハラ防止法が施行されたことにより、職場におけるパワハラ防止措置を講じることが義務となり、その施策としてハラスメント研修が行われています。
株式会社ハレガケでは、体験型ゲーム企画制作のノウハウを活用した研修サービスとして「ハラスメント研修 グレーゾーンゲーム」を開発しました。従来のハラスメント研修の課題として挙げられる「受動的で、つまらなくなりがち」という課題を、エンタメ体験を作るプロがエンタメ要素を用いることで解決しました。
このnoteでは、「グレーゾーンゲーム」についてご紹介します!

■ なぜハラスメント研修を行うのか

ハラスメント研修を行う理由はもちろん「ハラスメントをなくすため」です。では、なぜハラスメントをなくすことが必要なのでしょうか?
「環境の良い職場で働きたい」といった理由もありますが、組織観点で見れば「成果を出せる集団」にするために重要だからです。

ではハラスメントがない職場とはどのような状態なのでしょうか?

成果を出している集団に共通しているのは「良いコミュニケーション」が生まれていることです。
自分が相手に対して理解を示しつつ、相手も自分に対して理解を示している、相互理解の状態で行われるコミュニケーションがこれにあたります。

逆にハラスメントが横行しやすい職場では、部下を雑に扱ったり相手を軽視するような「悪いコミュニケーション」が行われています。
なので、ハラスメントを改善するには知るだけでなく、悪いコミュニケーションを減らして良いコミュニケーションがなされる職場にすることが重要です。

■ ハラスメントと感じるラインは人それぞれ

ハラスメントには「ちょっと嫌だけど許せるもの」から「この組織にいたくない。訴えてやる!」と思わせてしまうレベルのものまで大小様々なものが存在しています。そして、その言動のラインは人によって異なります。

「嫌」と思う感情すべてがハラスメントではありません。当然、仕事において厳しい伝え方をしなければならない場面もあります。
このラインを判断して適切にコミュニケーションを取れるようにするために、ハラスメントの知識を得ることも重要です。

なので、グレーゾーンゲームはコミュニケーションを改善すること知識を得ることの両方を重視してハラスメントをなくし、良いコミュニケーションが生まれる職場を作るお手伝いをします。

■ ハラスメント研修 グレーゾーンゲームの特徴とは

① グレーゾーンのハラスメントに関する対話

グレーゾーンゲームで取り扱うのは一目でハラスメントかどうか判断できるようなケースではありません。参加者自身が自分なりの結論を共有しあい、チームで結論を出す必要があるため、その過程でそれぞれの考え方や、ハラスメントとして受け取られる可能性などを深く知ることができます。

② 相手の背景への無理解から起こるハラスメント

ゲームを進めていくことで、物語内に登場する人物たちには、様々な背景があることが明らかになります。
一般的なハラスメント研修とは異なり、ハラスメントをしないように気をつけることを促すだけでなく、ハラスメントが起きない職場を作るために最も重要な人ごとの背景や事情を理解することの大切さをより強く受講者に意識づけることが可能です。

③ 加害者になってしまう可能性についても学べる

ゲーム中、物語の中のプレイヤーの後輩という設定の人物に協力依頼しなければいけない場面が訪れます。このときに、ゲーム内であるということもあり、自分が先輩であるという優位性を利用して、十分なコミュニケーションを取らずに無理難題を押し付けてしまうといった事態が発生します。そうすると、参加者はゲーム内で後輩に対してハラスメントの加書者となってしまいます
ゲーム終了後、各チームでの振り返りの時間を設けて、ゲーム中の行動・言動に問題がなかったかを見つめ直してもらう設計となっています。
こういった仕組みによって加害者になってしまう可能性をよりリアルに感じてもらえます。

■ ゲームでハラスメントを学ぶことができる仕組みとは

ゲーム内の物語は綿密に練り上げられており、様々な登場人物がそれぞれ背景を持っています。この背景を理解しないことでハラスメントと疑われてしまうというストーリーになっているため、相手とのコミュニケーション不足がハラスメントを起こしてしまう可能性があることを学べます。

また、物語の結末は敢えて用意しておらず、物語中にも特定の結論に至るような要素を入れていないため、三者三様の意見が生まれやすい設計となっています。これにより、従来の研修と比べて主体的にチームメイトとコミュニケーションが取りやすい設計となっています。


ご相談・ご質問などはこちらの体験型研修サービス「ミズカラ」からお気軽にお問い合わせください。

新型コロナウイルスによるイベント自粛が広がる中、ハレガケでは社会にエンタメを提供したいと考え「新しいイベントの開催方法」などを模索しています、期待としてサポートをお願いします!